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友だちが、きゅうに、一万円札をくれた
友だちが、きゅうに、一万円札をくれた。
うれしかった。どうしようかな。お肉を食べるか、靴の中敷きを新調するか、こたつを導入するか。
いろいろ考えて、髪を切りにいった。
「年末切りにおいでよ」
ということばがなんとなく耳に残っていた。
前に切ってから一ヶ月ちょっと。髪はひきつづきよろしくくるくるしてくれていたのだけれど、おもいきって、切りにいった。
この1ヶ月ちょっとは、節目だった。死ぬ
琥珀 天浜線でモーニング
ほんの少しだけ夏の暑さが和らいだこの日、自転車に乗って出かけてみた。
途中で通りがかったのは東都筑(ひがしつづき)駅。
「えっ、ホームに入れるの?」
と、一緒に来た友だちが驚いた。
ホームの向こうには、トンネルが見える。
「うわー、ロケーション100てんまんてん!」
歩いていると、車では通り過ぎてしまうような色んなことに気づく。ジャスミンの花の香り、セミの抜け殻、その辺に転がってる石が
牙のないチャーハン・浜松「えびす」
浜松で外国料理ばかり食べるのは、自由になりたいからだと思う。
何から自由になりたいのか、と聞かれれば、それは家族だと思う。
料理と家族は深く結びついている。
「大根は煮物にする」「きゅうりはおしんこにする」
という定番の調理方法には、「手軽に旬を美味しく食べる」ために日本人が長い年月をかけて生み出してきた知恵がつまっていて、ほんとうに頭が下がるなあ・・・という感じ。
それと同時に、どこか
浜松のうなぎが高いのは
うなぎを焼く。奥にしまってあるツボのふたをあけて、タレをじゃぼんとつけて、そっとひとぬり、ふたぬり。
お待ちどう、今日のうな重です。
愛情というのは、うなぎのたれに似ている。毎日毎日継ぎ足して、人様の家のものを盗んだり、借りたり、することはできない。
うまみだけじゃない。苦味も、えぐみも、辛味もある。塩味がやたらきついのは一子相伝ゆえ、ご愛嬌。
うなぎやは一生かけて、そのタレを毎日毎日継ぎ
同じコーヒー豆を奈良川上村と東吉野村の水で淹れ比べると、村の個性が見える。
海なし県・奈良の吉野地方には、たくさんの清流がある。
それらの川は一見どれも同じだけれども、流れる水の色も、育つ川魚の味も、人の営みも、川ごとに異なる。
そんな一本一本の川の個性を、どうやったら人に伝えられるんだろう?
そこで今回は、東吉野村と川上村を流れる2つの川を訪ねて川の水を汲み、コーヒーを淹れ、飲み比べて“官能評価”を行うことに。
加えて「pH」、「水の硬度(軟水か硬水か)」、「陰
一人暮らし社会人のための、チェーン店11店舗の低糖質メニューガイド。
「就職して体重が増えた」「スーツがきつくなってきた」。会社勤めをして、どうしても外食が増えがちな日々の中で、体調を整えていく助けになればと思い、チェーン店35ブランドにおける低糖質メニューをまとめました。
低糖質をテーマに選んだ理由は、周りに低糖質に取り組む人が増えていたからです。
またチェーン店を選んだ理由は、全国どこに住んでいても、役に立ちやすい(汎用性が高い)から。ちなみに、35ブランド
「おでん」をあきらめて見つけた「えでん」のレシピ
うちのおでんは、しょぼい。
おいしいのだけれど、なんかしょぼい。
だから、何も言わずお客さんにふるまうと、おでんだと気づかれない。「今夜はおでんだよ」と家族を呼ぶ声も、どこか自信なさげだ。
おでんと聞いて、どんなイメージが浮かぶだろう。素材サイト写真ACで「おでん」と検索すると、こんな写真がヒットした。
そうそう、これがいわゆるおでんです。
でも、うちのおでんはいつもこんな感じ。
具の
奈良川上村の柿の葉寿司を「塩分」「重さ」「会話の秒数」で食べ比べてみる
奈良県に来たら、かならず食べたいものがある。
それは、柿の葉寿司。
海なし県の奈良において、三重県熊野市で水揚げされたサバに塩をふり、2日間かけて届けたことからはじまったローカルフードです。
知名度は比べものにならないけれど、「福岡へ行ったら、どの店でもいいから豚骨ラーメンを食べたい」とか「もうおなかいっぱいだけど、名古屋駅のホームできしめんをすすって帰ろ」という感覚に近いかも。
大手の柿