湊乃はと

ものを書く鳩です。100年くらい前を舞台にした小説だったり、何かしらの感想文だったり。

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  • 劇場屋根裏の鳩

    映画・演劇・歌舞伎など、見てきたものの感想など

  • 机の上の鳩

    小説・随想などなど、書きためてきたものたち。何とも呼び難いものが多いため小品と呼んでいたりもします。

  • はとのこと

    湊乃はとについて。著作やイベントなどのお知らせ。

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【書籍案内】夢

書籍詳細 星々文芸博新刊。 初刷 2024/7/14 / 文庫判(A6) / 本文60ページ / ¥700 あらすじ まずは気取ったあらすじがこちら。 旧字体が読みにくいと思われるため、新字体でも以下書き起こします。 「……と、いう夢を見たのサ。」で終わる、 オムニバス夢日記短編集。 一、幾度も来た、いつも歩くあの道 二、秘境食レポハンターの味噌汁ルポ「やまやま」 三、虫封じと厄除けの神事 四、当てどない街歩きと、舟の仏事 五、行きっぱなしの路面電車 六、絵描きは

    • 世界、権利を行使しましたか? 鳩はしましたのでハーゲンダッツを食べます。

      • 【音楽鳩】威風堂々・新世界より ほか(伸友フィルハーモニー管弦楽団 第1回定期演奏会 / 鎌倉芸術館 大ホール)【感想】

        以前よりたまに拝聴しておりましたゆる言語学ラジオの姉妹番組、ゆる音楽学ラジオのパーソナリティ・浦下さんが運営する「伸友フィルハーモニー管弦楽団」の第1回定期演奏会に行ってきました。おそらくこういったコンサートに行くのは初めて。 1日予定を詰め込んだ日の最後がこのコンサートだったため、眠くなったらどうしよう……など思っていたのですが、杞憂でしたね。 演奏する人を見るのも、指揮者を見るのも、音楽を聴くのも楽しかった。 プログラムは目次の以下三曲。 「新世界より」以外の曲は実はあ

        • 【映画鳩】関心領域【感想】

          予告の時点から、絵作りはスタイリッシュなものの悪趣味だなあと思っており、その印象は覆ることはなかった。それ以上でも、それ以下でもない。悪趣味極まるけれども、それを突きつけられるように見る映画です。 (注:以下ネタバレあります) アウシュビッツ強制収容所の真隣に住んでいた、ドイツ人将校家族の視点で流れていく話です。ただずっと、その家族の生活が映し出されていくのみ。ほんとうに普段の生活、父は仕事に行き、母は家のことをやったり子どもたちを学校に送り出したり。父子連れ立って川に遊

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        【書籍案内】夢

        • 世界、権利を行使しましたか? 鳩はしましたのでハーゲンダッツを食べます。

        • 【音楽鳩】威風堂々・新世界より ほか(伸友フィルハーモニー管弦楽団 第1回定期演奏会 / 鎌倉芸術館 大ホール)【感想】

        • 【映画鳩】関心領域【感想】

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        • 劇場屋根裏の鳩
          61本
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          22本
        • はとのこと
          13本

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          【歌舞伎鳩:番外編】三人吉三(五月シネマ歌舞伎)【感想】

          先にパロディのような演劇を見ていましたが、あれが結構忠実に話を進めていたことをようやく知った。確かにこの演目を見ると、どうにかこうにかハッピーエンドにしたいかもしれない。 以下引用はあらすじ。 三人の吉三にまつわるあらゆる巡り合わせを絡めて構成されている話で、もうこれがうまく作られているのがただただすごいなあと、そこばかりに目がいきますね。途中で和尚に全ての情報が集約されてしまうところ、ここで観客にも全ての因果を理解させるように作られているのが構成の妙。 三人の吉三が同等に

          【歌舞伎鳩:番外編】三人吉三(五月シネマ歌舞伎)【感想】

          【歌舞伎鳩】福叶神恋噺ほか(歌舞伎町大歌舞伎 / THEATER MILANO-Za)【感想】

          中村屋さんだ!ということで意気揚々とお切符をとっていたら、なんとその後もう一枚いただくという謎の事態が発生しましたため、2回見ました。どちらも1階G-H列5番あたり。花道(仮)が近く、役者さんがみなさん大変近くを通って行かれました……。 正札附根元草摺 ざっくりとしたあらすじ: 父親を討った仇である工藤祐経の屋敷に向かおうとする曽我五郎(中村虎之助)。それを引き止めようとする小林朝比奈の妹・舞鶴(中村鶴松)。 ただ引き止めるだけでは五郎は止められないと悟った舞鶴は、男女の

          【歌舞伎鳩】福叶神恋噺ほか(歌舞伎町大歌舞伎 / THEATER MILANO-Za)【感想】

          #一行日記 2024/09/08 ようやく腹を括りiPadを買いましたからこれからイラストの練習をしますが、本体が届く前にケースだのペンシルだのが届き、iPadの概念にて練習を始めなければならない可能性が出てきた。

          #一行日記 2024/09/08 ようやく腹を括りiPadを買いましたからこれからイラストの練習をしますが、本体が届く前にケースだのペンシルだのが届き、iPadの概念にて練習を始めなければならない可能性が出てきた。

          【歌舞伎鳩】毛抜ほか(團菊祭五月大歌舞伎 / 歌舞伎座)【感想】

          見てみたかったやつ〜と今月も呑気にお切符を取ったわけでございますが、先日見た「鳴神」と「毛抜」、同じ作品の別の場面なんですね、知らなかった。またひとつ学びました。 鴛鴦襖恋睦 おしどり ざっくりとしたあらすじ: 源氏方の河津三郎(尾上松也)と平家方の股野五郎(中村萬太郎)は、遊女喜瀬川(尾上右近)をめぐって相撲で勝負をする。勝ったのは河津。遺恨を残す股野は、人の心を狂わすという雄鴛鴦の生き血を酒に混ぜ、河津に飲ませた。 つがいを殺された雌鴛鴦は、喜瀬川の姿を借りて、河津の

          【歌舞伎鳩】毛抜ほか(團菊祭五月大歌舞伎 / 歌舞伎座)【感想】

          い、いつのまにか当日券握っててえ…… https://note.com/minatonohato/n/na871af9ead6e

          い、いつのまにか当日券握っててえ…… https://note.com/minatonohato/n/na871af9ead6e

          【歌舞伎鳩】鳴神ほか(前進座歌舞伎公演 / 東京建物Brillia HALL)【感想】

          鳴神が見てみたかったので、行ってきました。劇場に行くと配布されるチラシの、あの冊子のような束の中で見かけて行ってきたわけですが、結構色々なところで歌舞伎って公演をしているんだな〜。歌舞伎を見たことがなかった時は全然知らなかった。やはり己の中で何かの解像度を上げることは、世界を広げることでありますね。 👒は鳩的好きな演目 雪祭五人三番叟 三番叟のめでたい踊りの中で、ラストに雪が降るのが良かった。三階席から見ていたんですが、だんだん降り積もっていく雪に、踊る人たちの軌跡が描か

          【歌舞伎鳩】鳴神ほか(前進座歌舞伎公演 / 東京建物Brillia HALL)【感想】

          【文楽鳩】和田合戦女舞鶴ほか(令和6年4月文楽公演 / 国立文楽劇場)

          ちょうどよい時間で見られそうだったので、見てきました。大阪・国立文楽劇場。劇場に入ると、でっかいお人形の首にお出迎えされます。 奥の方にちょっとした資料展示室があり、こちらも面白かった。あまり余裕を持って入らなかったので時間が足りなかったのが悔やまれます。次行く時はもうちょっとちゃんと見たい。 団子売 団子売りの夫婦が、お団子を売りつつめでたく踊るわけですが、見ていて明るくて楽しかった。昨年歌舞伎座でかかっていたのも見ておけば良かったかな。 お人形が踊る、というのはどう

          【文楽鳩】和田合戦女舞鶴ほか(令和6年4月文楽公演 / 国立文楽劇場)

          これは本当にイレギュラーなことなので、また次は四月の文楽の感想に戻りますよ、一体いつ、感想文が追いつくんでしょうね(2024/08/17)。 https://note.com/minatonohato/n/na871af9ead6e

          これは本当にイレギュラーなことなので、また次は四月の文楽の感想に戻りますよ、一体いつ、感想文が追いつくんでしょうね(2024/08/17)。 https://note.com/minatonohato/n/na871af9ead6e

          【舞台鳩】朝日のような夕日をつれて2024(番外:殴り書き感想編)

          一月ほど前の私が、別の舞台を見た時に、目についたチラシからこのチケットを(ちょっと無理して)買っており、先ほど見てきたわけでございます。 きっと有名なんでしょう、私は浅学で全然知りませんでしたから、きっと今、こんなにバカみたいに騒ぐのはおそらく私くらいなのかもしれない。けれどそれでも書かずにはいられなかったので、これは番外編です。鳩は正気を失っている。普段はあれでも考えて、メモを構成し直し感想文に仕立て上げているわけでございますが、今日のこれは、いったいそのまま書き殴りです

          【舞台鳩】朝日のような夕日をつれて2024(番外:殴り書き感想編)

          【歌舞伎鳩】松竹梅湯島掛額ほか(四国こんぴら歌舞伎大芝居 / 旧金毘羅大芝居・金丸座)

          あ〜〜〜〜〜うっかり!!! うっかりお切符が手に入っちゃいましたね!!! いや〜〜〜〜うっかりなんでね、行かなければですね琴平まで。 ということで行ってきました。香川県琴平市。行ってみたかったんですよ金比羅宮……。もちろんサンライズ瀬戸でごろ寝をし、朝のうちに琴平山に登り、霧深い奥社まで行ってまいりました。山。奥社は果てしなく遠かった……。そして登ったり降りたりしたのちに満を持して金丸座です。 お昼に食べたうどんもさすがに美味しかった。 👒は鳩的好きな演目 👒松竹梅湯島掛額

          【歌舞伎鳩】松竹梅湯島掛額ほか(四国こんぴら歌舞伎大芝居 / 旧金毘羅大芝居・金丸座)

          【舞台鳩】剣劇「三國志演技〜孫呉」

          三國志……全然通ってきていない……大丈夫だろうか……と思いながら見に行きましたが、問題ありませんでした。よかったよかった。 あらすじ 一部が本編(物語)、二部が特別御前試合(スペシャル殺陣ショー)という構成。 まずは本編。 三國志を通ってきていなすぎて、名前が……覚えられない……(いつもの)というのはさておいても、しっかりとキャラクターが作り上げられているのでわかりやすく、ありがたいところ。 主人公(孫策)の父との確執の話であり、その親しい人との死が受け入れられずに狂っ

          【舞台鳩】剣劇「三國志演技〜孫呉」

          歌舞伎座で10月に婦系図がかかるそうです。さすがにびっくりしちゃった。もう弾みでついでに日本橋もかけてください。頼みます。玉三郎さんのお孝が見たいんです……。

          歌舞伎座で10月に婦系図がかかるそうです。さすがにびっくりしちゃった。もう弾みでついでに日本橋もかけてください。頼みます。玉三郎さんのお孝が見たいんです……。