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酒の肴におひとつどうぞ

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酒場に飲みに来た方が、なにかまかり間違って応援したいと思ってくれたときに、お席代をいただく代わりに提供できるなにかをつづっていくノートです。 気づき・つぶやき・考えたことを中心… もっと読む
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記事一覧

任せるということ

酒場の店主を月曜日と金曜日に週替わりで違う人にお願いしている。

それぞれの持ち味で場をつくられるので、非常に勉強になるし、なにより一参加者になれるので面白い。

その場を任せる、ということを最近よく考えるようになった。先駆者的に場を作り、人にパスすることが多くなってきたからかもしれない。今年で6年目になる地域おこし、も定住するつもりがなければ、できることといえば「場」を作り、引き継いでいくという

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世界に夢をはせる

「EMSの参加者をたどれば、世界一周できるんじゃない?」

今日、そんな話が出た。

その瞬間、たしかに僕の血潮は波打ち、エネルギーが高まるのを感じた。

それは、面白そうだなぁ、と、見えてなかった世界が見えたような気がした。

来年度、職業を旅人にしようと決めている。あんまり見えないかもしれないが、これでもかなりビビっているし、先行きは怖い。これだけ「型を破りたい」とか「新しいことをしたい」と言

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やってみようという雰囲気

人は、楽しいと自然と前を向く。

顔が上がり、エネルギーが湧いてくる。

すると、何かをやってみたくなる。
何かを動かしてみたくなる。
何かを考えてみたくなる。

某携帯会社のCMは、「やってみよう!」という全面の楽しさを表現したものだった。

なにかをしてみたいと思ってもらうには、楽しい場が一番なんだと思う。

楽しければ防御が解ける。防御が解ければ肩の力が抜け、腕が自由になる。

自由になった

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場を信じるということ

「教育」という仕事に携わっているので、最近企画をファシリテートすることが多くなってきた。

企画をする、でもなく、企画をこなす、でもなく、企画をファシリテートする。

主体は生徒たちだからだ。

企画をするためには、「状況」「目的」から概算して必要なものをそろえ、スケジュールを管理し、現実に合わせていくことが求められる。企画をこなすためには、主催者が何を意図して、どうしたいかを考えながら、どう回る

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その悩みを世界とつなげればいい

今回は、ベルリン国際映画祭で入選されたショートフィルムをみんなで観る酒場でした。

少年兵の問題をとらえた、日本の「平和」とコンゴの「戦争」との対比が、とらえやすく配置されたフィルムでした。
http://www.bravofilm.jp/archives/project/ninja-soldier

自分の母を殺して、兵隊に入るしかなかったコンゴのニト、8歳。人を殺しています。対して、忍者ごっこ

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関心のエッジを立てる

今日の酒場の最初と最後の話題は「関心のエッジを立てるには?」ということでした。

わくわくすることを考えていく中で、しんどくなる人がいる。
ワークグラムを行ったときに関心の点数がほとんどばらけない。

その中で出てきた関心を見つけるために大事なことは、

①体験をすること
②自分の感情を感じる事
③自分を肯定すること

という要素が挙がった。

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声を重ねる

人と話していると、同時に話すことがある。

声が重なり、「あ、どうぞ」と譲り合いが始まる。気まずい瞬間と言えば、気まずい瞬間だ。

でも、その一瞬を切り取れば「なにかが二人の心の中に同時に生じた」という瞬間でもある。

話そう!と思った瞬間が合ったのだ。

そう考えると、すこしだけロマンチックかもしれないが、素敵なことのように思えてくる。

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これからの世界の根本的価値とは?

植松努さんのブログ
https://ameblo.jp/nyg1t10/entry-12561908183.html

ちきりんさんのブログ
https://chikirin.hatenablog.com/

をシェアした、という話題からちょっとした未来の生き方の話に。二つのブログに共通しているのは「これまでの生き方では通じなくなること」「新しい価値を見出す必要があること」。

僕なりに考え、今日

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仕事だから、こそ

今日の酒場は、「人間として働くには?」という大きなテーマが根底にあったような気がする。

関心を大事にしたり、状況をよく見たり、家族のように接したり。

思いやりを第一に置いたり。

僕は、ついつい「仕事だから」という言葉を使ってしまう。

それは、

「感情を抑えて」「合理的に」「現実の状況に合わせて」

生きなさい、というときの「枕詞」だ。

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革命は、革命後の世界を先取りして行われる

とてもとても、素敵な対話だった。

「ちいさなコミュニティ」という言葉に集まった人たちが作っていた「ちいさなコミュニティ」。

人々の口から出る「コミュニティ」の意味も、形も、イメージも一致しているわけではないのに、描かれるものは一緒であった。

ちいさなコミュニティとは、すなわち、互助集団の形成。
ちいさなコミュニティとは、遊び場の創出。
ちいさなコミュニティとは、「そこにいていいんだ」という安

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視野のお話

今日は、寝落ちスタートの酒場。はっと気づいたら画面にはいつのまにやらお客さんが・・・!!呼びかけにも答えず、メッセージにも気づかず、寝てました。

それでも常連さんはさるものです。店主不在でも和気あいあいと話していました。

一旦閉店からの、ミッドナイト酒場の時間。そこで「視点」の話になりました。ある人が、「黒子のバスケ」でいう「鷹の目(ホークアイ)」を持っていて、全体をざーっと把握できるという特

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いのちの時間はどれぐらい?

今日はサシ飲みで。

のっけから、「先延ばし」の話に。ある難病を抱えているその方と、どれぐらいの「スケール」で物事を考えているかの話になった。

考えてみれば、私はこの文章を打っている合間に、ぱったりと死ぬこともあるのだ。明日をも知れぬ、は万人共通。

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自らのレアリティを測ること

今日の酒場は、ひっそりと進みました。話題の中で面白かったのは、「ある資格のレアリティ」について。

お話していた方は1級建築士と看護師の方。

さ、どれぐらいの人数がいるでしょうか?

一級建築士:373,490人
(参考:建築技術教育普及センター)https://www.jaeic.or.jp/shiken/k-seidozenpan/index.html

約38万人います。わがふるさと埼玉県

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にじむ

にじむ

今日の酒場は、「痛み」のお話しから。いたむ場所、病気の場所からメッセージを受け取ることができるということを話題提供してもらった。

「痛み」は実はメタな視点がよほど強くないと認識できない。正確に「痛み」を把握することがどれだけ難しいか。

そこから、「頑張りすぎて身体を壊す」という話になっていった。何日も徹夜をする日々。苦しくても目標に向かい続ける意志。

なぜ、人は、こんなにも頑張ってしまうのだ

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