#リカレント教育
生涯学習どころか大学の学び全体を底上げする?佛教大学が取り組む、公開講座の学習履歴可視化の意義を考える
ここ最近の学び直し関連では、リスキリングが注目されているものの、生きがいとしての学びも、平均寿命が伸びている日本社会にとっては非常に重要です。今回、見つけた佛教大学の取り組みは、この生きがいとしての学びを活性化させる有効な一手になりそうなうえ、大学教育とは何かを考える良いきっかにもなりそうだと感じました。
公開講座のジレンマを学習履歴の可視化が救う?
プレスリリースの内容は、佛教大学オープンラ
AIが大学と社会人の距離感を変える?関西学院の「AI活用人材教育プログラム」に感じる、新たな大学教育の可能性
AIやデータサイエンス関連の教育プログラムは、いまや雨後の筍のようにいろいろな大学で開設されています。社会ニーズがそうさせているのでしょうが、ある種のブームのように見えないこともありません。今回、見つけた取り組みも、そんなAIの教育プログラムの一つですが、展開の仕方がちょっとユニークです。とはいえこういうやり方のほうが、社会としては喜ばしいのかもしれませんね。
取り上げるのは、関西学院大学の「A
オンライン時代の新たな学びのスタイルになるか!? 関西大学のオンライン留学が興味深い。
実験や実習などオンラインになったことで、やりにくくなった学びがありますが、なかでもその最たるものは留学ではないでしょうか。日本はやや落ち着きありますが、世界的にはコロナの猛威はまだまだ続いています。大学が学生を海外に送り出すのも、海外の学生を受け入れるのも、当分の間は難しいでしょう。最近、見つけた関西大学の教育プログラムは、今の状況に非常にマッチしたものだったので、今回はこちらを取り上げていきます
もっとみる大学にとって起死回生のきっかけになる!? アフターコロナに生まれるだろう、大学と学びの新常識を考える。
新型コロナの蔓延によって、急速にオンライン学習が普及しはじめています。大げさでも何でもなく、おそらく現在、人類が誕生して以来、最も多くの人がオンライン学習をやっているのではないでしょうか。大学に関していうと、オンライン授業用にコンテンツをつくるだけでなく、学生たちが受けられるように資金や機器の援助にまで取り組んでいます。
この一連の出来事は一過性のものなのか、それとも今後も続く変化のきっかけなの
急がば回れの精神がリカレント教育を加速させる?ありそうでなかった金沢工業大学の「社会人共学者」が面白い。
リカレント教育や生涯教育の実施理由を、血も涙もなく区分してしまえば、営利目的か地域貢献かの二つしかないと思っていました。でも、世の中にはこの二つに当てはまらない社会人向け教育もあったのです。この切り口、内容を見てもらうと、あーそっか、あるある!と思ってもらえそうですが、主目的に据えているのはだいぶ斬新です。まず、何はともあれ取り組みを伝えるプレスリリースをご覧ください。
ご覧になりました?この取
大学の在り方を根本から変える! 大学4年間を“学び続けるための最初の4年間”だと捉え直す。
大学関連の仕事をしているとリカレント教育の重要性が年々高まっているのを感じます。18歳人口が減る大学にとって、社会人学生は新たな財源になるし、国はできるだけ多くの人に効率よく働いてもらいたい。人材が流動化し、実力主義になってきている世の風潮とも合致している。すべての思惑が合っているんだから、そりゃあ重要だと、みんなが言うのも頷けます。
でも、これだけ求められているのに、リカレント教育が盛り上がっ