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スポーツREALビジネス

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プロスポーツ経営者としての心得 「人生を限界まで楽しめ」と言われたことはありますか?ここで私がやっていることがまさしくそれです。スポーツREALビジネスは、自分の情熱を投影し、こ…
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#Jリーグ

要⚠️スーパー・モード・チェンジ/カターレ富山の自動昇格消滅そしてプレーオフに向けて

要⚠️スーパー・モード・チェンジ/カターレ富山の自動昇格消滅そしてプレーオフに向けて

INDEX
▪️自動昇格の消滅
▪️プレーオフ概要
▪️プレーオフモードチェンジのツボ
▪️ギアアップ❗️?

▪️自動昇格の消滅

 カターレ富山は、11月10日に行われたJ3リーグ、FC岐阜戦の結果をもって、J2への自動昇格条件となる2位以上でのフィニッシュの可能性が消滅した。シーズン当初より自動昇格を目指して共に戦っていただいたファンサポーターの皆様には、リーグ戦2試合を残した中での消滅、大

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増資を通したスポーツビジネス経営者の本分/第三者割当増資を実施

増資を通したスポーツビジネス経営者の本分/第三者割当増資を実施

                株式会社 カターレ富山
                   代表取締役社長
                      左伴 繁雄

INDEX
▪️50百万円の増資を実施
▪️内部留保量が左右する経営の安定化
▪️内部留保を取り崩して勝負に出る
▪️増資は弊社への信頼のパラメーター
▪️増資と経営責任
▪️スポーツビジネス経営者の本分

▪️50百万円の増資を実

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私の思う優勝/昇格に欠かせないこと

私の思う優勝/昇格に欠かせないこと

INDEX
◼サマーブレイクに入ったJリーグ
◼最後まで諦めない強い気持ち
◼絶対にブレないサッカーを貫く
◼厚い選手層によるチームワーク
◼1プレーにこだわる
◼利他の精神を持ち続ける
◼強烈な応援力
◼魅力的なJリーグへ
🔶追伸:マツへ

◼サマーブレイクに入ったJリーグ

 Jリーグ2024シーズンは折り返しを過ぎ、後半戦に突入しました。現在私のいるJ3リーグは、全38試合中23試合を終え

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無差別級の戦いを終えて

無差別級の戦いを終えて

 〜このnoteは、富山新聞に定期掲載されている私のコラムをベースに加筆したものです。コラムを始めて1年以上が過ぎましたが、このコラムは県外の方々にも読んでいただきたいと思い、こちらにも掲載いたしました。これからちょこちょこnoteの方も書いていきます。〜

【INDEX 】
🔹カップ戦は超ハンディキャップマッチ
🔹炙り出された支援力の差
🔹変わらない人間力
🔹まだまだ道半ばの富山サッカ

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秋春シーズン制への移行について思うこと(後編)

秋春シーズン制への移行について思うこと(後編)

INDEX
🔹本文書の位置付け
🔹賛成か反対か
🔹なぜ提案が今なされたのか
🔹提案の概要とそのメリットとは
(以上は前編)
🔹今後の検討で留意すべき事項について
🔹最後に

🔹今後の検討で留意すべき事項について

 今後引き続き前述したメリットの検証も含め、各クラブから出された課題の検討議論を行なっていきますが、その過程で留意しなければいけないと思われることについて記しておきます。

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昨日の友は今日も友

昨日の友は今日も友

ーINDEXー
🔹はじめに
🔹クラブを飛び越えた絆
🔹清々しい光景
🔹昨日の友は今日も友

🔹はじめに

 私の noteをご覧になっている皆さん、こんにちは、お元気ですか。前作がかなりシビアな内容でボリームもありましたので、今回からしばらくの間、ショートコラムを出して行きたいと思います。元ネタは、今年一月より富山新聞さんで掲載させていただいている「万里一空」という私のコラムになります

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J2復帰 : 2年越しの勝負/2022〜2023年度【経営編】〜損益とチーム強化のせめぎ合い〜

J2復帰 : 2年越しの勝負/2022〜2023年度【経営編】〜損益とチーム強化のせめぎ合い〜

🔹3シーズン目の開幕前に
🔹昇格(復帰)の条件
🔹リスクを背負っての勝負/2022シーズン
🔹赤字予算と増資
🔹昇格消滅の翌年が本当の勝負/2023シーズン
🔹成長の達成感、喜びの充実感に向けて

🔹3シーズン目の開幕前に

 私がJ3のカターレ富山に来て、3シーズン目の開幕までもう1ヶ月を切った。初年度はシーズン中での社長就任だったので、チームも予算も決まっており、実質的なタクトを

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【戦士ならここにもいる】全国のプロアスリートへのエール

【戦士ならここにもいる】全国のプロアスリートへのエール

■コロナ禍の東京オリンピックで戦ったアスリート
■同じコロナ禍の中で戦う地域プロスポーツのアスリート
■あなたの生きている証とは

■コロナ禍の東京オリンピックで戦ったアスリート

 オリンピック、終わりましたね。一つ気になることがあります。それはかなりの選手達が、「このような状況の中で競技をさせてくれたことに感謝します」と申し合わせたかのようにコメントしていることです。国の内外を問わず、開催の

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教科書は「現場の言葉」

教科書は「現場の言葉」

■本では学べない貴重な現場の声
■現場に於けるベテランやリーダーの大切さ
■トップがプロフェッショナルであることの意味

■本では学べない貴重な現場の声

 プロスポーツの世界に身を投じて20年が経った。日産自動車での在籍期間が22年だから社会人生活の半分近くをプロスポーツビジネス経営に費やしてきたことになる。

 始めは何で稼ぎ、何に費やしているのか、どの程度なら優れているのか、それとも更なる努

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プロスポーツ界での移籍と転職

プロスポーツ界での移籍と転職

■有期雇用者の移籍や転職
■移籍/転職の決め手
■移籍/転職は「生きている証の再確認」

■有期雇用者の移籍や転職

 note読者の皆様、また私のアカウントをお選びいただいた皆様、新年あけましておめでとうございます。プロスポーツ業界に身を置く者として、昨年同様今年も大変難しい状況が続きますが、そうした中でもスポーツを通じて皆様と生きている証となる豊かな喜怒哀楽をともに出来ますよう、微力ながら全力

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私のサポーター感

私のサポーター感

 プロスポーツビジネス界に来て20年目に入った。早いものでそれまでの日産自動車サラリーマン生活22年とほぼ同じ長さにまでなった。3年間の限定出向の予定で横浜マリノスに来たのだから、この長さには当の本人が一番ビックリしている。正直に申し上げると、プロスポーツ業界に出向を命ぜられた時は、一瞬左遷かと思ったくらい車屋としてのプライドを傷つけられたものだった。それが自ら転籍を志願し、幾つかのクラブで経営の

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優勝/昇格の支度、降格の準備(後編)

優勝/昇格の支度、降格の準備(後編)

INDEX
 本編に入る前に、一言断っておくべきこととして、今季はJリーグもBリーグも全てのカテゴリーで降格制度を適用しない決定をしている。このコロナ禍における特段の配慮と理解しているので、これから記すことは今季には当てはまらない。しかし、そのしわ寄せは、来季の降格クラブ数増加という形で現れる。それは悲しむ地域が増えるという、ある意味残酷なことかもしれない。そこを踏まえながら読んでいただければ幸い

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優勝/昇格の支度、降格の準備(前編)

優勝/昇格の支度、降格の準備(前編)

■優勝決定の舞台裏

 このコラムを書いている段階で、JリーグのJ1では川崎フロンターレが21日(土)に行われたアウェイ大分戦に勝つか、負けても翌22日(日)に行われたガンバ大阪が引き分け以下なら、5試合を残して史上最速優勝が決まるシチュエーションとなっていた。しかし、フロンターレは敗戦しガンバが勝利したことで、優勝は25日(水)以降の試合に持ち越されることになった。

 いよいよJリーグではシー

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プロスポーツ法人に於ける社長の退き際(ひきぎわ)

プロスポーツ法人に於ける社長の退き際(ひきぎわ)

INDEX
■プロスポーツ法人社長の責任の重さ
■解任/進退伺い/辞任
■私の考える社長の退き際

■プロスポーツ法人社長の責任の重さ 

 ここのところ、Jリーグクラブ選手の不祥事が続いている。それに伴ってメディアや支援者達から、その管理責任についての追求も少なくない。アルビレックス新潟の社長は、当該クラブ選手の起こした不祥事の責任をとる形で辞任している。またJリーグクラブの場合、成績不振が続く

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