ゆーらんしやなん

書き留めて置く場所にしたいと思ってはじめました。

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記事一覧

ときどきは気合いが必要

飛行機は嫌いじゃないけど、 乗り込む時と降りる時の せかせかじりじりした感じは苦手だ。 母と一緒に飛行機に乗った時のことだ。 事前チェックインをしていなかったら、…

日常を抜け出す

やっぱり旅行はいいなぁと思う。 目の前の景色やいつものルーティーンをがらりと変えてくれる。 旅行中にいつもの日常をふと振り返ってみたとき、 わたしはあまり自分を…

先生のあの手紙

わたしが忘れられないのは中学2、3年のときの担任の先生のことだ。 その先生はちょうどわたしが中学2年生に進級する春に、他校から赴任してきた。 先生の名前は加藤先生…

目をかけてつきあう

昨日から少し風邪気味だ。 朝起きた時に頭がぼーっとして熱っぽかったのと、かすかな喉の痛み、鼻水、鼻詰まりの症状があった。 洗面台の鏡に映る自分の姿を見て、 「あ…

あなたには読まれないから

今日は夫の誕生日。 夫に絶対に読まれることがないとわかっているから書きます。 あなたが生まれてきてくれて、今日まで生きてきてくれて本当にありがたいと感じます。 …

長期戦にそなえる

継続は大切だ。 そうわかっていても続けるってつくづくむずかしいと思う。 継続するためによく言われるのは、 「とりあえず毎日やると決めてしまう」 「ハードルを低く設…

暑い暑い一区切り

あっという間に2024年も4月になってしまった。 こんなふうに思うのは、 わたしのなかで年末年始の感覚が年々なくなっているからだろう。 子どもの頃、そしてまだ実家にい…

人におまかせする

姪っ子がなんでも自分でやりたがるようになってきた。 小さな体が好奇心に溢れていて、そのエネルギーの強さに驚かされる。 微笑ましくて、可愛くて、見ていて思わず口角…

ちょっと距離をとる

寝る前に1日を振り返ってみたら、 ほぼほぼ夫と会話をしていなかったと気づいた。 夫は用事があって早朝から出掛けて行って、帰って来たのは午後6時半くらい。 その後は…

それが真実かは重要ではない

2011年3月11日に起こった東日本大震災。 わたしは山形県で被災した。 その当日はただただ気が動転していて、正直なにがなんだか理解が追いつかない状態だった。 その翌日…

猫と暮らせば

猫を迎えてあっという間に2年が過ぎた。 正直自分が猫を飼うことになるなんて、まったく想像もしていなかったことだ。 そんな猫飼い初心者が猫を飼うとどうゆうことにな…

17

案ずるより産むが易し

特定の予定が入ると憂鬱になることがある。 それは私の場合、大人数だったり、すごく急だったり、拘束時間が長いものだったりする。 今日も実はちょっと苦手だなと思うこ…

捨てるのは難しい

今年に入って服を4着買った。 そんな私には、 今年こそは自分に徹底したいルールがある。 それは「服は1着買ったら1着捨てる」というものだ。 そもそも去年は失敗してし…

表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬

旅先では日頃閉じ込められている素直な感覚が自由になる。 キューバ、モンゴル、アイスランドを旅した若林さんのそれぞれの旅先での感覚が伝わってきて、 日常を手放すの…

自分の中の確認

ああ、この感じわかる。 高校生1年生の頃、それまで2年以上使っていたケータイを、念願叶って機種変更してもらえることになった。 その待ちに待った機種変更の前日、 古い…

自分と誰かの好きと嫌いと

母は家具が好きだ。 季節や行事に合わせて家の玄関やさまざまなところを飾り、ディスプレイするのが母の趣味だ。 母は和のテイストが好きで、 今回はおばさんに貰ったとい…

ときどきは気合いが必要

ときどきは気合いが必要

飛行機は嫌いじゃないけど、
乗り込む時と降りる時の
せかせかじりじりした感じは苦手だ。

母と一緒に飛行機に乗った時のことだ。

事前チェックインをしていなかったら、母と前後の席になってしまった。

母は喘息持ちで、
気圧の変化や、湿度が高かったりすると体調が悪くなる。

それに加えて、やっぱり年をとったからだろう。
忙しかったり、人混みの中を歩いたりしても
呼吸が浅くなって一気に体調が崩れてしま

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日常を抜け出す

日常を抜け出す

やっぱり旅行はいいなぁと思う。

目の前の景色やいつものルーティーンをがらりと変えてくれる。

旅行中にいつもの日常をふと振り返ってみたとき、
わたしはあまり自分をおもしろがらせるようなことをしていなかったんだなと感じることが多かった。

おろそかにしているとはちょっと違うけど、
なんだか自分をいつもすこし抑制してしまってる感じというか。

「こんなことをする自分がいたんだ」

というような、

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先生のあの手紙

先生のあの手紙

わたしが忘れられないのは中学2、3年のときの担任の先生のことだ。

その先生はちょうどわたしが中学2年生に進級する春に、他校から赴任してきた。

先生の名前は加藤先生。
担当は社会科。

加藤先生は
「皆さんで決めて下さい」が口ぐせで
いつもどこか飄々としていておもしろいので
すぐに生徒に人気の先生になった。

卒業式の最後のHRで加藤先生は、
赴任してきたばかりでクラス担任になるのは実は戸惑いも

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目をかけてつきあう

目をかけてつきあう

昨日から少し風邪気味だ。

朝起きた時に頭がぼーっとして熱っぽかったのと、かすかな喉の痛み、鼻水、鼻詰まりの症状があった。

洗面台の鏡に映る自分の姿を見て、
「あぁまたやってしまった」と思った。

これは言ってしまえば自分の体からの知らせのようなものを蔑ろにしてしまった結果なのだから。

つい1週間前まではなんか調子がいいなとウキウキしていた。
肌の調子もいいし、ヨガも出来ているし、睡眠時間もと

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あなたには読まれないから

あなたには読まれないから

今日は夫の誕生日。

夫に絶対に読まれることがないとわかっているから書きます。

あなたが生まれてきてくれて、今日まで生きてきてくれて本当にありがたいと感じます。

先週の日曜日、昼食を作ってくれたとき
あなたは猫にむかって
「君たちは僕がいないと生きられないね」と言いましたね。

「そうよ!その通り!頼りにしているよ!」と
わたしはすかさず返しました。

そしていつものように笑いあいました。

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長期戦にそなえる

長期戦にそなえる

継続は大切だ。

そうわかっていても続けるってつくづくむずかしいと思う。

継続するためによく言われるのは、
「とりあえず毎日やると決めてしまう」
「ハードルを低く設定してたとえ5分でもできるようなことをやる」
などがあると思う。

だけど実際にやってみて、
これではわたしには続けられないということがわかった。

まず、休めないことへの窮屈さを感じてしまう。

すこしの期間続けていると、
あるとき

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暑い暑い一区切り

あっという間に2024年も4月になってしまった。

こんなふうに思うのは、
わたしのなかで年末年始の感覚が年々なくなっているからだろう。

子どもの頃、そしてまだ実家にいた頃は、
年末年始はそこで「一区切り」する感覚が
今よりももっとはっきりと感じられていたなと思う。

そしてこの感覚を感じなくなってしまっている
いちばんの原因は、
わたしが四季のない国で暮らしていることだろう。

わたしが暮らし

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人におまかせする

人におまかせする

姪っ子がなんでも自分でやりたがるようになってきた。

小さな体が好奇心に溢れていて、そのエネルギーの強さに驚かされる。

微笑ましくて、可愛くて、見ていて思わず口角が上がっていくのがわかる。

そんな彼女とは対照的に、
30歳を過ぎたわたしはどんどんやらないことを増やしている。

それはここ2、3年の間で
「なんでもひと通り出来るようになろうとするのはしんどい」と、
わたしの心境が変化してきたから

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ちょっと距離をとる

ちょっと距離をとる

寝る前に1日を振り返ってみたら、
ほぼほぼ夫と会話をしていなかったと気づいた。

夫は用事があって早朝から出掛けて行って、帰って来たのは午後6時半くらい。

その後は夫の家族と夕食に行き、家に帰ってきたときには、普段からタレ目の夫の目はさらに垂れ下がり今にも閉じてしまいそうだった。

なんとかシャワーだけを済ませると夫はいつもより1時間ほど早めに寝室に向かい、
わたしがいつもの時間に寝室に来たとき

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それが真実かは重要ではない

それが真実かは重要ではない

2011年3月11日に起こった東日本大震災。
わたしは山形県で被災した。

その当日はただただ気が動転していて、正直なにがなんだか理解が追いつかない状態だった。

その翌日の3月12日、
「これは現実なんだ」と受け入れなければならなかったあの日のことが忘れられない。

まるで現実的でないような悲惨な状況を知り、
心の中が今までに感じたことがない分厚い不安と悲しみに覆われて、本当にやりきれない気持ち

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猫と暮らせば

猫と暮らせば

猫を迎えてあっという間に2年が過ぎた。

正直自分が猫を飼うことになるなんて、まったく想像もしていなかったことだ。

そんな猫飼い初心者が猫を飼うとどうゆうことになるか、どんな変化があったのか、
せっかくの猫の日なので実体験を書いてみたい。

その1
なにより猫が優先になる。

生活が猫中心の生活に変わる。それも本当にあっけなく。

私と夫の場合は、まず出掛ける頻度がぐっと減った。
お留守番でさみ

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案ずるより産むが易し

案ずるより産むが易し

特定の予定が入ると憂鬱になることがある。

それは私の場合、大人数だったり、すごく急だったり、拘束時間が長いものだったりする。

今日も実はちょっと苦手だなと思うことが予定として入っていた。

でも今日は、これを刺激だと思ってしまえれば気が楽になると気づいた。

日常は自動運転みたいだと思う。
いつも通りは平凡で安心だ。 
慣れでこなせてしまうことのなんと多いことか。

でもその反面、刺激や変化が

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捨てるのは難しい

捨てるのは難しい

今年に入って服を4着買った。

そんな私には、
今年こそは自分に徹底したいルールがある。

それは「服は1着買ったら1着捨てる」というものだ。

そもそも去年は失敗してしまった。
去年は半年を過ぎた時点で1回も服を捨てることが出来ずに、
それでもなんとか
「クローゼットの中の服の20%を処分する」という修正した目標を立てて、
12月のはじめにやっと達成したという具合だ。

話を戻そう。
私は今年改

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表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬

表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬

旅先では日頃閉じ込められている素直な感覚が自由になる。

キューバ、モンゴル、アイスランドを旅した若林さんのそれぞれの旅先での感覚が伝わってきて、
日常を手放すのは、なんて自由で、おもしろく、そして清々しいんだろう。

旅先でただ散歩するのがあんなに楽しいのは
「見たことない」に溢れているからなんだ。

目に映る見たこともない植物
どんな味がするのか想像もつかない色味のお菓子
現地の人が通う年季の

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自分の中の確認

自分の中の確認

ああ、この感じわかる。

高校生1年生の頃、それまで2年以上使っていたケータイを、念願叶って機種変更してもらえることになった。
その待ちに待った機種変更の前日、
古いケータイが名残惜しくなった私は、
なぜか送信ボックスを開いて、自分のメールを読んでいた。

真夜中まで送信メールを読んでいると、
頭がほかほかしてきて、
何度となく奥歯の方がつんとしたのを思い出した。

これを読むまでは曖昧だった、

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自分と誰かの好きと嫌いと

自分と誰かの好きと嫌いと

母は家具が好きだ。
季節や行事に合わせて家の玄関やさまざまなところを飾り、ディスプレイするのが母の趣味だ。

母は和のテイストが好きで、
今回はおばさんに貰ったという和箪笥が実家に来た。

置く場所はリビング。
そこには今まで違う箪笥があったのだが、それを今度は父の部屋に移動することになった。
その移動の際には母が頼んだ業者の人が家に来て作業する。もちろん父が家にいない間に。

母は自分の趣味のこ

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