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【帰国】3つの気になるニッポン〜靴と歩き方〜


イタリアから帰ってきて何に驚いたって、

両親の老化です。

画面越しでは分からなかったですね。

お腹は前に出て、足をガニ股で歩いている。

立つ姿も腰が前に突き出し、絵に描いたような年寄り。

一度、指摘しましたが笑っています。

それが楽なら仕方ないか…

でも、今の若者にはもっと美しくいて欲しい!

ということで、足にまつわる話題。


3つの気になること


その1: 靴が合っていない
 

日本人の靴文化は、まだ80年ほどです。

草履や雪駄は、踵が少し出るくらいで履くものとして

着物で育った祖父母や親世代から受け継いできました。

そんな彼らに靴のことを教えたのは誰でしょう。


ほぼいないと言えます。


だから、私たちは手探りで靴を選んでいます。

日本で街ゆく若者を見ていると、靴の踵部分が

指一本入りそうな靴を履いている人をよく見かけます。

スニーカーでもパンプスでも問わず。


あなたは、自分の性格についてはある程度

説明できると思いますが、

自分の足についてはどれくらい語れますか?

指長さや形状、甲の幅や高さ、土踏まず、脚の長さなど、

人それぞれで、そこに歩き方まで加わると、

同じ家族でも、全く違うものになります。


よって、人気だからといって有名ブランドの靴が

あなたに合うかと問われると…

「そうとも言えない」ということになります。


自分の足の形状に合うものを選ぶには、

時間と労力が必要になります。

メガネをかけるかた、メガネ選びでピタッと

心地いい一本に出会ったことはあるでしょうか。

あれも、一本一本試したから出会えたものなんです。

試せばきっとあなたにフィットするものが見つかる。

このように、靴も自分にフィットするデザインがあるはず。

そう思って、何度となく試してほしいと思います。


ちなみに私の足は、指幅ゆったり、尖っておらず、

踵に力が入るタイプ。重心は外側に来がち。


こんな足にピッタリだと思った靴は、

Pitti というイタリア語ですが日本のメーカーです。


日本人の足に合わせた木型で作っているので、

合いやすいと言えます。

全国の大手デパートで扱っているので、物は試し

ぜひ履いてみて欲しいです。

シンデレラフィットする感動を味わえるかも!

一つ決まれば、あとはこっちのものです。


日本で気になった3つのこと

その2: 歩き方が年寄り

ヒドイ言い方。でも、このくらいみんな年老いて見える!

覇気がない!特に若者。

天海祐希や米倉涼子のように歩いてとは言いません。

背筋を伸ばして、もう一つ分足を前出すだけでいいんです‼︎

みんなどのように歩いているかというと…

靴をする音が聞こえる、ぶかぶかな音もする、

足が前に出る、歩幅が小さい、猫背、お尻を使っていない、

バッグが重い、歪んでいるなど、

外国人の歩き方が私たちと違うことは、

承知でしょう。何が違うのか…

それはこれに尽きる。

どうだ!私/俺を見て!綺麗でしょ!!

この気持ちだと言えます。

かっこよく、綺麗に、美しく見える方法を知っているのです。

その根底には、下心があるように思いますが…(個人的感想)

それでもいいんです。

楽しそうに、健康そうに、余裕あるように見せることも

一つの技術だし、陽に近づけるポイントだと思います。



日本でそんなことをしたって、目立つか
 

からかわれる、意気がっているように思われる…

なんて考えてしまうでしょう。だから⁈

そんなことは、みんなの「ひがみ」。

あなたが美しくなることをみんな喜んでいないのです。

他の人と差をつけるならまずは足元から!と

私は思います。

今回の帰国では、カツカツヒールを鳴らしながら歩いています。

みんな見てくる目が厳しいー

でも、気になりません。ダサいのは見てくる方ですから!



日本で気になった3つのこと

その3: 走りなさんな!

信号が変わる時、普通の道で、スーツ姿で、

みんな走る走る!

先日は、大通りの信号が切り替わる前に、

向こうから走ってくる音が聞こえました。

スーツ姿の男性です。

走ったところで、信号を待つのはほんの数分の差。

帰って、スマホを見ればそんな時間あっという間ですょ。

なのに、この時間は惜しいから、走って稼ごうとする。

分かりますょ!分かるんですがですょ!

イタリアで、大人が走っている姿を見たことがありません。

走るのは、運動着を着た人だけです。

なぜ彼らは走らないのか。


ダサいから


理由はこれしかありません。

先ほどの歩き方のように、余裕ある行動を

している人がかっこよく見えます。

信号の一つや二つ、またバスの一本や二本なんて、

走って乗らなくてもまた来る。

だから、走らない。

例えば、お店のお客さんが忘れ物をしたとします。

もう、出た後なら追いかけますが、走りません。

声で呼ぶんです!

「すみません!奥様!」なんて。

そのあと追いかける時も走りません。


逆に、大きな声で呼ぶことは、日本ではないですね。

これはイタリアではよくあること。

大きな呼び声が聴こえると、だいたいみんな振り返ります。

また、クラクションを誰かが鳴らせば一応見る。

知らないなら挨拶して、そうでなければ何もなし。

さすが、イタリア人は音に反応するんですね。

あとよく喋るから、そんな声も気にならないのかも。

声はかけても、走ることはない人たちです。


でも、これが車なら走ります。

信号が変わりそうな時はふかして通り過ぎます。

街でもスピードを上げてグイグイなんてことは

イタリアでも同じ。自転車もバイクも飛ばす。

でも、自分の足では走らない。

なんなんでしょうね。


ということで、今日は日本に帰国して気になった、

足にまつわる3つのことをまとめました。

さぁ、闊歩して食事に行ってきます!

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