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技術で架ける橋 - 安全で繋ぐ心 - 建設業外国人労働者のキャリアアップ支援


日本国内での外国人就労者の資格取得状況について、特に建設業における「玉掛け技能講習」を例にとって解説します。

1.建設業における外国人就労者の状況

日本の建設業界でも、労働力不足が深刻化しているため、外国人就労者の受け入れが進んでいます。これに伴い、外国人労働者が日本で働く上で必要な技能や資格を習得するための講習会が重要な役割を果たしています。

玉掛け技能講習とは

玉掛けとは、クレーン等の吊り上げ機械を使用して物を吊り上げる作業のことを指します。この作業を安全に行うためには、特定の技能と知識が必要であり、それを身につけるための「玉掛け技能講習」が設けられています。

この講習を受講し、試験に合格することで、玉掛け作業の資格を取得することができます。

外国人対応の講習会

外国人就労者向けには、日本語が不得手な労働者を対象とした講習会があります。

例えば、受入れ企業さまからの依頼により、重機メーカー教習所様ではベトナム語対応の玉掛け技能講習を帯広で開催出来るようにしました。



北海道内では札幌でもこのような取り組みにより、言語の壁を越えて必要な技能と知識を習得する機会を私たちも作っています。

講習会の内容と開催状況

講習会では、専門用語を含む玉掛け作業に必要な技術や安全管理について学びます。講師は専門の通訳者(私たちの職場から)を伴い、参加者が内容を理解できるように指導します。

この度の参加費は41,000円で、札幌で開催されている講習と同額です。

開催は先週、3月6日から9日にかけて開催されました。

参加者の状況

3企業から6名が参加となりました。ほかの企業さまは現場での日程が重なり、次回となりました。

日本の建設業界では、外国人就労者の技能習得と資格取得を支援するための講習会が重要な役割を果たしています。特に、言語対応講習会の開催は、外国人労働者が日本で安全に作業を行うための基礎を築く上で欠かせないものです。これらの取り組みにより、建設業界の労働力不足の解消と、外国人労働者の技能向上が期待されています。

建設業における外国人就労者の状況と安全性の重要性

日本の建設業界では、労働力不足が深刻化しており、外国人就労者の受け入れが進んでいます。しかし、建設現場は高所作業や重機械の操作など、多くの危険が潜んでおり、事故によるけがや死亡事故が後を絶ちません。

特に言語や文化の違いからくるコミュニケーションの問題は、安全管理上の大きな課題となっています。

玉掛け技能講習の重要性

玉掛け作業は、クレーン等の吊り上げ機械を使用して重い物を吊り上げる作業であり、非常に高い危険性を伴います。

不適切な操作や準備不足は、重大な事故につながる可能性があります。

このため、玉掛け作業を行うには、専門の技能と知識が必要であり、それを身につけるための「玉掛け技能講習」が設けられています。

講習会の内容

講習会では、玉掛け作業に必要な技術や安全管理について、専門用語を含めて学びます。この講習では、過去の事故事例を学び、同様の事故を防ぐための対策や安全管理の知識が教えられます。

そうです、過去に発生した事故事例を基に、どのような点に注意すべきか、事故を防ぐためにはどうすれば良いかという点が重点的に教えられます。

講師は専門の通訳を伴い、参加者が内容を理解できるように指導します。

安全対策と今後の課題

建設業界では、外国人労働者の安全教育と資格取得を通じて、労働力不足の解消と安全な作業環境の確保を目指しています。

しかし、言語や文化の違いによる課題は依然として存在し、これらを克服するための継続的な努力が求められます。

外国人労働者が安全に、かつ効率的に作業できる環境を整えることが、今後の大きな課題となっています。

2.建設業でのキャリアアップ

続いて、建設業のキャリアアップと関連させて、実習生だけでなく、特定技能1号から2号にわたるまでの安全教育と資格取得までに言及させてください。

建設業における外国人労働者のキャリアアップ、特に特定技能1号から特定技能2号への移行における安全教育と資格取得について解説します。

特定技能ビザとは

日本政府は、労働力不足が深刻な分野において外国人労働者の受け入れを拡大するため、「特定技能」ビザを設けました。このビザは、特定技能1号と特定技能2号に分かれており、建設業も対象分野の一つです。

特定技能1号から2号へのキャリアアップ

特定技能1号は、比較的単純な作業を行う外国人労働者を対象としています。一方、特定技能2号は、より専門的な知識や技術が求められる作業を行うことができ、かつ、人を指導・監督する能力がある労働者を対象としています。特定技能1号から2号への移行は、外国人労働者にとって重要なキャリアアップの機会となります。

安全教育と資格取得の重要性

特定技能1号から2号への移行には、安全教育と資格取得が重要な役割を果たします。建設業界では、作業の安全性を確保するために、高度な技術と専門知識が必要とされます。

建設業界では当たり前のことだとは、思いますが、特に、たとえば、基本の玉掛け作業のように高い危険性を伴う作業では、適切な安全教育を受け、必要な資格を取得していることが不可欠です。

安全教育の内容

安全教育では、建設現場での安全管理、事故防止策、緊急時の対応方法などが教えられます。また、過去に発生した事故事例を学び、同様の事故を防ぐための対策が重点的に扱われます。外国人労働者向けの教育では、言語の壁を越えて内容を理解できるよう、通訳を用いたり、視覚資料を多用したりすることがあります。

資格取得のプロセス

特定技能2号への移行を目指す外国人労働者は、必要な資格を取得することが求められます。これには、玉掛け技能講習のような基本的な資格から、より専門的な技術を証明する資格までが含まれます。
実は、本人のためでもあるわけです。

資格取得のためには、講習会への参加や試験の受験が必要となり、これらのプロセスを通じて、労働者は必要な知識と技術を習得します。

まとめ

実習生から特定技能1号、そして特定技能2号へのキャリアアップは、外国人労働者にとって重要なステップです。

この過程では、安全教育と資格取得がキーとなり、建設業界でのより高度な作業に従事するための基盤を築きます。

日本の建設業界における外国人労働者の安全と技術向上を支援するために、これらの教育と資格取得の機会の提供に、日本全国で注目と推進が活性化することを期待しています。


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