都甲幸治

早稲田大学やNHK文化センターでアメリカ文学を教えています。エッセイや書評を書いていま…

都甲幸治

早稲田大学やNHK文化センターでアメリカ文学を教えています。エッセイや書評を書いています。海外文学だけでなく、日本文学から心理学、歴史、ビジネス書まで幅広く興味があります。

最近の記事

有線の耳掛け式イヤホンnwmって良いですよね

 あい変わらず暑い。カナル型もインイヤーも、イヤホンは耳が痒くなるから使えない。なんとヘッドホンでさえ、蒸れて耳穴に汗をかくからだめ。というわけで、イヤホン・ヘッドホン好きには夏は地獄の季節ですよね。とは言え、この試練も新たなイヤホン購買のきっかけにしてしまうのだから、なかなか病気の度合いも深刻です。  というわけで、遅ればせながら買ってしまいました。nwm MWE001。これ、けっこう最近話題になってるやつで、NTTの謎の技術を使って、耳かけ式なのに周囲に音漏れしにくいとい

    • 小さいkindleもいいですよね。

      最近、kindle scribeという大きなkindleを使って読書をしています。やっぱり大画面は没入感もあり、字もいくらでも大きくできて最高、と思っていたのですが、なにしろ重い。持ち歩けない。 というわけで、amazon prime dayで文庫本サイズのkindleを買いました。これ、すごくいいですね。やたらと軽いし小さいから、どこへでも持っていける。すきま時間に取り出して本が読める。片手で持っていても疲れない。 結局、kindleって大きくても小さくても良いですね。おす

      • Keenのサンダルが楽すぎる

        最近めちゃくちゃ暑いですよね。スニーカーなんて履いてられませんよね。でも、サンダルで歩いて疲れるのは困る。というわけで、Keenのシャンティなんてどうでしょう? これ、底が厚くてスニーカーみたいなので、アスファルトの上を歩き続けてもけっこう疲れない。しかも大きく穴があいているので通気性は抜群。どこも締めつけていないから、心もとないかと思いきや、なぜか全然脱げない。きっと設計がいいんでしょうね。しかもやたらと価格がお安い。これ本気でおすすめです。

        • オンライン講座でシンガーの短篇「再会」を読みました

           6月19日の夜7時半から、NHK文化センターのオンライン講座「英語で読みたい!アメリカ文学」でアイザック・バシェヴィス・シンガーの短篇「再会」(Reencounter, 1982)を読みました。  主人公の家に朝、電話がかかってきます。以前十何年も付き合った女性が亡くなったとのことでした。葬式に出向きますが、だいぶ早く着いてしまいます。彼女の遺体を見ていると、極端に彼女に似た女性が近づいてきます。妹かと思えば、なんと本人だと主張します。そして「あなたももう死んでいるのよ」と

        有線の耳掛け式イヤホンnwmって良いですよね

          オンライン講座でグレイス・ペイリーの短篇を読みました

           5月23日の夜7時半からNHK文化センターのオンライン講座「英語で読みたい!アメリカ文学」で、グレイス・ペイリーの短篇"A Conversation With My Father"を読みました。  病床にある父親が、作家の娘に向かってあるお願いをします。自分はチェーホフやモーパッサンのような作品が好きだが、お前は奇妙なものばかり書いている。たまには小説らしいものを書いたらどうだ。そこで娘は作品を書いてみるのですが、全然父親の期待に応えられません。というか、応える気がありませ

          オンライン講座でグレイス・ペイリーの短篇を読みました

          AKGのヘッドフォンK701はむちゃくちゃすごい

           最近、AKGのクラシックなヘッドホンK701を買って、色々な曲を聞いてみているのですが、これは本当にすごいです。開放型だけに、密閉型にありがちな圧迫感がなくて音の抜けがとにかくいい。特に高音は最高です。  こうしたヘッドフォンはよく低音が少ないと言われがちですが、ちゃんとACにつないだヘッドホンアンプを使えば、気持ちいい低音が、自分にとって出すぎるほどです。まあ、スマホ直挿しだと、そこまでは音が出ないんですけど。 しかも装着感も非常に軽い。見た目も、なんだかミッドセンチュリ

          AKGのヘッドフォンK701はむちゃくちゃすごい

          ブコウスキー『勝手に生きろ!』(河出文庫)の新装版が発売されます

          ブコウスキー『勝手に生きろ!』(河出文庫)の新装版が発売されます。あの町田康さんに「わたしが最も好きなブコウスキー作品がこれです。」とのありがたい帯文をいただきました! どうもありがとうございます。僕は新装版あとがきも書いています。ご興味があれば。

          ブコウスキー『勝手に生きろ!』(河出文庫)の新装版が発売されます

          Ankerのモバイルバッテリー、すごくないですか

          最近出たAnkerのモバイルバッテリー、すごくないですか。軽くて小さいのに容量が大きくて、なおかつ USB C のケーブルがついてる。それだけじゃなくて、直接コンセントに差し込める。つまり全部入りです。これだけ持っていけば、どこでもさっと使える。最高に便利ですよね。

          Ankerのモバイルバッテリー、すごくないですか

          Ankerのケーブルホルダーは便利すぎる

          いや驚きました。Ankerのケーブルホルダー、あまりにも便利すぎます。土台がマグネットで机につき、あるいは机や棚が金属製じゃなければ、ちゃんと張り付きます。そしてケーブルに取り付けたクリップみたいなやつで、しっかりケーブルが土台につきます。磁石の力も絶妙で、つまめばぱっと取れるけど、落ちない。こうやってケーブルを整理整頓するととっても綺麗。これで1000円ちょっとなんて、めちゃくちゃ安いですよね。Ankerってすごすぎる。

          Ankerのケーブルホルダーは便利すぎる

          指紋認証は爆速で楽

           毎日パソコンにログインするとき、ピンナンバーを打ち込んでいますよね。もはや当たり前になったこの行事ですけど、実はやらなくてもいい方法があるんです。それが、指紋認証リーダーをパソコンに付けること。  サンワサプライの指紋リーダーを使ってみたんですけど、これがものすごく楽。一瞬でパソコンが起動する感じです。使ってみて初めて、ピンナンバーを打ち込むのは面倒くさい、と自分が思っていることに気付きました。これ、お勧めです。

          指紋認証は爆速で楽

          オンライン講座でトニ・ケイド・バンバーラの短篇"The Lesson"を読みました

           2024年4月17日の夜7時半から、NHK文化センターのオンライン講座「英語で楽しむアメリカ文学」で、トニ・ケイド・バンバーラの短篇"The Lesson"を読みました。バンバーラは、アメリカの現代女性黒人作家として著名な方です。日本でも単行本こそ出ていませんが、かつて藤本和子さんが何本か短篇を翻訳しています。その他、『塩を食う女たち』(岩波現代文庫)でも紹介されています。  今回は4月の初回ということで、多彩な人が集まり、自己紹介の時間もたっぷりとれて、楽しい時間を過ごし

          オンライン講座でトニ・ケイド・バンバーラの短篇"The Lesson"を読みました

          オンライン講座でヘンリー・ジェイムズ『デイジー・ミラー』を読みました

           2024年4月3日の夜7時半から、NHK文化センターのオンライン講座「文庫で味わうアメリカ文学」で、ヘンリー・ジェイムズの『デイジー・ミラー』(新潮文庫)を取り上げました。  ヨーロッパ暮らしの長いウィンターボーンという青年が、アメリカから来たばかりの美しい女性、デイジーと出会います。常に好奇心旺盛で、自分のしたいことを追求するデイジーに対して、ウィンターボーンは戸惑いながらも強く引かれます。しかし、深い関係を築くこともできず、お互いを理解しようとしても結局はすれ違い、イタ

          オンライン講座でヘンリー・ジェイムズ『デイジー・ミラー』を読みました

          シャープのネックスピーカーはとにかく最高

          最近、家の中で音を聴くときは、もっぱらシャープのネックスピーカーを使っているんですけど、これは本当に最高です。 イヤホンより音源が遠いから、耳が疲れない。でもスピーカーよりは近いから、音も声もはっきり聞こえる。家族と音の大きさの感覚が違っていても、自分専用の音量に設定できる。しかも、横に居る人にはネックスピーカーの音はそこまで聞こえないから、迷惑をかけない。接続は最新のle audioだから、画像の動きに音が遅れることがほとんどない。しかも軽いのにかなり音がいい。デザインも可

          シャープのネックスピーカーはとにかく最高

          オンライン講座でローレン・グロフの短篇"The Midnight Zone"を読みました

           2024年3月20日の夜7時半から、NHK文化センターのオンライン講座「英語で楽しむアメリカ文学」で、ローレン・グロフの短篇"The Midnight Zone"を読みました。グロフは好きな作家で、Noteの「本がひらく」での連載でも扱ったことがあります。この短篇も彼女ならではの魅力が詰まったとても良い作品でした。  休暇で夫婦と男の子2人の家族がフロリダの森のコテージにやってきます。ですが仕事の必要で夫は車に乗って出て行ってしまいます。夫には一緒に来るかと誘われたのですが

          オンライン講座でローレン・グロフの短篇"The Midnight Zone"を読みました

          オンライン講座でケン・リュウ『紙の動物園』を読みました

           2024年3月6日の夜7時半から、NHK文化センターのオンライン講座「文庫で味わうアメリカ文学」でケン・リュウの『紙の動物園』(ハヤカワ文庫)を読みました。  中国からカタログの花嫁としてやってきた母親が作ってくれる、命を持った折り紙の動物が出てくる表題作はとても魅力的です。その他にも、たくさんの素晴らしい作品が収録されています。受講生の方々は、何よりこの作品集に感情的に入り込んでくださいました。泣いたという方もいらっしゃったりして。  それだけでなく、中国やアメリカ、日本

          オンライン講座でケン・リュウ『紙の動物園』を読みました

          オンライン講座でケン・リュウの短篇「紙の動物園」を読みました

           2024年2月21日の夜7時半から、NHK文化センターのオンライン講座「英語で読みたい!アメリカ文学」でケン・リュウの短篇「紙の動物園」を読みました。  中国からカタログで選ばれて来た母親と、アメリカ東部の普通な白人である父親の間に生まれた少年が主人公です。母親が紙を折って作った、自分で動ける不思議な虎をおもちゃとして育った少年は、学校に行き始めると、周囲とのズレを感じ、やがて母親を否定するようになります。母親が早く亡くなったあと、彼は母親に残された手紙を読んで自分の過去を

          オンライン講座でケン・リュウの短篇「紙の動物園」を読みました