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アルコール離れは進むも「お酒の雰囲気」には価値がある? ~ノンアルコール・カクテル「MOCKTAIL(モクテル)」が注目度上昇中~

アルコール離れは進むも「お酒の雰囲気」には価値がある? ~ノンアルコール・カクテル「MOCKTAIL(モクテル)」が注目度上昇中~

アルコール市場は縮小方向へアルコール離れが語られるようになってずいぶん経ちますが、酒類の国内出荷量は、平成11年のピークから現在まで緩やかに減少を続けています。(国税庁調べ:酒レポートH31年度)
その理由としては
●年齢分布の変化
 ・最も飲酒習慣のある世代(30~60代)が高齢化し、酒量が減る。
 ・若者(20代以下)の減少により今後も飲酒習慣世代の規模が縮小。
●成人一人当たりの酒類消費量の

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羊肉がブレイク寸前! 高たんぱく低脂質が健康志向層にマッチ。

羊肉がブレイク寸前! 高たんぱく低脂質が健康志向層にマッチ。

牛豚鶏に続く“第4の肉”として羊肉ブームがじわじわと進行中。財務省の貿易統計によると、羊肉の輸入量は2016年から2018年までは3年連続で右肩上がり。羊肉を扱う東京都内の飲食店数も人気が高まり、店舗数もここ2,3年でグッと増えた印象です。ジンギスカンやラムチョップをはじめ、専門店以外でも、中華・台湾料理の店でも羊肉を扱ったメニューがあり、みなさんも羊肉料理を目にする機会が多くなっているのではない

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AIが支えるパーソナライゼーションは、より精密に、より便利に。

AIが支えるパーソナライゼーションは、より精密に、より便利に。

マーケティング用語としての「パーソナライゼーション」とは、個々の人の興味・関心・行動に合わせてサービスを最適化することです。ここ4、5年で、AIやIoTなどの技術のもとでインターネットを活用し、カスタマイズ性を強化しながら、最終商品まで顧客一人一人へ需要と供給の最適化を目指すサービスが増えています。

カスタマイズやオーダーメイドは、昔からあるサービスですが、それらが人行うサービスであるのに対し、

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「使いたい時だけ借りる」を実現するのは、借りやすさと貸しやすさ。~シェアリングサービスの拡大が加速中~

「使いたい時だけ借りる」を実現するのは、借りやすさと貸しやすさ。~シェアリングサービスの拡大が加速中~

企業や個人が持つモノやサービスをシェアする「シェアリングサービス」。シェアリングエコノミー協会の調査によると、2018年度のシェアリングエコノミー市場規模は過去最高の1兆8874億円。
2030年度には、5兆円を超えると試算されています。

ITが支えるシェアリング。今の時点で大きな割合を占めるのは、民泊、店舗、会議室などの「スペース」、洋服や鞄など「モノ」、自動車や自転車などの「移動」。
さらに

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日本の発酵食は世界に誇れる健康食。ブームを繰り返しながら、世界市場も見据えたポジションへ。

日本の発酵食は世界に誇れる健康食。ブームを繰り返しながら、世界市場も見据えたポジションへ。

日本は発酵大国。
発酵は日本の食文化の大きな特長の一つですが、近年は、ブームとして取り上げられることが多くなりました。塩麹、甘酒、ギリシャヨーグルト、糠漬けなど、ここ10年間ほどで、発酵食品が次々とクロースアップされてきました。特に発酵食品の美容と健康に対する効果や栄養価値が評価され、若い女性にとっては、美容&健康食品として定番化したとも言えます。さらに近年の健康ブームから、より広い年代にも関心が

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