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きみの ふうか
2020年10月28日 12:21
わたしの記憶の中にどうしても頭から離れない少女がいる。わたし自身幼かった頃の記憶だから、彼女のことは少女、と呼ぶのが自然なのだけれど、どうしてもしっくり来ない。数個しか歳も離れないはずの彼女は、頭の中ではまだ小学生なのに、いつまで経っても、今のわたしよりもずっと大人びているように思う。いつも夏の匂いがする公園に新しい匂いがした。懐かしいような気がしたけれど、それが何か分からなかった。白い絵の具
2021年6月21日 08:32
心の奥の深いところにいつからか染み付いて離れないひとりがいる例えばあなたがくれた一枚の手紙ノートの切れ端を簡単に折りたたんだだけの短い手紙を未だ大切に思っているあなたからいつもいい匂いがするのは遺伝子が遠いからだと知った時少しだけわたしは寂しくてだけど今でも惹かれてしまうのはそんなことが理由ではないと思う嫌なことは忘れたいほうで昔の記憶はほとんど消してしまった思い返す