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コラムニストへの路

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発信することを習慣にし、コラムニストを目指して書き続けるマガジン
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【80s映画】日本企業で輝くNYタイムズスクエアの広告

【80s映画】日本企業で輝くNYタイムズスクエアの広告

休みの娯楽は映画

イタリアで休みになると賑わうのが「映画館」。
日本と違うのは、イタリアでは映画は夜に観るもの。
朝や昼は閉まっていて、暗くなってからの
特別なひとときという感覚です。

ですがコロナ以降、映画館より家で見ることに快感を覚えた私たちは、
わざわざ出かけなくなりました。
たまに行こうとするも、惹かれる作品がない。
日本ほど劇場の数も映画の本数も少ないので、
欲求を配信に頼っています

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「およげ!たいやきくん」童謡なのにシブい

「およげ!たいやきくん」童謡なのにシブい

ワンフレーズをきっかけに…

クワバタオハラのくわばたりえさんのYouTubeを見ていて、
料理しながら「イヤになっちゃうょ〜」と軽く歌う場面がありました。
何気ない生活のほんの一瞬ですが、私にとっては気に止まったんです。

あ〜久しぶりに聴いた〜!えーと… そうそう、
「およげたいやきくんだ!」

続きを歌いたくなったんですが、
歌詞が曖昧で物語になりません。

そりゃそうだ、もう約35年前の子

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【イタリア】モンブランを俯瞰で見る

【イタリア】モンブランを俯瞰で見る

鳥のように空中から見下ろすモンブラン

こんな話ではありません。

誰がケーキを下から望むのか。
そんな人はいないでしょう。

今回は本物の「山」の話。

モンブランという名前はフランス語。
しかし、山の国境はイタリアにも跨っているので
イタリアでも同じ「白い山」の意である、
「モンテ ビアンコ」と呼びます。

かつて夏に、麓へバカンスに行きました。
イタリアの北側だけれどフランスとの文化が混在。

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【帰国日記】日本語が聞き取れない!4年ぶりの現実

【帰国日記】日本語が聞き取れない!4年ぶりの現実

ラジオ人だったこともあり、

活字中毒にはなりませんが、

「活声」中毒にはなります。

家事や身支度の時など、黙々と作業をしている時に

人の声を聴いていたいんです。

料理、洗い物、洗濯、整頓、着替え、メイクなど

日本のラジオやPodcast、YouTubeなど何か流れています。

ただ話しているのではなく、なるべく為になる話を聴きたい。

ジェーン・スーさんのラジオや安住アナの日天、

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【帰国】3つの気になるニッポン〜靴と歩き方〜

【帰国】3つの気になるニッポン〜靴と歩き方〜

イタリアから帰ってきて何に驚いたって、

両親の老化です。

画面越しでは分からなかったですね。

お腹は前に出て、足をガニ股で歩いている。

立つ姿も腰が前に突き出し、絵に描いたような年寄り。

一度、指摘しましたが笑っています。

それが楽なら仕方ないか…

でも、今の若者にはもっと美しくいて欲しい!

ということで、足にまつわる話題。

3つの気になること

その1: 靴が合っていない

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イタリア進出失敗!ピザのドミノが倒れた理由

イタリア進出失敗!ピザのドミノが倒れた理由

ピザの本場イタリアで、アメリカの偽物は広まるはずがない。自国を愛するイタリア人たちにとって、よそから自分たちの味を広めるだなんて有り得ないことだったんです。
兵庫の丸亀製麺が、高松に開店した時どれだけ冷ややかな視線を送り続けたことか。今まだ一店舗あるんです。そんなことはさておき…

話題をイタリアへ移します。

イタリア人にとってのピザ
イタリア全土でパスタの次に食されているのが「ピザ」(独自調査

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スタバを知らなかったイタリア人

スタバを知らなかったイタリア人

エスプレッソコーヒーの国イタリアで、世界を魅了するコーヒーチェーン店は必要なかった。それほど、街に「Bar : バール」と呼ばれるカフェがそこかしこにあるからだ。

朝食に休憩に夕食前にと利用するバールで多くの人が注文するものはエスプレッソコーヒー。小さなカップに濃縮されてできたのは、わずか25mlしかない。砂糖を入れてかき回し、数回に分けてクッと飲み、最後にカップの底に残った砂糖をスプーンで食べ

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『くるみ割り人形』は差別なのか?

『くるみ割り人形』は差別なのか?

差別的だから中止へ

先日、このようなニュースを目にしてふと疑問に思った。

『くるみ割り人形』は、チャイコフスキーが作曲したバレエ音楽で、1892年に初上演された。

内容は、クリスマスイヴの夜、クララという少女の家で盛大なパーティが行われていた。風変わりな叔父さんから、あまり可愛くないくるみ割り人形をもらったが、周りの目を気にせず彼女は大事に扱った。
パーティーが終わり、静かになった深夜、鐘の

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【イタリア】選択的夫婦別姓 どうかしてる!

【イタリア】選択的夫婦別姓 どうかしてる!

日本で、長らく話題になっては進展しない選択的夫婦別姓制度について。
実体験から意見を綴った。覚悟を。

女子の憧れ子どもの頃は、女子たちは名前で遊んでいた。
好きな男子の苗字を自分の名前と組み合わせて、
しっくりくるだの、演歌歌手みたいだの、
ただ書いて並べるだけでドキドキワクワクしたものだ。

そう、子どもの頃から女子たちの苗字が変わることは、
当然だと思って育ってきた。

もちろん、結婚すれば

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【イタリア】トイレの後、素手でアソコを洗う

【イタリア】トイレの後、素手でアソコを洗う

※タイトル通りトイレの話。食事中の方やその気じゃない方はご注意を。
それと長文になってしまいました。悪しからず。

世界と日本のトイレ事情

日本のトイレは、世界でもたぐいまれな快適度を誇っている。
家だけでなく外出先でも心地いい空間に出会える。

ホテルやデパートなどの高級店に限った話ではない。
ショッピングモールでは、ゆとりあるデザインで
万人が使いやすいように動線まで計算されている。
オシャ

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言葉から受ける男性的な印象

言葉から受ける男性的な印象

メルケル首相の演説

2020年3月18日、ドイツのメルケル首相は、国民に向け
新型コロナウイルス感染症対策に関するテレビ演説を行った。

その内容が威厳あり素晴らしいと
作家・池上彰は、雑誌『CREA 2021年1月号』に綴っていた。

その文章を検索してみると、まさに心に刺さるものがあった。

「渡航や移動の自由が苦難の末に勝ち取られた権利であるという経験をしてきた私のような人間にとり、絶対的

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イタリア人とうどん県民の意外な共通点

イタリア人とうどん県民の意外な共通点

生を受けてから香川県で28年間過ごし、
イタリアに住んで7年9ヶ月が過ぎた。

香川とイタリアのみで暮らしてきた中で、
じわりじわりと感じている、
「ある共通点」について掘り下げていく。
自分でも最後にどう結論が出るのか分からない。

【イタリア】
さて、美食に溢れる国イタリア。
世界五大料理に君臨するほど、親しまれている料理。
ピザやスバゲッティ、カルパッチョ、ティラミスの旨さは、
誰もが知って

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