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つきの
2021年6月2日 13:49
元々、わたしはお世辞にも要領が良いとはいえない。縄跳びの『郵便屋さん』では、いつも入っていくタイミングがつかめない。急かされてアタフタして、やっと入っては、縄にひっかかって無様に転ける。***考えすぎてしまうのだ。考えすぎた挙句にタイミングを逸する。今だ!と思うのだけど、一瞬迷ってしまう。そうして、その迷いが決断を遅らせる。集中力も、そこで途切れる。焦りが出てきて、判断
2021年5月14日 08:38
ふと考えたのだけど、今、誰もが知る有名な昔の作家、詩人、俳人、画家などの芸術関係の方々、生きているうちに名をあげた方ってなかなかいないのだなぁと。 ***宮沢賢治もだし、石川啄木も『はたらけど はたらけど猶 わが生活(くらし)楽にならざり ぢつと手を見る』と詠んだほど。数え出せば不遇の人生のまま亡くなり、死後に評価されるというのは結構多い。そんな才能ある方々でさえ、そうなのだから、
2021年5月8日 09:25
わたしが知らないことなんて、この世には沢山ある。当たり前だけど、知っていることの方が少ないんだろうなと思う。心霊現象も未確認飛行物体や生物だって、見たことは無いし、見たくはないけど(ものすごくビビリでノミの心臓だから)でも、そんなの無いとは思わない。無神論者だが、宗教を信じる人を否定するつもりも無い。心の支柱を何に求めるかは自由だし、それが生きる力になることもあるだろうから。強引な勧誘
2021年5月6日 07:32
何かを好きになるのに理屈はいらないというが、それでもそれなりのキッカケであったり、理由はあるものだと思う。それを形として自分が認識しているかどうかは別としても。 *わたしは、どうも、ものすごく整いすぎたもの、完璧なものには、あまり惹かれないようだ。上手く言えないのだけれど、わたしにとってそういうものは何処にも引っかからずに、すーっと通り過ぎてしまう。無機質な感じがしてしまうからだろうか
2021年4月30日 23:39
昔「衝動」という詩を書いた(詩集「つきのあかり」(絶版)に収録)詩に限らず表現された”作品”は作者の手を離れた瞬間から、その解釈はそれぞれの受け手に委ねられるものだろう。今回はこの詩についての、ちょっとしたこぼれ話?的なものを書きたいと思う。***此処での「わたし」は”何もかもを壊したい衝動”に駆られている。壊して壊して壊して粉々にする(それは具体的なものというよりも抽象的な”
2021年4月28日 00:56
人には見えていることよりも、見えていないことの方が多いような気がしている。だから、想像力を持つことは大切だと思うのだ。***見えないことって自分では、なかなか気がつかない。気がついても、敢えて見えないふりをしたり、無意識に切り捨ててしまうことだってある。その方がラクだし、怖くないから。だけど、見えないことを切り捨てていくのに慣れてしまうのは、もっと怖いことじゃないだろうか?
2021年4月25日 08:09
わたしは石橋を叩いてから渡る。叩いて確かめたのに結局、渡らなかったりすることすらある。 *結局、ビビりというか、気が小さいというか、要するに臆病者なのだ。 ***冒険はしない。危ないところには近づかない。多分、RPG(ロールプレイングゲーム)の世界に居たら、街から一歩も出ずに(魔物が出るから! たとえそれがスライムだとしても!)村人A、いやその他の村人たちの一人として一生を
2021年4月23日 20:06
心の中には溢れるほどの想いが溢れているのに、言葉にできないもどかしさを、いつも感じている。***反対に、細心の注意をはらって発したはずの言葉がちゃんと伝わらずに歪曲されたりもあり、そういう時は、かなりヘコむ。これでも、かなり言葉は選んで、独りよがりの押し付けめいたものには、ならないようにしているつもりだけど、当たり前だけど誤解をよぶ事がないとはいえない。*ただ、反対に当たり障り
2021年4月21日 18:36
どうしたって忘れられないことはある。忘れたくないのに忘れてしまうことも。 ***抜けない棘みたいなチクチクや、瘡蓋になっているのに、剥がすとその傷口から、また血が吹き出てしまうもの。そんなものは、ジクジクと痛み続けて長引く。 *宝物みたいに幸せな記憶。忘れないように何度も何度も反芻するけれど、もしかしたら、あれは夢だったんじゃないかなんて、そのうち思いだす。あまりにも、遠
2021年4月20日 18:51
寄る辺ないような、頼りないような心許なさ。直視すると自分が何処にいるのかわからなくなってしまいそうになるから、いつも焦点を合わせないようにしている、そんな不安定な感覚。幼い頃から孤独感とも言える寂しさに付きまとわれていた気がする。決して愛情をかけてもらわなかったわけではなく、慈しまれて育てられたという自覚はちゃんとあるのに。それでも、この得体の知れない不安感はいつも付きまとって消えなかっ
2021年4月19日 00:14
今回は、あの手塚治虫の「火の鳥」ではなくて、松谷みよ子の創作童話「まえがみ太郎」に出てくる火の鳥の話。わたしはこの童話を幼稚園年長の頃に本で読んだのだけど(函入ハードカバーだったと記憶している)アニメにもなっていたことを後日知った。以下のあらすじは、その『NIPPON ANIMATION』のストーリー紹介より少し長くなるが引用させていただいた。 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
2021年4月17日 21:13
子供の頃は、夜はただ怖いものだった。怖がりのくせに怖いもの見たさで、ホラー漫画なんぞを読んだりするから、夜になってから後悔をする。『楳図かずお』さんの絵は未だにトラウマだ。ギャグ漫画として一世を風靡した「まことちゃん」も、わたしにとっては絵柄故に怖かった。それほどのインパクトがあるという事は凄い作家さんである証拠だろうけど。吸血鬼ドラキュラのことを知ってからは、枕元にお手製の十字架(割
2021年4月6日 23:51
怒らなくなった。泣かなくなった。諦めることを知った。全部、嘘だ。***そういう仮面を被れるようになって、それで身を守り、感情をガードすることを覚えた。それだけのこと。**怒らなくなったのではない。怒ることが怖くなって怒れなくなった。怒るという強い感情を剥き出して、ぶつけてしまったら、後始末に結局、自分が疲れてしまうだけだから。*泣かなくなったのではない。一度泣
2021年4月1日 21:10
*垢抜けないわたし*なんていうか、昔から華がなかった。地味、パッとしない、垢抜けない……言い方は違えど、要するにそういう泥臭いタイプ。できるだけ、目立たず平穏無事に生きていきたいから、それはそれでいいはずなんだけど、華やかでなくても、スッキリとスタイリッシュに生きている人には、やっぱり憧れる。無いものねだり、というヤツ。詩とかエッセイや物語にしても、わたしの書くものは”キラリと光る