きみの ふうか

99年生まれ🦕和歌山県紀美野町🦕弾き語り MirachWazn

きみの ふうか

99年生まれ🦕和歌山県紀美野町🦕弾き語り MirachWazn

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記事一覧

MirachWazn

ボーカルユニット、はじめました。 みんなを長く待たせてしまって、本当にごめんね。 やっとわたしの頭の中にあった、「やってみたいけど1歩踏み出せなかった夢」が動き出…

6

Lost

他人みたいなギターと苛つく夕暮れ 大人になるにはまだ少し足りないみたいだ あんなに歌っていたのに紡ぐ言葉に時間をかけて 散らかった部屋いつか笑ってくれるかな、 画…

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みんなへ

久しぶりにnoteを開いて、少し前のわたしが書いた言葉たちをゆっくり読んでみた。今も変わらず信じていることもあれば、今はもう少し俯瞰に見えることもある。どんなにわた…

きみの ふうか
10か月前
10

「東京」

声を上げて泣いても 誰にも気づかれないような 喧騒に呑まれるただ一人 騒がしい朝 いつでもわたしを見つめていた 優しさがそばに居ないこと 憧れはずっと今でも あなたの…

きみの ふうか
11か月前
1

light、2

灯台の光が照らす海 海から見ても光るかな 時間さえ止まってしまえよ 神様、いつまでも くだらない話で君と笑っていたい あの時不意に傷ついた日々を 笑い飛ばしてくれる…

きみの ふうか
11か月前
2

音楽は辞めない

いつも心のどこかで、自分の歌は何者にもなれないと思っていて、だからどうか取り繕わないように、大きく見せたりしないように、ありのままを歌おうって、そう心がけてきた…

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わたしのこと

わたしから生まれ出たものを つらつらと発信だけしてきたけれど わたしのことはあまり話さずに来たから 少しだけわたしのことを 思いつく度更新します ききたいことがあれ…

14

スーパーヒーロー

よく分からないかもしれないけれど、 これはわたしから見たあなたの話 昔から、これはつまり出会って物心ついた頃から 本当にずっとある感覚で上手く言葉にできない 強い…

嫌なことはしない

わたしはわたしの力で出来ることの限界を 人よりよく知っていると思う やろうと思えばできるけれどやりたくないこと やれと言われればやるけれどできるならやりたくないこ…

高熱の日の夢みたいな

なにかひとつ手に入れるたび なにかひとつ失うような感覚 当たり前はもう帰らなくて 失った日々の煌めきにまだ目を細めている 長い時間目を開けていることに疲れて 瞼だ…

8月と海

トンネルを抜けた先には 空と海の青 地平線を越えて 二人だけ乗せた風に 時間よ止まれと 潮の匂いとブーゲンビリア 助手席の窓乗り出して めいいっぱい風を受けて 水しぶ…

古い夢の話

心の奥の深いところに いつからか染み付いて離れないひとりがいる 例えばあなたがくれた一枚の手紙 ノートの切れ端を簡単に折りたたんだだけの 短い手紙を未だ大切に思っ…

雨上がりの空に

例えばわたしたちは雨上がりの夕日が息を飲むほど綺麗なことを知っている。続く困難もこの先にきっと、と踏ん張ることが出来てしまう。 転んでしまっても前を向いたし、見…

step

mv作って欲しいよ、とか サブスクで聴きたい、とか 凄く嬉しい声を時々いただく 反面 mv早く作った方がいいんじゃない、とか 今どきはサブスクないとなあ、とか そういう…

照らす、音楽とあなたと

ピントが合わないままのステージ 白とオレンジが照らしだした 突き上げた拳が揺れた空気と 鼓膜に刺さる伸ばしたコード 聴きなれたイントロでも 馬鹿みたいに溢れた 半分隠…

翡翠と眼鏡

緑の海は自由に揺らいだ 風が立てる大きな音も 弄ばれた目にかかる髪も 更には確実に一歩ずつ疲労を溜め込む両足も わたしには気にならなかった 本当に気にならなかった …

MirachWazn

MirachWazn

ボーカルユニット、はじめました。

みんなを長く待たせてしまって、本当にごめんね。
やっとわたしの頭の中にあった、「やってみたいけど1歩踏み出せなかった夢」が動き出します。

嘘をついてきたわけではないけれど、どうしても1人でステージに立ったり、バンドをしてみたりという日々の中で、わたしの原点は「ふうかとかんな」という場所にあって、大好きなあの子と歌いたい気持ちが燃え尽きずに燻ったまま。

そんな

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Lost

Lost

他人みたいなギターと苛つく夕暮れ
大人になるにはまだ少し足りないみたいだ
あんなに歌っていたのに紡ぐ言葉に時間をかけて
散らかった部屋いつか笑ってくれるかな、

画面越しの君がちょっと寂しそうに見えたわけを
今更、今になって、そういう所がダメなんだなあ
開いたドアの向こうに君は居ない、いないなら
どこにいたって届くように僕が、

1番に

伝えたかったんだ
覚束無いのも中途半端も
君のせいだって

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みんなへ

みんなへ

久しぶりにnoteを開いて、少し前のわたしが書いた言葉たちをゆっくり読んでみた。今も変わらず信じていることもあれば、今はもう少し俯瞰に見えることもある。どんなにわたしが大人になっても、どの瞬間の自分もちゃんと愛していたいと思う、それは凄く難しいけれど。

わたしの生活に当たり前にあった「ライブ出演」の予定は、もう今年は数本になった。でもそれは「音楽」から離れてしまった訳ではなくて、今のわたしはほん

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「東京」

「東京」

声を上げて泣いても
誰にも気づかれないような
喧騒に呑まれるただ一人
騒がしい朝

いつでもわたしを見つめていた
優しさがそばに居ないこと
憧れはずっと今でも
あなたの歌声でした

東京、まだ好きになれないでいてごめんね
懐かしい風を待ってしまうのはきっと
まだ引き返せないから

完璧で居たいなと
誰かと比べてしまうような
空像に呑まれるただ一人
抱きしめる夜

いつでもわたしのこの目は
見たくな

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light、2

light、2

灯台の光が照らす海
海から見ても光るかな
時間さえ止まってしまえよ
神様、いつまでも
くだらない話で君と笑っていたい

あの時不意に傷ついた日々を
笑い飛ばしてくれるなら
うしろから刺されてしまわないように
何度も振り返っていいんだよって

曇り空、生ぬるい風
私たちふたりだけ
触れようと思えば触れられる距離で
溢れてしまわないように
溢れてしまわないように、居る

言わずにいた言葉の飲み込み方も

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音楽は辞めない

音楽は辞めない

いつも心のどこかで、自分の歌は何者にもなれないと思っていて、だからどうか取り繕わないように、大きく見せたりしないように、ありのままを歌おうって、そう心がけてきた。
歌う歌も、選ぶ言葉も、綺麗にしすぎないように、わたしの目で見て、わたしが本当に感じた事をそのまま歌にしようと、そういう風にやってきたけれど、正直、心身ともに疲れ切ってしまって、それはそういう風にやってきたことがしんどかった訳ではなくて、

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わたしのこと

わたしのこと

わたしから生まれ出たものを
つらつらと発信だけしてきたけれど
わたしのことはあまり話さずに来たから
少しだけわたしのことを
思いつく度更新します
ききたいことがあればおしえてね

●プロフィール
1999年生まれ
和歌山県紀美野町出身
高校の部活で音楽を始める

●好きなこと
[ 絵描くこと ]
→小さいころから絵を描くのは
ずっと好きな事のひとつ
絵を描くのが上手だった父を真似て描

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スーパーヒーロー

スーパーヒーロー

よく分からないかもしれないけれど、
これはわたしから見たあなたの話

昔から、これはつまり出会って物心ついた頃から
本当にずっとある感覚で上手く言葉にできない

強いて言うならあなたはいつも同じ色をしている
テレビや漫画の中のヒーローはみんな
太陽みたいな色をしていてそれがとてもあなたに似ている
つまりあなたも太陽の色でわたしの目には同じに見える
わかり易くあなたに命を救われたことはないし
困って

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嫌なことはしない

嫌なことはしない

わたしはわたしの力で出来ることの限界を
人よりよく知っていると思う

やろうと思えばできるけれどやりたくないこと
やれと言われればやるけれどできるならやりたくないこと

生きていく上で乗り越えなければならないと言われる
いくつかのそれから、いかに逃げるか
そんなことばかり考えている

世の中はあまり優しくなくて
逃げることは恥ずかしいだとか
辞めてしまうのは弱い人のすることだとか言って
なんだかす

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高熱の日の夢みたいな

高熱の日の夢みたいな

なにかひとつ手に入れるたび
なにかひとつ失うような感覚

当たり前はもう帰らなくて
失った日々の煌めきにまだ目を細めている

長い時間目を開けていることに疲れて
瞼だけをただ閉じたい時
痛みに似た温もりが伝わって
重みが頭の中に集まる感じがする
わたしはそれを眠気だと信じて
眠りについたりもする
自然と明日がまた来るのを待っている
何も変われなかったつもりでいて
身体の中のほとんどはもう昨日とは違

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8月と海

8月と海

トンネルを抜けた先には
空と海の青
地平線を越えて
二人だけ乗せた風に
時間よ止まれと
潮の匂いとブーゲンビリア

助手席の窓乗り出して
めいいっぱい風を受けて
水しぶきが乱反射した
助手席の窓乗り出して
めいいっぱい風を受けて
君の声が聴こえる

この夏を、この夏を、
この夏を終わらせないように
この匂いと、この感触を
また来る夏まで握りしめていよう

夏空の花火は消えて
浴衣の人混みはもう無い

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古い夢の話

古い夢の話

心の奥の深いところに
いつからか染み付いて離れないひとりがいる

例えばあなたがくれた一枚の手紙
ノートの切れ端を簡単に折りたたんだだけの
短い手紙を未だ大切に思っている

あなたからいつもいい匂いがするのは
遺伝子が遠いからだと知った時
少しだけわたしは寂しくて
だけど今でも惹かれてしまうのは
そんなことが理由ではないと思う

嫌なことは忘れたいほうで
昔の記憶はほとんど消してしまった
思い返す

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雨上がりの空に

雨上がりの空に

例えばわたしたちは雨上がりの夕日が息を飲むほど綺麗なことを知っている。続く困難もこの先にきっと、と踏ん張ることが出来てしまう。

転んでしまっても前を向いたし、見失いかけても止めなかった、こんなにボロボロになったのに、どうして雨は止まないんだろう。

―過程は認められないものだと思っている。
わたしの世界には昔から、沢山勉強したから点数が悪くても仕方ない、なんてことは無い。たくさん練習したから、本

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step

step

mv作って欲しいよ、とか
サブスクで聴きたい、とか
凄く嬉しい声を時々いただく

反面

mv早く作った方がいいんじゃない、とか
今どきはサブスクないとなあ、とか
そういう声も無いとは言えない

わたしは一歩、一歩を
すごくゆっくり踏み締めてしまう
楽しみにしてくれるあなたを
すごく長く待たせてしまうし
やっと生まれた音楽も
あなたにとって
なにかいいものでありますようにと
願うことしか出来ない

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照らす、音楽とあなたと

照らす、音楽とあなたと

ピントが合わないままのステージ
白とオレンジが照らしだした
突き上げた拳が揺れた空気と
鼓膜に刺さる伸ばしたコード
聴きなれたイントロでも
馬鹿みたいに溢れた
半分隠した顔でも
あなたの目にはどう映るだろう

そこから見える景色は一体

すこしでも長く歌っていて
すこしでも長く鳴らしていて
わたしここにいて真っ暗闇も
突き刺すストロボ響いた心臓
すこしでも長く歌っていて
すこしでも長く鳴らしていて

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翡翠と眼鏡

翡翠と眼鏡

緑の海は自由に揺らいだ
風が立てる大きな音も
弄ばれた目にかかる髪も
更には確実に一歩ずつ疲労を溜め込む両足も
わたしには気にならなかった
本当に気にならなかった

なにか大きな問題を
抱えているわけではなかった
知らない町で効率悪く
行ったり来たりすることを
面倒だとも思わなかった
少なからず無意識に荷物は降ろせたのだ

イヤホンから流れる音楽が
風の声に掻き消されてしまう
さっき聴いていた曲の

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