廃線の線路がカタカタと揺れるのは 幾年前のお別れがそこにあるから 青空が流れていく 余韻を残していく 今日はなにもがんばれなかったよ ぜんぶ君のせいだよ 水のない水…
玄関の前でなみだを拭うの パパとママの前では良い子であるため 完璧な人生 望んで守って 帰るべき場所を探しつづけて 眠れない夜にとどろくイメージ 教室で突然に暴れて…
ガラスに映る裸のふたりはjunkの人形みたい 街中みんな鋭い眼で突き刺しあう 君を守りたい クリニックの先生の言葉一つ一つを思い出して またちいさくちいさく傷ついてる…
君島くん なんだか幼子の頃にもどったみたいだね 大雨の放課後 玄関でみんなお母さんの迎え待つみたい うすのろの生活 そのしがらみ 忘れちゃいそうな 空港の駐車場 …
飛び下りるための川に橋が架かる 疑いもなく渡る午後の日 失業中の地下鉄の光 冷たくて 君の声をまた忘れてしまう 死人と会えるファミレスで僕はどんな顔 リトルリーグ…
地下鉄で潰れた イブニングドレス 憎たらしいけど可愛かったって笑う 彼はもうこれからあの人だけのもの 幸せそうな二人 瞳に焼きついてる さよなら 思い出が頭を通り…
雨のホームはパンの匂いがする 君に会いにいく レインコートは青 やわらかな発見に口笛吹いて 君に会えるまで あともう少し 1992年の音楽を 聴いている 私が生まれる …
バス停で振り返りキミの部屋を探した 同じ色のカーテンに十字架が貼られてた 優しい心は全部キミが教えてくれたけど 同じ時を刻むのがこんなにも奇跡だとは 知らない 知ら…
誰もいない夜更けのそらをきみと泳いだ 遠くにかすんでいく街の明かり背にして きみは自由の鳥 そらを越え海を抱く 僕も連れて行ってよ きみの住む世界まで 欠けた月…
いつも こゝろの何処かで闇へ向かうから 君はずっとブルース 夜の 路地に消えていく 黒猫ランデヴー さよなら 届かない ぐしゃぐしゃなままで走る 走る 走る 走る 燃…
きみと一緒にいるつもりだった 一緒にいる気がしていただけだった 同じ孤独を感じてただけだった ドッチボールはいつだってそう 外野にもなれないで校庭のコンクリ 大きな…
そして今年がまた暮れていく 君は最後の仕事を片付け ビルを飛び出し駆け出していく 久寿里橋のキャンドルが揺れる 歩道に寄せた車のシルエット 見つけて君は息を吸いこむ…
真っ暗な冬の道に導かれて 優しい温度を捜している 背中越し誰かの戒め 私は私から逃げられない ごはんだよって母さんの声 遠く聞こえて 私はあなたになりたかった な…
サラダの匂いいっぱいの君のせなかにそっと寄りかかり 流れる景色ぜんぶ思い出にしたんだ いつかソウルに遊びにいこうね 約束 いまも覚えているかな 君はいまどこでなにを…
君島わさび
2022年10月14日 21:12
廃線の線路がカタカタと揺れるのは幾年前のお別れがそこにあるから青空が流れていく 余韻を残していく今日はなにもがんばれなかったよぜんぶ君のせいだよ水のない水槽で泳ぐ魚たちは自分が誰なのかさえ解らないだろう考えすぎたけど なにも変わらなくて生温い風が吹き抜けるぜんぶ知ってたみたいに青空が流れていく 余韻を残していく今日はなにもがんばれなかったよぜんぶ君のせいだよ今日
2024年6月5日 23:30
玄関の前でなみだを拭うのパパとママの前では良い子であるため完璧な人生 望んで守って帰るべき場所を探しつづけて眠れない夜にとどろくイメージ教室で突然に暴れてやるんだ!悟られないようにつぎはぎの笑顔イタンになれない異端児の笑顔完璧な人生 望んで守って帰るべき場所を失いつづけて
2024年4月17日 23:17
ガラスに映る裸のふたりはjunkの人形みたい街中みんな鋭い眼で突き刺しあう 君を守りたいクリニックの先生の言葉一つ一つを思い出してまたちいさくちいさく傷ついてる 君を守れないテレビをつけたら異国の笑顔が歪んでいるもうベッドにもぐって眠ろう したたかなナミダ流して今 アンモナイトになる水夫のない小舟 岸辺に打ち上げられて雨が降る時間が全てを曖昧にするならば 何も意味がない月
2024年4月3日 22:47
君島くん なんだか幼子の頃にもどったみたいだね大雨の放課後 玄関でみんなお母さんの迎え待つみたいうすのろの生活 そのしがらみ 忘れちゃいそうな空港の駐車場 真っ白に染ま 待合室で 君と笑ったビジョンに臨時ニュース 100年にいちど悪魔気圧まるで世紀末 そんな歳末 職員室のコーヒー蘇る旅は台無し でもブルーじゃない UFO待ち このこの 感じを捜していた 心のどこかで いつでも車
2024年3月25日 23:41
飛び下りるための川に橋が架かる 疑いもなく渡る午後の日失業中の地下鉄の光 冷たくて君の声をまた忘れてしまう死人と会えるファミレスで僕はどんな顔リトルリーグ補欠の夕暮れ 母さん泣いてる生まれてきたのがこんなでごめんね咳の出る風邪をひいた日雨が降る細胞腐ってアンモナイト大好きな先輩死んだ その日付その涙また忘れてしまうかなしい顔もうしなくていいって微笑む天使が消えた放課後
2024年3月13日 10:02
地下鉄で潰れた イブニングドレス憎たらしいけど可愛かったって笑う彼はもうこれからあの人だけのもの幸せそうな二人 瞳に焼きついてるさよなら 思い出が頭を通り過ぎる私 ほんとうに好きだったって笑うああ 階段の先 改札の向こう土砂降りの雨が降って交差点の信号機が点滅している私の恋はこれでもう終わり ほんとうにもう終わり今日はありがとうなんて言った馬鹿今日はありがとうなんて返
2024年3月12日 10:24
雨のホームはパンの匂いがする君に会いにいく レインコートは青やわらかな発見に口笛吹いて君に会えるまで あともう少し1992年の音楽を 聴いている私が生まれる ずっと前のメロディでもそれは私の胸に電流流す君に会えたなら伝えたいんだもう 泣かないで この世界には音楽があるもう 泣かないで この世界には音楽がある西棟のベッドで君は眠っている そっともう 泣かないで真実は君に
2024年2月4日 23:13
バス停で振り返りキミの部屋を探した同じ色のカーテンに十字架が貼られてた優しい心は全部キミが教えてくれたけど同じ時を刻むのがこんなにも奇跡だとは知らない 知らない 教えておいてよ知らない 知らない 僕らまた会えるね うん!帰ろう 帰ろう ふたりの家まで帰ろう 帰ろう いっしょに帰ろ黒い服の人たちが手のひらを合わせている真実を解くようにナミダを流している煙が青空にゆっくりとのぼ
2024年2月2日 14:20
誰もいない夜更けのそらをきみと泳いだ 遠くにかすんでいく街の明かり背にして きみは自由の鳥 そらを越え海を抱く僕も連れて行ってよ きみの住む世界まで 欠けた月が笑うから 僕だけが寂しかった きみと出会ったあの日に 帰ろう 帰ろう 今は遠い春の日 引き寄せられたふたり 震える硝子のような細い指を握って立ち並ぶビルの影で 行き交う人を眺めた 陽だまりに揺れる花の名前を捜して
2024年1月27日 00:43
いつも こゝろの何処かで闇へ向かうから君はずっとブルース夜の 路地に消えていく 黒猫ランデヴーさよなら 届かないぐしゃぐしゃなままで走る 走る 走る 走る燃え 尽きるまでぐしゃぐしゃに生きて生きて生きて生きて生きて そして死んじゃうの夜宙に衛星のメーデー 聞こえた気がしても立ち尽くすだけぐしゃぐしゃなままで眠る 眠る 眠る 眠る海のようにぐしゃぐしゃに生きて生きて生き
2024年1月16日 07:33
きみと一緒にいるつもりだった一緒にいる気がしていただけだった同じ孤独を感じてただけだったドッチボールはいつだってそう外野にもなれないで校庭のコンクリ大きな地図をふたりで縫ってたぐーちょきぱあで生きたり死んだりまいにち戦う相手 水たまり 追いかけてくるぼくを見てる バイバイしたってきみはピースどうして なぜ? 天才だって解けない問題をいっこや二個いやもっと抱えてる同じ孤独
2023年12月17日 15:17
そして今年がまた暮れていく君は最後の仕事を片付けビルを飛び出し駆け出していく久寿里橋のキャンドルが揺れる歩道に寄せた車のシルエット見つけて君は息を吸いこむ窓をたたいてそっと手を振る微笑む彼の瞳に尋ねるいつも一人で捜していた帰るべき場所ここにあるの?信じてみる あなたの心を縁取るように指でなぞった最終ベルに急ぐ人たち埠頭の空にまたたく粉雪 ボンネットをすべるガス灯の
2023年12月4日 00:35
2023年12月2日 00:04
2023年11月19日 02:16
真っ暗な冬の道に導かれて 優しい温度を捜している背中越し誰かの戒め 私は私から逃げられないごはんだよって母さんの声 遠く聞こえて私はあなたになりたかった なりたかった人間はみんな醜いものよ だけど信じてあげなさい背中越し誰かの戒め 私は私でしかない元気出せって母さんの声 遠く聞こえて私はあなたになりたかった なりたかった真横を過ぎる車のランプ 思い出全部さらってくそしてま
2023年10月18日 23:50
サラダの匂いいっぱいの君のせなかにそっと寄りかかり流れる景色ぜんぶ思い出にしたんだいつかソウルに遊びにいこうね 約束 いまも覚えているかな 君はいまどこでなにをしているのかなたそがれが舞い降りて 改札を抜ける風 ふいに胸にこみ上げて 振り返ってももう戻れないyaながい坂道の途中で あの日見つけたU.F.O.の光 その行方を今でも追いかけているんだふたりが見つけた真実 ふたりだけのえい