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あの青い屋根を抜けて
追いかけっこが好きだった
ただただ目の前の目標に向かって走り続けた
かかとは外側だけが削れて
後ろから見たらそれはレンズだった
踵
返した本は読まないままだった
感想はいつも最初と最後から抜粋した
楽しいことはいつでもその過程が
嫌いなことはいつでも始まりと終わりが
ずっとずっとその全貌だった
夏の日、傘を持たずに出た私は
土砂降りの中を大急ぎで家に向かい
タオルを用意して
言いたい時に言わせてくれ。
日が沈むと不安が強くなる
遠くが見えないから
このまま1人だ
匂いも音も感触も
なんかなんか違う気がする
だから同じ味のガムを噛む