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Vol106 移住希望者は必見!「街の住みここちランキング」中国版

 実際に住んでいる人々がその街に対して住みここち(住み心地)をどのように感じているのかを調査した「街の住みここちランキング」をご紹介します。
移住先で住まいを選ぶ時に、「実際に住んでいる人たちの評価を聞きたい」というニーズの参考にしては如何でしょうか。

こんにちは、移住専門FP「移住プランナー」の仲西といいます。
ここでは、これまでの18年間の活動、2500組以上の移住相談対応から
皆さんに役立つ情報を書いています。
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1⃣ 「街の住みここちランキング」とは


 
大東建託株式会社の賃貸未来研究所が調査を実施しており、2023年は185,549名の回答からランキングしたものです。
調査は「生活利便性」(26項目)、「交通利便性」(5項目)、「行政サービス」(9項目)、「静かさ治安」(6項目)、「親しみやすさ」(5項目)、「物価家賃」(2項目)、「自然観光」(3項目)、「防災」(3項目)の8つのカテゴリー(59項目)で調査が行われたものです。
 

2⃣ 中国版ランキング


住みここち1位は、4年連続で広島県安芸郡府中町が獲得しました。また、2位と3位は2年連続で、岡山県都窪郡早島町と広島県広島市南区がランクインをしました。
 
偶然にも、1位の広島県安芸郡府中町は広島県で最小の面積、2位の岡山県都窪郡早島町は、岡山県内で最小面積の自治体です。
コンパクトながらも街づくりに成功している自治体が、ランキングの上位に選ばれているのかもしれません。
 
1位の広島県安芸郡府中町は広島市のベッドタウンとして宅地化が進んでいます。特に、自動車メーカーのマツダの本社等、大手企業の工場などが集積していることから、その従業員なども多く居住していると思われます。
2位の岡山県都窪郡早島町は、町内を横断する岡山バイパスでがあることで、岡山市と倉敷市のベッドタウンとして宅地開発が進んでいます。
なお、トップ10のうち、8自治体が広島県の自治体がランクインをしています。
その他では、8位の岡山県総社市が、昨年12位から大幅にランクアップ、14位の山口県玖珂郡和木町は、昨年はランキング集計外でしたが、新たにランクインをしました。
 
ランキング外のTOPICSとしては、「静かさ治安」の項目で、鳥取県西伯郡大山町が1位を獲得しました。
「物価家賃」の項目では、鳥取県東伯郡琴浦町が1位、「自然観光」の項目では山口県萩市、が1位を獲得しました。
 
 

3⃣ TOPの画像


中国版1位 広島県安芸郡府中町
 
府中町は周囲を広島市に囲まれ、安芸郡の飛び地という全国的にみても特徴のある形態をしています。
また、広島市の中心部から10km圏内に位置し、広島駅からも近いことから、利便性の良い町です。マツダ株式会社の本社や、キリンビール広島工場跡地にはイオンモールがあります。
その府中町の魅力へと言えば、県内外へのアクセスが良いことです。
府中町から広島駅へは、1駅約3分の距離です。また、JR山陽本線を利用すれば、尾道、宮島、福山といった人気の観光地や秋の酒祭りで有名な日本三大酒のひとつ西条へも行くことができます。
また、お年寄りなどの交通弱者には、コミュニティバス「つばきバス」が運航しています。
右回りと左回りの2系統のルートがあり、ワンコイン(100円)で利用することができます。
府中町のように、交通の利便性の良い町なら、安心して暮らすことが出来ますね。


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移住専門FP「移住プランナー」として活動をしています。これまで18年間2500組以上の移住相談に対応をしてきました。ここでは、私の経験からお役に立てる情報を日常的に綴っていきます。「移住」という夢の実現にお役に立てればうれしいです。大阪出身、北海道と鹿児島の3拠点生活中。