二月の歌舞伎座は、勘三郎の追善です。週刊現代から連絡があり、モノクログラビアの勘三郎特集にコメントを寄せました。十八代目のためなら、よろこんで引き受けますとも。今日から書店やコンビニに並んでいます。
笛の藤舎名生が出た『連獅子』を観劇。初日と中日のみの、特別出演だけれども、乾坤一擲の気迫は衰えを見せず、素晴らしかった……。亡き勘三郞さんは、名生師が大好きでした。よい供養になりました。
祥月命日には行けなかったけれど、日曜日になってようやく墓参りに行けました。線香もたえず、お花もこぎれいに飾られていて、十一年が過ぎたとは、今でも信じられない。十八代目勘三郎忌。西徳寺。
猿若祭二月大歌舞伎の演目が発表になった。勘三郎の十三回忌にふさわしく、しごくまっとうな狂言が並ぶ。なかでも、『籠釣瓶花街酔醒』と『連獅子』が楽しみだ。それにしても十三回忌とは早いもので、時間ばかりが掌から砂のように、こぼれていく。泉下で、勘三郎と三津五郎はどんな話をしているのか
人生の成功とは、死ぬ時に悔いが残らないこと 十八代目中村勘三郎 #小さい白いニワトリ