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【帰国日記】日本語が聞き取れない!4年ぶりの現実

ラジオ人だったこともあり、

活字中毒にはなりませんが、

活声」中毒にはなります。


家事や身支度の時など、黙々と作業をしている時に

人の声を聴いていたいんです。

料理、洗い物、洗濯、整頓、着替え、メイクなど

日本のラジオやPodcast、YouTubeなど何か流れています。

ただ話しているのではなく、なるべく為になる話を聴きたい。

ジェーン・スーさんのラジオや安住アナの日天、

オリラジあっちゃんの大学、ヨネスケチャンネル、

辛坊治郎さんのラジオやチャポ行こなど

あらゆるジャンルを聴いています。

イタリアにいても手軽に聴けるようになり感謝する。

さすがに、radikoやNHKの放送を聴くことは、

著作権の関係でできませんが、それでも

不自由することなく満喫しています。



ほとんどが日本語なので、イタリア語も聴かないとと

勉強のためにも思ってはいますが、

聴くと疲れるのでまたに再生するくらいです。


言葉が続かない

我が家は夫と二人暮らし。職場は皆外国人ですが、

生活をしていてイタリア語しか話しません。

日本人の仲のいい友だちは、この街に一人だけいます。

彼女とは2週間に一度会うので、やっとその時に

日本語を使うくらいで、ほかはほぼ話すことはありません。

あと、両親とたまに電話をかける時はもう

めちゃくちゃな言葉で喋っています。



だから2ヶ月に一度出演しているラジオでは、

本番前日から話す練習をします。

接続詞やオノマトペ、熟語、地名などが

なかなか出てこず、「アレ」と言って誤魔化したくないので

一通り、「ですます」まで言って口を慣らします。

ニッポンゴワカリマセン

4年ぶりの帰国で、自分の耳を疑いました。


日本語が分からずに何度も汗をかく感じ。

普段、あんなにも多くラジオを聴いているのに、

帰国して店員さんの言っていることが分からないのです。

気をつけて聴いていないと、

「えっ?何て言いました?」と、

あちらこちらで聞き返しました。

もしくは、隣にいる友だちに、

「店員さん、何って言ったの?」と

通訳をお願いすることも何度もありました。



マスクと板があるから聴こえにくいのかもしれませんが、

どちらかと言うと、

何を言うか予想がつかない。



これが、一番の聴き取れない原因だと思います。


昨日も綴ったレジのこと。

「タッチパネルを押してください」と言われても、

そんなことになっていると知らないから、

何のことやら、想像ができないんです。

で、よーく目の前の画面を見ると、

大々的に「現金払い」と表示が光っている。 


ここで一つ学ぶんですが、また次のレジでは

別の支払い方法なので、注意深く観察。

あと、スマホ決済の場合、「何で支払いますか?」と

選択肢が分からないからクレジットカードと言う。

ここでもいろいろ種類があるようで、

「よく分からないから試します」と適当にやる。

すると、だいたい使えました。

さらには、ポイントカードがどーのこーの。

耳を傾けていると、だんだんチンプンカンプンで、

全てに「ないです」「いりません」と断りました。

フゥ〜 物を買うだけでこんなに気を張るだなんて。



そう考えると、うどん屋は楽ですね。

「あったかいかけ一つ」とか、

「冷たいの一玉」とか、

「おろしぶっかけ小」

これだけで通じるんですから。

あとは会計にて、甲高い声で「〇〇円でーす」

と言われて払って、

「はい、どーもー。ごゆっくり〜」で終わる。

何十年も変わらずやってきて、さらにこの先、

何十年もずっと変わらないんでしょうね。


実は見分けもつかない


ファッションや音楽、芸能など、

流行や文化はもうついていけません。

テレビを見ても知らない人ばかり。

顔が覚えられなければ名前なんてとんでもない。


あと、帰国して思ったことの一つに、

みんな雰囲気が似ていて見分けがつかない。

さっき後ろに並んでいた男性が、アレ?前にいると思ったら、

やっぱりさっきの人は後ろにいるんです。

同じ髪型とよく似たダボっとした服装だったんです。

あと、ここにいないはずの元同僚があちこちにいるとか、

究極、マスクしているおじさんは皆、父親に見えるほど。

識別能力も衰えています。


かと言って、イタリア人が分かるかというと、

そうでもないんです。



だとしたら、これは…

ただの老化なのでしょうか。

そうであれば、そんなものとして受け止めます。

こんなもんですか? ぜひ、コメントください。

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