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Vol132 「地域おこし協力隊」のメリット ①~③

国(総務省)は地方の労働力不足解消のひとつとして、「地域おこし協力隊」を強く推し進めています。そして、この「地域おこし協力隊」に興味を示す若者も増加をしています。そこで、「地域おこし協力隊」のメリットについて書いてみました。

こんにちは、移住専門FP「移住プランナー」の仲西といいます。
ここでは、これまでの17年間の活動、2500組以上の移住相談対応から
皆さんに役立つ情報を書いています。
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1⃣ 地域おこし協力隊の現状


地域おこし協力隊数は6447人(2022年度)です。
都道府県別では1位北海道821人、2位長野県428人、3位高知県255人です。
また、地域おこし協力隊の男女比は、おおよそ男性が6割、女性が4割ですが、女性の割合が徐々に増えている傾向があります。
なお、卒業後の定住率は約65%(総務省発表)ですが、内訳は同じ地域に定住が約53%、近隣の地域に定住が約12%の合計になります。
但し、卒業後、何年定住したかは把握できておらず、実際の定住率はもっと低いと予想されます。
ちなみに、定住者の中で起業をした人は約41%です。その他は、地元の企業に就職や就農などになります。

2⃣ 「地域おこし協力隊」移住のメリット

① 仕事情報を探しやすい


地方の求人情報は取得が難しい中で、「地域おこし協力隊」の募集情報は自治体が情報発信をしていることから探しやすくなっています。
また、民間の移住スカウトサービス「SMOUT」等、多くの移住情報サイト等でも「地域おこし協力隊」の募集情報が発信されており、自治体側からスカウトを受けられるサイトもあります。

② 移住の不安が軽減される


知らない土地への移住は不安もあると思いますが、「地域おこし協力隊」は移住後の生活面などのサポートを自治体が行います。
また、多くの場合、地域おこし協力隊は地方自治体の会計年度任用職員として採用されます。

また、先輩移住者(他の地域おこし協力隊)もいることも多く、何かわからないことがあっても頼れる先があるため安心です。

③ 地域に溶け込みやすい


地方自治体の会計年度任用職員として採用されることから、自治体の広報で紹介されるなど、広く町に周知をしてもらえます。
そして、「地域おこし協力隊」は、地域活性に向けた活動を行うため、地域の方との交流も持ちやすくなります。
地域の人たちが集まるところに参加することも多くなります。
活動の推進のためには、地域の協力が不可欠ですので、地域との接点が多くなります。
  

3⃣ TOPの画像


最後に私のおススメの移住地をご紹介します。
移住地選びの参考にしてくださいね。

宮崎県延岡市
 
宮崎県北の延岡市は、県内屈指の工業地帯として発展した町ですが、一方では青い海にたくさんの海岸があります。
また、宮崎のソウルフード「チキン南蛮」の発祥地でもあります。
これまで、交通の便の悪いイメージもありましたが、近年では東九州自動車道が開通し、九州中央自動車道の整備も進んでいます。あの有名な観光地「高千穂峡」の玄関口として、発展が期待される町でもあります。
ちなみに、延岡市の私のおススメは、宮崎県唯一の清酒専門蔵として、町中にある「千徳酒造」さん。優しい店員さんが詳しくお酒を説明してくれます。
延岡市の穏やかな波の海岸で、青い海を見ながら暮らすのも良いですよね。
 


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移住専門FP「移住プランナー」として活動をしています。これまで18年間2500組以上の移住相談に対応をしてきました。ここでは、私の経験からお役に立てる情報を日常的に綴っていきます。「移住」という夢の実現にお役に立てればうれしいです。大阪出身、北海道と鹿児島の3拠点生活中。