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Dearわたし。

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私からわたしへ言葉を送っているnote。 #あの頃の私へ
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Dear 3月の私へ

Dear 3月の私へ

今年の2月は29日間。
いつもよりほんの少しだけ長かった。

3月の私はどうなるのだろうか。

2月はなんだか忙しない1ヶ月だった。
仕事もほぼフルタイムで入って、
仕事が休みの日はバレーの練習やら大会に出ていた。

ほんの少し前には空白だったカレンダーが
毎日、黒く塗られてるのを見て、
こんなにも充実する未来があったんだ、と思えた。

人との繋がりや
明日を恐れていたあの頃の私から

明日はどん

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「大丈夫だよ。」って言われるとなんだか安心する

「大丈夫だよ。」って言われるとなんだか安心する

鬱になり始めた数ヶ月前。

これまで生きてきて初めて、

起き上がれなくなって

仕事にも行けなくて

外にも出られなくて

ご飯も食べれなかったあの頃に、

「大丈夫だよ」って、たった一言を誰かに言ってもらえてたら、少しだけ違ってたかもしれない。

家族・親族は誰も大丈夫なんて言ってくれなかった。

無視するな

逃げるな

次はどうするんだ…

最強に、最高に追い詰められていた。

私からわた

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”寄り添う”とは。

”寄り添う”とは。

私は誰かの何かになりたい。
少しでも誰かの役に立ちたい。
他者貢献欲が強い人間だ。

それは、幼少期、我慢こそが正義だと思って生きてきたのが大きい要因だ。

自閉症の兄、教育者の両親と過ごしていた時間は、常に兄が優先であり、模範解答を言わなければいけない環境だった。両親からしたらそんな風に思っていないのだろうが、兄の機嫌や両親の顔色を見て、勝手に、無意識に感じて、常に良い子を演じてきてしまった。そ

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完璧主義な私へ

完璧主義な私へ

新しい職場で働き始めて約2週間。覚えることは多いが、楽しいと感じている。

お客様とお話しながら、この色も試してみますかとか、こっちの靴はこういった特徴があって、とか、まだまだ商品知識は浅いけれど、なんとか周りの人にもカバーしてもらいながら売上に少しだけ貢献出来ている(かな?)

まだまだ不安だし、分からないことの方が多いし、出来ないことがたくさんあるのは普通だよと自分に言い聞かせないと、完璧主義

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兄は自閉症。だからこそ。

兄は自閉症。だからこそ。

私の兄は、自閉症だ。歳は8個離れている。

私を妹として認識はしているが、コミュニケーションは取れないに等しい。生活音や話し声、テレビの音などは兄にとっては雑音と一緒。
極力大きな音を立てたり、大きな声で話さないようにして生活しなければならない。なぜなら兄なりのルーティンが崩れてしまうと、癇癪をしてしまうから。

家族で旅行に行くとか、外食をすることもした記憶はない。お母さんとお父さんの間で手を繋

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死ぬことを踏みとどまった私へ

死ぬことを踏みとどまった私へ

半年前、私はほんの少しだけ死のうかなと思ったことがある。軽々しく吐き捨てる言葉ではなく、心の底からほろりと出た感情だった。

あの時は何を思っても、私が全部悪い、なんで生きてるんだろう、生きている今もお金がかかっているなら死んだ方が迷惑をかけずに済むのではないか、と毎日思っていた。

ベットの上から動けず、起こることの無い悲劇を想像し、勝手に自己否定し泣く。そんな生活をしていた。

時はすぎて、今

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よくここまで戻ってきたね。

よくここまで戻ってきたね。

1年くらい前の私は、社会に出たらバリバリ働いて、何かしらで1番を取って、20代で役職について…とかを考えていた。20代を無難に生きてはいけない。今、やらないといけない。辛くてもやると決めたからには最後までやり切る。そんなことを思い描いていた。

そうして鬱になった。理想と現実の差。自分がこの会社で何が出来るようになって、どのように貢献できているのかを見失った。自分の行うこと全てに自信がなくなり、び

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人の心は水のよう。

人の心は水のよう。

私の心はとても流動的。普通に生活を送る中で、なーんにも気にならない時は気にならないけれど、1ミリくらいの段差にとことん引っかかって、ぐるぐる考えてしまう時もある。

何か小言を言われたって、私に小言を言わないといけないくらいストレスが溜まってしまって、そのはけ口が身近にない可哀想な人なんだ。と思うこともあるし、私なんかが動いてしまったからあの人は不快に思ってしまったんだ、どうしよう、私が悪いんだ。

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たかが思考、されど思考

たかが思考、されど思考

人の思考はとても難しい。
いや、人のではなく私自身の思考が難しい。

人と関わることがしたいと思いつつ、
人と関われば悲しいこともある。

この矛盾を私はずっと考えている。
答えなんてものはきっと存在しない。

たかが私の思考、されど私の思考。

「たかが〜、されど〜」

このような言葉を生み出した人は
この矛盾のループから抜け出せたのだろうか。

まあなんとも、難しい言葉を残してくれたものだ。

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忙しないわたし

忙しないわたし

職場に行けなくなって、悩んで悩んで鬱になった。
あれから半年、少しづつ整理をしようと過去を思い出している。

よく上司に、
「あなたは完璧主義ですね。それ、辞めた方がいいですね。」と言われていた。

自分でもわかっていたつもりだった。

今、1つ下の子のインスタのストーリーに

こう書いてあった。

私は、できませんと言えなかったのだろう。
困っているというのはだいぶ言えるようになった。

けれど

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頑張れ、わたし

頑張れ、わたし

昨日はこんな嬉しいことがあった。

私は「頑張れ」という言葉をあまり言わない。

だから、あえて使っている。

これから徐々に動き出すにあたり、
きっと父は心配しているのだろう。

「身の回りが汚いと外でもやっていけない」

「夜寝るのが遅い。生活リズムをどうにかしろ」

「家にずっと居るなら出来る家事もあるから考えてみろ」

「これからどうするのか具体的に言って欲しい」

こんなような話をされた

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どこかの誰かへ

どこかの誰かへ

苦しいことや悲しいことを、正当化して解決することが全てではないと私は思う。

そういう時の苦しみや悲しみは、正当化することでさらに悪い方向に進む時がある。

うつになっている時に、ポジティブなことを言われたら余計にネガティブになったり。

たしかになんでもポジティブな思考に変えることはできるけれど、綺麗事にしか聞こえない時だってある。

矛盾は矛盾のままだって良い。

ただ隣で「うん、うん」と話を

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不安と一緒に生きる|うつ病初心者

不安と一緒に生きる|うつ病初心者

人生で初めてうつ病になってから、約半年。
やっと通常の思考が戻ってきた。

あの頃は、心配も励ましも何もかも
綺麗事にしか聞こえなかった。

明日が来ることが毎晩怖くて、眠れなかった。

ゆっくりと何も考えず過ごして、

「ああ、やっと普通の生活に戻れる」
と感じたと同時に

またあの頃のように戻ってしまったらどうしよう、と
考えるようになった。

うつが治ってきそうというタイミングが
1番注意す

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何を思っても良いから、生きろ。

何を思っても良いから、生きろ。

鬱になってから約半年が過ぎた。

実家でゆっくりと過ごして
美味しいご飯を食べて
夜は相変わらず寝付きは悪いけれど睡眠は取って
人との会話もできるようになった。

自分の布団から出ることすら出来なかった私が、
今や、メイクをしてJRに乗って街に向かっている。

あの頃は何を考えてもダメだった。

何を言われても、綺麗事にしか聞こえい。

何を思っても、結局今の自分がダメな人間だという結論になる。

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