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あなたのターメリックは、旬のターメリックですか?
前回はインドで広く流通している、カシミリチリという唐辛子のリサーチのために、カルナータカ州の「ビャダギ」という街に滞在していました。さて、次の目的地はというと、そこから北へ300kmほど、マハーラーシュトラ州の「サングリ」という街です。そこで今旬を迎えた、ターメリックの収穫から加工のプロセスを見るというのが、今回のミッションです。
真夜中の3時にホテルを出発し、駅のホームに着くと、そこそこの人が
「幻のターメリック」を産んだ大地と人々
西ベンガル州の州都シリグリは、北東インドの玄関。これから向かう「セブンシスターズ」と呼ばれる7つの州は、「インドの隠された宝石」と言われ、未開発の豊かな自然と独自の文化に富んでいることもあり、今インドにおいて注目されている地域の一つです。
私はシリグリから夜行バスに乗り、アッサム州を横断しバングラデシュと国境を有するメガラヤ州の「シロン」にやってきました。到着したのはクリスマスイブ。キリスト教徒
「真のシナモン」のポテンシャル
引き続き、スリランカからシナモンについてお届けします!
前回の記事では、スリランカが原産のセイロンシナモンのことを「真のシナモン」としてお伝えしてきました。しかし、世界のシナモンマーケットにおいては、中国・インド・インドネシア・ベトナムなどで生産される「カシア」と呼ばれるシナモンが、全体の8割を占めているとも言われています。
ピリッとした風味と強い香りが特徴のカシアに対して、セイロンシナモンは
「真のシナモン」を求めて
あっという間に10月になり、日本は秋の味覚が楽しめる季節になってきたでしょうか?雨季が続くインドでのスパイスのリサーチは、ビザの期間を温存するために9月末で一旦お休み。所変わってインドのお隣の国、スリランカにやってきました。
突然ですが、スリランカのスパイスといえば、最初に何が思い浮かびますか?
恐らく、これを読んでいるほとんどの人が「シナモン」と答えるのではないでしょうか。それほどまでに、「
インド最大のターメリック産地の市場から(後編)
World Spice Congress(世界スパイス会議)で出会った「S. R. International」のネイバルさんのアレンジで、ムンバイから夜行列車で12時間。前回に続いて、ターメリックの公設市場・マンディがあるナンデードの旅の後編をお届けします!
*前編はこちらから
これまでクミンや唐辛子などのマンディを訪問した際には、膨大な量のスパイスと数百人もの取引業社や農家が集まっていました
インド最大のターメリック産地の市場から(前編)
9月15日から17日にかけて、インドのムンバイで開催されたWorld Spice Congress(世界スパイス会議)。怒涛の3日間が終了した翌日、展示ブースをまわっていた際に声をかけてくれた「S. R. International」のネイバルさんが、「ぜひうちのオフィスに遊びにきて!」と言ってくれたので、早速翌日にナヴィムンバイのオフィスにお邪魔することにしました。
ナヴィムンバイは、新ボンベ