藤田大雪

ギリシア哲学研究者。大阪成蹊大学准教授。 自作のGTPs「ソクラテスくん」(https…

藤田大雪

ギリシア哲学研究者。大阪成蹊大学准教授。 自作のGTPs「ソクラテスくん」(https://chat.openai.com/g/g-UYb3PlYwr-sokuratesukun)で生成した哲学対話を投稿します。詳細はプロフィール欄をご覧ください。

マガジン

  • 対話で学べるフィロソフィア

    哲学や現代思想のキーコンセプトをソクラテスが深堀りします。 記事はすべて自作のGPTs「ソクラテスくん」に書かせたものです。

  • 倫理の探究(対話で学べるフィロソフィアより)

    記事はすべて自作のGPTs「ソクラテスくん」に書かせたものです。

  • 社会の探究(対話で学べるフィロソフィアより)

    記事はすべて自作のGPTs「ソクラテスくん」に書かせたものです。

  • 言葉・知・存在の探究(対話で学べるフィロソフィアより)

    記事はすべて自作のGPTs「ソクラテスくん」に書かせたものです。

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自己紹介をかねて「対話で学べるフィロソフィア」のガイドをします

こんにちは、藤田大雪と申します。ギリシア哲学が専門で、大阪成蹊大学で哲学や文学を教えています。 noteをはじめて1週間足らずですが、すでに40編近くの哲学対話(AI…

藤田大雪
2か月前
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キュレネ派の快楽主義(アレテ)

ソクラテス:キュレネのアレテさん、ようこそ。あなたは私の弟子であったアリスティッポスの娘で、彼の教えを継承しつつも独自の視点を持っていますね。今日はあなたのキュ…

藤田大雪
5日前
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価値とは何か(デヴィッド・グレーバー)

ソクラテス: 皆さん、今日はデヴィッド・グレーバーさんという非常に興味深い人類学者をお迎えしています。グレーバーさんは価値と交換の文化的側面について研究されており…

藤田大雪
11日前
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友情の価値(アレクサンダー・ネハマス)

ソクラテス: 皆さん、本日はアレクサンダー・ネハマスさんとともに、友情の価値について議論させていただく機会を持てたことを大変嬉しく思います。ネハマスさんは、プリン…

藤田大雪
12日前
7

恥の感情(バーナード・ウィリアムズ)

ソクラテス: 今日の私の対話相手はバーナード・ウィリアムズさんです。彼は『恥と必然性』など、多くの哲学書を著しております。ウィリアムズさんは、古代ギリシャの自己観…

藤田大雪
2週間前
11

解釈学(ハンス・ゲオルク・ガダマー)

ソクラテス: 本日は、ハンス・ゲオルク・ガダマーさんと哲学的解釈学についてお話しできることを大変光栄に思います。ガダマーさんは、20世紀に最も影響力のある哲学者の一…

藤田大雪
2週間前
7

イコノロジー(エルヴィン・パノフスキー)

ソクラテス:本日はイコノロジーの概念について、その深遠な知識を持つエルヴィン・パノフスキーさんと対話を交わします。パノフスキーさんは、芸術作品に内在する意味や象…

藤田大雪
2週間前
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ウェルビーイング(マーティン・セリグマン)

ソクラテス:皆さん、今日はマーティン・セリグマンさんという著名な心理学者をお招きしています。セリグマンさんは「ポジティブ心理学」の創始者として知られており、特に…

藤田大雪
3週間前
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不条理(フランツ・カフカ)

ソクラテス: 今日はフランツ・カフカさんとお話しする機会を得られたことを、大変光栄に思います。カフカさんは、20世紀初頭のプラハを拠点に活動された作家で、現代文学に…

藤田大雪
3週間前
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意識の流れ(ジェイムズ・ジョイス)

ソクラテス: 皆さん、今日は私たちが対話を重ねる中で、文学と哲学の交わる地点について深く掘り下げていきたいと思います。特に、私たちのテーマは「意識の流れ」という技…

藤田大雪
3週間前
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パルメニデスの存在論とイデア(プラトン)

ソクラテス:プラトンさん、今日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございます。パルメニデスの存在論について、あなたの洞察を聞かせていただければと思います。彼の「…

藤田大雪
3週間前
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分人/分割可能な人格(マリリン・ストラザーン)

ソクラテス: 皆さん、今日はマリリン・ストラザーンさんという非常に興味深い思想家を紹介します。彼女は社会人類学者であり、特に「分人(partible person)」という概念…

藤田大雪
4週間前
7

魂の調和(プラトン)

ソクラテス:プラトンさん、私たちは今日、魂の調和について話し合うことになりましたね。あなたはその主題について非常に深い洞察を持っていると聞いています。まず、魂の…

藤田大雪
1か月前
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4カテゴリー存在論(E. J. ロウ)

ソクラテス: 今日はエドワード・ジョナサン・ロウさんをお迎えしています。ロウさんは現代の形而上学、特に存在論の分野で著名な哲学者です。ロウさん、今日はあなたの4カ…

藤田大雪
1か月前
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「知能指数」の発明(カート・ダンジガー)

ソクラテス:本日は、心理学の歴史に深い洞察を持つカート・ダンジガーさんと、知能指数、すなわちIQについて語り合う機会を得られたことを大変光栄に思います。ダンジガー…

藤田大雪
1か月前
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説得の技術(ゴルギアス)

ソクラテス: みなさん、今日は弁論術の大家、ゴルギアスさんと一緒に、弁論術の本質とその価値について考えていきたいと思います。ゴルギアスさんは、弁論術に関して大変…

藤田大雪
1か月前
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自己紹介をかねて「対話で学べるフィロソフィア」のガイドをします

自己紹介をかねて「対話で学べるフィロソフィア」のガイドをします

こんにちは、藤田大雪と申します。ギリシア哲学が専門で、大阪成蹊大学で哲学や文学を教えています。

noteをはじめて1週間足らずですが、すでに40編近くの哲学対話(AI作)を垂れ流してきました。ここらへんで自己紹介をかねて、

・なぜAI作品をつくるようになったのか
・どうやって作品をつくっているのか
・作品ガイド

を説明しておきたいと思います。シンプルに「対話で学べるフィロソフィア」の情報をお

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キュレネ派の快楽主義(アレテ)

キュレネ派の快楽主義(アレテ)

ソクラテス:キュレネのアレテさん、ようこそ。あなたは私の弟子であったアリスティッポスの娘で、彼の教えを継承しつつも独自の視点を持っていますね。今日はあなたのキュレネ派の快楽主義について議論したいと思います。まず、キュレネ派の基本的な立場を教えてください。

アレテ:もちろんです、ソクラテスさん。キュレネ派は、快楽を人間の行動の最高の目的と考えています。

ソクラテス:その根拠は何でしょうか?

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価値とは何か(デヴィッド・グレーバー)

価値とは何か(デヴィッド・グレーバー)

ソクラテス: 皆さん、今日はデヴィッド・グレーバーさんという非常に興味深い人類学者をお迎えしています。グレーバーさんは価値と交換の文化的側面について研究されており、『価値論:人類学からの総合的視座の構築』という著書でその理論を展開されています。グレーバーさん、あなたの研究で最も中心となる考えは何でしょうか?

デヴィッド・グレーバー: ありがとうございます、ソクラテスさん。私の研究の核心は、価値が

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友情の価値(アレクサンダー・ネハマス)

友情の価値(アレクサンダー・ネハマス)

ソクラテス: 皆さん、本日はアレクサンダー・ネハマスさんとともに、友情の価値について議論させていただく機会を持てたことを大変嬉しく思います。ネハマスさんは、プリンストン大学の哲学教授であり、多くの影響力のある著作をお持ちです。今日は友情がどのように私たちの人生に影響を与えるか、その深い洞察を共に探求したいと思います。

ネハマス: ソクラテスさん、このような機会をいただき、ありがとうございます。私

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恥の感情(バーナード・ウィリアムズ)

恥の感情(バーナード・ウィリアムズ)

ソクラテス: 今日の私の対話相手はバーナード・ウィリアムズさんです。彼は『恥と必然性』など、多くの哲学書を著しております。ウィリアムズさんは、古代ギリシャの自己観、責任、自由、そして恥に関する概念と、現代の倫理的意識の比較に関心を持たれています。ウィリアムズさんは、私たちが古代の人々と多くの点で異なるとしつつも、その違いは倫理生活の基本概念の転換に起因するものではないと主張しています。ウィリアムズ

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解釈学(ハンス・ゲオルク・ガダマー)

解釈学(ハンス・ゲオルク・ガダマー)

ソクラテス: 本日は、ハンス・ゲオルク・ガダマーさんと哲学的解釈学についてお話しできることを大変光栄に思います。ガダマーさんは、20世紀に最も影響力のある哲学者の一人として、特に「哲学的解釈学」の分野で大きな足跡を残されました。彼の考えは、文化的な意味を確立するための従来の科学的アプローチに疑問を投げかけ、歴史的・文化的状況が人間の理解にどのように影響するかを深く探求しました。ガダマーさん、あなた

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イコノロジー(エルヴィン・パノフスキー)

イコノロジー(エルヴィン・パノフスキー)

ソクラテス:本日はイコノロジーの概念について、その深遠な知識を持つエルヴィン・パノフスキーさんと対話を交わします。パノフスキーさんは、芸術作品に内在する意味や象徴を解き明かすイコノロジーの分野で大きな足跡を残されています。イコノロジーとは、単に美術作品を鑑賞すること以上に、その時代背景や作者の意図、文化的な象徴を読み解く学問です。パノフスキーさん、まずはイコノロジーについて、どのようにしてこの分野

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ウェルビーイング(マーティン・セリグマン)

ウェルビーイング(マーティン・セリグマン)

ソクラテス:皆さん、今日はマーティン・セリグマンさんという著名な心理学者をお招きしています。セリグマンさんは「ポジティブ心理学」の創始者として知られており、特に「ウェルビーイング(幸福感)」についての研究で広く認められています。セリグマンさん、お越しいただきありがとうございます。

マーティン・セリグマン:ソクラテスさん、このような機会をいただき、光栄です。私の研究や考えを皆さんと共有できることを

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不条理(フランツ・カフカ)

不条理(フランツ・カフカ)

ソクラテス: 今日はフランツ・カフカさんとお話しする機会を得られたことを、大変光栄に思います。カフカさんは、20世紀初頭のプラハを拠点に活動された作家で、現代文学において「不条理」というテーマを探求されていますね。カフカさんの作品には、人間存在の根底にある疎外感や無力感が色濃く反映されており、多くの読者に影響を与えています。今日はその「不条理」というテーマについて、深く掘り下げて議論できればと思い

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意識の流れ(ジェイムズ・ジョイス)

意識の流れ(ジェイムズ・ジョイス)

ソクラテス: 皆さん、今日は私たちが対話を重ねる中で、文学と哲学の交わる地点について深く掘り下げていきたいと思います。特に、私たちのテーマは「意識の流れ」という技法を用いた文学作品における内面の描写と、それが私たちの自己認識や世界の理解にどのように影響を及ぼすか、に焦点を当てます。この対話のために、20世紀初頭のアイルランド出身の著名な小説家であり詩人、ジェイムズ・ジョイスさんをお招きしました。ジ

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パルメニデスの存在論とイデア(プラトン)

パルメニデスの存在論とイデア(プラトン)

ソクラテス:プラトンさん、今日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございます。パルメニデスの存在論について、あなたの洞察を聞かせていただければと思います。彼の「あるものものはある、あらぬものはあらぬ」という主張は、哲学の基礎において重要な位置を占めていますが、この主張に対するあなたの見解を教えてください。

プラトン:ソクラテスさん、この機会を与えていただき、感謝します。確かにパルメニデスの存在論

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分人/分割可能な人格(マリリン・ストラザーン)

分人/分割可能な人格(マリリン・ストラザーン)

ソクラテス: 皆さん、今日はマリリン・ストラザーンさんという非常に興味深い思想家を紹介します。彼女は社会人類学者であり、特に「分人(partible person)」という概念について深い洞察を提供しています。これは個人が単一の統一体ではなく、さまざまな関係性や社会的文脈によって形成されるという考えです。ストラザーンさん、あなたの考える「分人」とは具体的にどのようなものでしょうか?

マリリン・ス

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魂の調和(プラトン)

魂の調和(プラトン)

ソクラテス:プラトンさん、私たちは今日、魂の調和について話し合うことになりましたね。あなたはその主題について非常に深い洞察を持っていると聞いています。まず、魂の調和とはどのようなものか、あなたの考えを教えていただけますか?

プラトン:もちろんです、ソクラテスさん。魂の調和とは、個々の部分が適切に機能し、全体として統一された状態を指します。私は、魂を理性、気概、欲望という三つの部分に分けて考えるこ

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4カテゴリー存在論(E. J. ロウ)

4カテゴリー存在論(E. J. ロウ)

ソクラテス: 今日はエドワード・ジョナサン・ロウさんをお迎えしています。ロウさんは現代の形而上学、特に存在論の分野で著名な哲学者です。ロウさん、今日はあなたの4カテゴリー存在論についてお話しいただけますか?

E. J. ロウ: もちろんです、ソクラテスさん。私の4カテゴリー存在論は、現代の存在論的議論の基礎となるべき理論です。この理論では、存在するものを対象、種、属性、モードという4つのカテゴリ

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「知能指数」の発明(カート・ダンジガー)

「知能指数」の発明(カート・ダンジガー)

ソクラテス:本日は、心理学の歴史に深い洞察を持つカート・ダンジガーさんと、知能指数、すなわちIQについて語り合う機会を得られたことを大変光栄に思います。ダンジガーさん、あなたの著作を拝読し、IQという概念がどのように発展してきたか、また、それが個人および社会に与える影響について、多くを学ばせていただきました。初めに、IQの概念がどのようにして生まれ、どのように社会に受け入れられてきたのか、あなたの

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説得の技術(ゴルギアス)

説得の技術(ゴルギアス)

ソクラテス: みなさん、今日は弁論術の大家、ゴルギアスさんと一緒に、弁論術の本質とその価値について考えていきたいと思います。ゴルギアスさんは、弁論術に関して大変深い洞察を持ち、多くの学生に教えを授けています。さて、ゴルギアスさん、弁論術とは具体的に何を意味し、それがどのように有用であるかを教えていただけますか?

ゴルギアス: ソクラテスさん、弁論術は言葉を通じて人の心を動かす技術です。それは、真

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