21世紀の贈与循環社会
「All the free world 全てタダの世界」
家族社会の他にも、お金を必要としないもう一つの社会があります。
それは未開社会と言われる通貨交換を必要としない人々の社会です。
カオハガン島という20年前まではお金の存在しなかった社会があります。
日本人の方が島を買い取り、そこで暮らしながら島の文化を保全しようとしています。
最近少しお金が生活に入って来てるようですが、基本的な贈与循環社会は変わっていない様です。
ここには、未開社会に共通する贈与循環社会のヒントがあるように思います。
地球には、未だ文明に感化されていない、文明と距離を保って社会を持続させている人類がいます。ここに古い時代の人類の無償贈与社会の姿があります。
#カールスモーキー石井 さんが、 #アボリジニ の人達と交流した時の話で、面白いのがあります。
彼がアボリジニの人達と現地で会話をしていた時、携帯電話を脇に置いていたら隣のアボリジニが手に取って、「これはもう貴方のものじゃ無いから」と突然言って返してくれなかったと言います。
身につけれないものは誰のものでも無いというのが、彼等の常識で、身一つが自分の全財産、所有物という事です。
所有という概念すら無いのかもしれません。
私達が生きる21世紀の状況において、この無償贈与社会のシステムを学ぶ事が大切です。
では、どのように文明を無償贈与社会に適応させる事が出来るのかを考え、察知してみたいと思います。
ここで大事なのは、フィジカルに感じる事です。
その場に居て、体験するように、無償贈与社会を想像してみてください。
様々な感覚や感情が沸き起こって来ませんか?
でも想像しにくいですよね?
なんでもタダで手に入り所有欲も無い世界というのは、既成概念では理解しにくい世界です。
私がこの記述に使おうとしているは、この感覚にビジュアルを伴わせたイメージを想像して記述していく中で、システムや思考を察知する方法です。
人間は無意識に夢を見るように、思考も無意識に動きますが、常識や既成概念が強く働いている時は、幅の狭い世界観や思考から抜け出せません。
世界が贈与循環している、その場に自分を送り込む事でイメージが湧いて来ます。
そういう試みは思考的というよりは夢から思考を探る探検の様な感じですね。
私の試みも始まったばかりです。
これからイメージの記述にも入って行きます。皆さんも是非試してみて下さい。
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