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カナダへ行く!その前に・・・

なんとなく、心が落ち着かず、ざわざわ、モヤモヤ、イライラする日々。
やりたいこと、やらなきゃならないことがいっぱいで、期待、不安など、いろいろな思いが複雑に絡み合っている感じの毎日。そんな日々から、ふっと逃げるように、先日、東京まである舞台を観に行った。
藤原達也主演の『中村仲蔵』。

私は、中村屋(故:中村勘三郎・中村勘九郎・中村七之助親子)の演じる歌舞伎と藤原達也の熱い演技が好き。
中村屋は、コクーン歌舞伎の舞台を長野県松本市で2年に1回行っていて、必ず観にいっている。故中村勘三郎さんの演技は、本当に素晴らしかった。出てきた瞬間に、強烈なオーラに驚かされた。その息子さんたち、勘九郎さん、七之助さんの演技も迫力があり、温かく、美しい。

藤原達也は、埼玉秩父のヤンキーだったという噂(本当のことはわからないけど)があり、やんちゃをしていた15歳の時、スカウトされ、天才蜷川幸雄に見いだされ、舞台の世界で活躍していった俳優さん。数多くの映画やドラマに出演されているけれど、舞台でみる藤原達也は、更に素晴らしい! 彼の、熱く激しく魂がこもった演技が大好きである。

さて、初代中村勘三郎が、江戸に猿若座を開き江戸歌舞伎が誕生してから、今年でちょうど400年!!その長い歴史を彩ってきたたくさんの名優たちの中で、異色の存在が、初代中村仲蔵。歌舞伎界では、究極の階級社会で、主役級の大きな役は、血筋、名門出の役者のみがなれた。仲蔵は、中村座の唄方と振付師の夫婦にもらわれた孤児。その彼が、逆境をものともせず、才気と実力だけで異例の出世を果たしていくサクセスストーリー。
私は、こういう話が大好き(⌒∇⌒)
 
けっこう、ぎりぎりにとった席は、特等席でなんと花道のすぐ隣!!
1回目のリサーチでは空いてなかったのに、2回目に探した時は、たまたま、そこが一つだけ空いていたのだ!これは、きっと私のために空いている席なのだと思うほど、グットタイミングだった。

幕が上がると、舞台の上には、仲蔵の母が。そのセリフが終わると、いきなり花道(ほとんど私の隣!)に、スポットライトが当たり、藤原達也が立っていた!!!!足首がすごく細くて、首や頬が白くてきれいだった(笑)
手を伸ばせば届きそうな・・・
演技のクライマックスでは、涙と汗と鼻水まみれの顔で、身体全体で、腹の底からの叫ぶような声で演技していた。まさに、魂からの演技。心が震えた。私の身体も熱くなっていた。

はぁ~・・・❤
帰りのバスの中では、私の心と頭の中は、藤原達也でいっぱいだった・・・
もう一度、会いたい・・・いや・・・舞台が観たい・・・3月は、全国のいくつかの主要都市で行われる。もう一回、観にいっちゃおうかな~

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