記事一覧
「俺が代」上演にあたり、3つの変更点
12月、STスポットにて日本国憲法を用いた『俺が代』を上演するので稽古をしている。 https://www.facebook.com/events/3417944768530381/?ref=newsfeed 2017年の劇場版初…
交わって流れた10日間 - 日中当代表演交流会 レポート
「日中(中日)当代表演交流会」というグループを組織して、第1回のイベントとしてディスカッション&ワークショップを北京・南京・上海で行ってきた。結果的に、すごくいいイベントになったのではないかと思うし、なんだか、みんなで旗揚げ公演をしたような感覚を覚えたのも嬉しい。この活動について、少し長く記したい。
(萩原雄太)
準備
たしか昨年の夏だか秋だか。僕がNYに滞在しているとき、北京の振付家・王梦
電話演劇の演技について
毎公演ごとに「今回は何をしたいか」ということを話し合いながら作品を作っているのだが、『もしもし、あわいゆくころ』では、俳優が「話す」という行為を立ち上げてみたいと思っている。
俳優は言葉を話すのだから、それは、ひとく当たり前のように聞こえる。けれども、そこには、これまで培ってきた俳優術ではたどり着けないような根本的な変更が要請されているのではないかと思う。
そもそも多くの演劇は、はじめに言葉が
「聞くこと」のインタラクション ── 『もしもし、わたしじゃないし』参加者座談会
21年2月11日〜14日、かもめマシーンではTPAMフリンジの参加作品として、『もしもし、わたしじゃないし』を上演した。2020年9月に初演されたこの作品は、今回、20ステージが行われ、20人の観客が自室や屋外など、それぞれの場所で「口」の話に耳を澄ませていた。
この作品は、電話回線を通じて1対1で上演される。それは、俳優と観客とが同じ時間・場所を共有しないという意味での特殊な体験となるのみなら