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改めて自分の強みって何だろう?

毎日の投稿を続けるには、自己否定と自己肯定の狭間で揺れる自我を中庸に保つことが大切なのではないかと私は考えています。

そして、私にとっての中庸とは、恒常的でありながら固定されないモノだと思っています。

中庸
かたよることなく、常に変わらないこと。過不足がなく調和がとれていること。また、そのさま。
(デジタル大辞泉より抜粋)

「常に変わらないこと」とは、言葉のままに捉えるならば、普遍的で円の中心のごとく絶対的な軸と言えるでしょう。

ですが、私にとっての中庸は「ゆらぎ」があることで調和を維持しているように感じています。

一定の領域内を限定的に周期するモノ…個人的には、このような表現がしっくりきます。

「それは中庸ではない」と言われるかもしれません。

しかし、今はまだ常に変わらないモノよりも、変わる可能性を秘めているモノが望ましい。

そう考えています。

ということで、前段はこのくらいにして、今回は「自分の強みとは?」について考えてみようと思います。

最後までお付き合いいただけると幸いです。

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「自分の強み」という言葉は、薬であって毒でもある言葉だと思いませんか?

まるで、自分の強みが見つからなければ、現代社会というムリゲーはクリアできない…そんな気持ちになりませんか?

言葉には人の心を縛る力があります。

私の強みについて話す前に、あなたの強みの見つけ方を一例、ご紹介します。

ところで、あなたは自分の弱みを正確に把握していますか?

誰しも、自分の強みよりも弱みの方が見つけやすいと思うので、まずは考え方の部分から一緒に掘り下げてみましょう。

それでは「人前に出ると緊張する」を例に考えてみます。

このような弱みを把握する時、実は「5W1H」で分析することができます。

「5W1H」とは、「いつ」「どこで」「誰が」「なにを」「なぜ」「どのように」といった英語の頭文字をとった用語です。

noteは文章投稿の場ですから、多くの方が記事を作成する際に「5W1H」を意識しながら書かれているでしょう。

ですから、馴染みのあるこの技法で自己分析をしてみてはいかがでしょうか?

例えば、同じ「人前に出ると緊張する」という事象を弱みだと考えている方でも、「会社の会議で上役を前に自分の企画を発表する」機会が多くて弱みと捉えている方と、「プライベートでも引っ込み思案な性格が災いして上手に話せない」という悩みを抱えている方では違いますよね?

「会社の会議で上役を前に自分の企画を発表する」ことが弱みのケースを深掘りすると、「権威に弱い」や「自分の企画に迷いがある」「入念な準備ができたか不安」「苦手な人も会議に出席する」など、さらに細分化できると思います。

この作業を突き詰めてみると、実は全くの別モノだと思っていた複数の弱みが、一つのキーワードに集約されることがあります。

私の場合は「自分で納得できるまで考え抜けない」という弱みから、「人と話すと緊張する」や「自分に自信が持てない」「noteで記事がバズらない(笑)」という派生的な弱みが出てくるわけです。

では、この考え方を元に強みを考えて行きます。

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あなたは自己評価でも、他者からの評価でも、長所と考えられる自分の特性がありますか?

「性格」ではなく「特性」です。

特性
特有の性質。特質。
(Googleより)

私は「言葉には人の心を縛る力があります」と述べました。

自己理解や自己分析についての研究が進む中で「内発的動機づけ」に着目したテーマが増え、自己啓発などでも採り上げられるようになりました。

【内発的動機づけ】
内発的動機付けとは内面に沸き起こった興味・関心や意欲に動機づけられている状態のこと。
(下記参照リンク)

つまり、多くの人は自分の内面から強みを掘り起こそうと躍起になりすぎていませんか?ということを問いたいのです。

見えないモノを見ようとして、見えているモノが見えていないことが、あなたの強みを覆い隠しているのではないかと、私は考えています。

強みは、すでに目の前にあるかもしれないのです。

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例えば、視力が悪かったりドライアイになりがちな方がいるとします。

特性は「視力が悪い」や「ドライアイ」という間違っても強みなどではないモノです。

ですが、この特性から「人の顔を覗き込むクセがある」「潤んだ目になりやすい」という状態に陥り、「人の顔をしっかり見る」という行動につながるとします。

この行動から、結果的に「話を聴く姿勢に好感が持てる」や「初対面でも印象に残りやすい」という対人関係での強みとなる可能性が大いにあると思うのです。

要するに、今回のケースでは「5W1H」の「誰が」「なぜ」「どのように」がネガティブであっても、「いつ」「どこで」「何を」の部分はリフレーミングを行うことで強みとなるのではないでしょうか?

前述の例だと「誰が=あなたが」「なぜ=視力が悪くて」「どのように=人の顔をしっかり見る」という主観は、「いつ=勤務時間の」「どこで=面談中に」「何を=話を聴く姿勢を」という客観によって強みに変容するということです。

「内面に沸き起こった興味・関心や意欲」という内発性がなくても、自分で自覚できなくても、強みは存在しますし他者の評価が介在しているので、意識的に改善・改良できると感じます。

「他者のほうが、その人の特性を理解している」

実は、あなたのことをよく分かっているのは、あなた本人ではなく他者なのです。

他者の評価は、どんなモノでも受け止めて、強みと弱みの掘り下げに活用しましょう。

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さて、このようなことを書いている私の強みを自分で考えてみました。

他者からの評価はいろいろありますが、それらを統合すると「挫折」と「年齢」が強みだと思っています。

…どちらも先天的なモノではないのが、自分でも面白いなと思っています。

「挫折」は、経験値の蓄積だけでなく、人格の再形成を真剣に取り組むきっかけにもなりました。

また、他者共感できる領域が広まり、「アサーティブ」という他者評価もいただくようになりました。

アサーティブ
アサーティブとは、「自己主張すること」という意味です。ただし、ここでいう自己主張とは、自分の主張を一方的に述べることではなく、相手を尊重しながら適切な方法で自己表現を行うことを指します。
(下記参照リンク)

「年齢」については、若い方には伝わりにくいかもしれませんが、気にすべき点と気にしない点が年齢を軸にバランスする感覚を感じる年齢があると、個人的には考えています。

敏感さと鈍感さの両面があって、はじめて可能なコミュニケーションや立ち回りがあります。

「挫折」と掛け合わさることで、「あの頃は良かった…」などとは思わないので、前向きに生きていけるとも感じています。

あとは「挫折」も「年齢」も、エピソードトークに使えるので、ありがたやありがたや(笑)。

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いかがだったでしょうか?

少し長くなってしまいましたが、私個人は改めて自分の強みを考えたとき、ネガティブやマイナスといった経験が発端になっているように感じました。

弱みを知ったからこそ、強みに気づいた…といった感覚です。

強み・弱みは、何歳になっても自己理解するうえで、自己確認する項目だと思います。

何度も何度も考えて、悩んで、一周まわって自分の軸を強靭なモノにしていけたら、素敵だなーと思います。

冒頭、「私の中庸とは、一定の領域内を限定的に周期するモノ」と書きました。

これは、軸が揺れることでできたスキマを自分の軸を太くすることで、揺るぎない中庸になるための過程を踏んでいるのだと自分では感じています。

若くしてブレない軸があったとしても、耐久性まで優れているとは思いません。

最初はガタツキがある軸でも、軸そのものが丈夫になることで、しっかり自己理解はできると私は思います。

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ということで、最後までお読みいただきありがとうございました。

今回の投稿は以上です。

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