落合「現象to現象の世界に生きているんですよ。現象を直接取得し、その現象を他者に同じ形で通信する方法を持っている。イルカも建築物についての認識があるかもしれない」清水「建築と音楽は作品に人間がすっぽり入り込むところに共通点がある芸術」落合「でも彼らは形を作る必要がないですからね」
めも。ヴィリエ・ド・リラダン『残酷物語』(水声社/田上竜也=訳)2021年7月25日頃発売。リラダンといえば19世紀フランスの象徴主義・デカダンスの印象が強い作家。本作品はSFから怪奇幻想まで複数の分野を跨いでいる短編小説集とのこと。 http://www.suiseisha.net/blog/?p=14792
めも。フアン・ガブリエル・バスケス『廃墟の形』(水声社/寺尾隆吉=訳)2021年7月25日頃発売予定。著者はコロンビア文学を牽引する作家。ボゴタの路上で暗殺された政治家と、その暗殺に隠された真実に迫る。バスケス作品は面白いので要注目。 http://www.suiseisha.net/blog/?p=14780
めも。ロベール・パンジェ『パッサカリア』(水声社/堀千晶=訳)。5月下旬発売予定だが5月25日には発売された模様。著者はスイス出身で、20代からフランスで創作活動を始める。本作品はアラン・ロブ=グリエやサミュエル・ベケットが賞賛した。 http://www.suiseisha.net/blog/?p=14325
めも。ドン・デリーロ『沈黙』(水声社/日吉信貴=訳)5月下旬発売予定。原著が刊行されたのは2020年10月。幾ら150頁の中編小説とはいえ、ここまで早く翻訳されるとは思わなかった。不穏なあらすじに期待感は深まるばかり。要注目の書籍だ。 http://www.suiseisha.net/blog/?p=14288
めも。フェルナンド・デル・パソ『帝国の動向』(水声社/寺尾隆吉=訳)2月上旬発売。19世紀のメキシコ皇帝夫妻を描きだした880頁の長編小説。仰向けで読むのは危険なので、俯せで読む方がよさそう。「フィクションのエル・ドラード」最長かな。 http://www.suiseisha.net/blog/?p=13858
めも。ベルナルド・カルヴァーリョ『九夜』(水声社/宮入亮=訳)2020年12月25日発売。2021年1月4日という情報もある。ともあれ刊行がとまっていた「ブラジル現代文学コレクション」から新刊が出たのは嬉しい。 https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784801005433