東宝映画

若大将・京南大学篇

「若大将」といえば加山雄三のニックネームで、今でも呼称として通用している。スポーツ万能、女の子にはモテモテ、人に頼まれたらイヤとはいえない。東京麻布の老舗のすき焼き屋「田能久」の跡取り息子・田沼雄一は京南大学の四年生。学費の使い込みやレストランでの大乱闘が原因で、父親・久太郎(有島一郎)から勘当を言い渡され、家を出る。そこでヒロイン澄子(星由里子)と出会い、青大将こと石山新次郎(田中邦衛)の横恋慕

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加山雄三・若大将シリーズの魅力

20年に18作も作られた加山雄三の「若大将」映画。シリーズ第一作『大学の若大将』が作られたのは、プログラムピクチャー全盛の昭和36(1961)年。戦前からの二枚目スター上原謙のジュニアとして前年に東宝からデビューした加山雄三の魅力を最大限に引き出そうと企画された明朗青春篇だった。加山がデビューした昭和35(1960)年は60年安保に日本中が揺れ動いていた。リアルな大学生は恋やスポーツを謳歌するとい

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『社長千一夜』(1967年・松林宗恵)

「社長シリーズ」第26作!

 昭和42(1967)年の元旦に封切られた正月映画『社長千一夜』はシリーズ第26作。同時上映は空前の加山雄三ブームのなか香港ロケで製作された『レッツゴー!若大将』(岩内克巳)。ちなみにこの年の正月興行は、東映は北島三郎『兄弟仁義 関東三兄弟』と高倉健『網走番外地 大雪原の対決』、松竹は橋幸夫『シンガポールの夜は更けて』と坂本九『九ちゃんのでっかい夢』(山田洋次)、日活

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Amazonプライムビデオの本気/ガス人間第一号

明日から、ディズニープラスのサービスが開始される。

ディズニーデラックスからアップグレードされる形でのスタート。

ディズニーデラックスには、以前入会していたが、「マンダロリアン」を堪能し終えたので、現在はお休み中。

いつか配信されるマーベル系のオリジナルドラマにも期待しているが、取り急ぎは、「20世紀FOX」関連の配信作がどれくらいあるのか、そこをディズニープラスには期待している。
「エイリ

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余談ですが、僕はあいみょんが好きです
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エッセー 「70年代の熱き走り屋魂とクルマカルチャーを描いた青春ロードムービーの ”白熱 デッドヒート”」

この映画の原作者である田中光二はSFをメインジャンルとする作家だが、自身が無類のクルマ好きということもあり、クルマを題材した冒険小説を数多く執筆している。

 この作品は、その中の一冊「白熱 デッドヒート」を1977年に東宝が映画化したものだ。

 映画の脚本は原作から大幅に書き換えられているので、下記に「原作」の粗筋を記す。

 『ガソリンスタンドの店員として働きながらクルマにその青春のすべてを

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恐るべしAmazonプライム。東宝の変身人間シリーズが見られるとは。で、未見だった美女と液体人間をようやく見た。後に続く電送人間が復讐、ガス人間第1号が女性への恋慕と、犯行の背景を掘り下げてるのに対して、本作はそういう描写もなく、脅威として描かれただけ。ちょっと拍子抜けかな。

よしっ!(๑•̀ㅂ•́)و✧
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娯楽のデパート 井上梅次監督のカラフルな世界

井上梅次監督。戦後日本映画を娯楽作で牽引してきた、その功績の大きさに比べ、新聞報道の訃報の小ささに驚いた。まぁ、それが今という時代なのだけど、ここでその偉業を振り返ってみよう。

 井上監督は1952(昭和27年)、新東宝『恋の応援団長』を皮切りに、5社協定の時代に東宝、日活、大映、東映、松竹と、邦画各社を渡り歩いて、数々の娯楽作を勢力的に手がけ、1960年代末には香港映画界に乗り込んだ。その生涯

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『サラリーマン清水港』(1962年・松林宗恵)

昭和37年1月3日公開。オープニング、世田谷のまだ牧歌的な光景を、新聞配達の少年(大沢健三郎)が「わかっちゃいるけどやめられない〜」と「スーダラ節」を歌いながら、自転車で走っている。「スーダラ節」が発売されたのが、前年、昭和36年8月20日、秋口から全国的なヒットとなって、クレイジーキャッツ人気は急上昇。年末には、松竹映画『大当り三代記』に植木等がワンシーン出演。「スーダラ節」を歌うシーンが呼び物

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『喜劇駅前音頭』(1964年・東京映画・佐伯幸三)

昭和39(1964)年8月11日公開のシリーズ第9作。小田急線・向ヶ丘駅前商店街のB O N洋装店の孫作(伴淳三郎)と藤子(淡路恵子)と、森田呉服店の徳之助(森繁久彌)と圭子(淡島千景)夫妻。お互いライバル同士で、何かにつけて張り合っている。駅前シリーズは「商店の喜劇」として作られてきたが、今回は「商店街の喜劇」の色合いが濃い。

 この商店街での宣伝、パブリシティを一手に担っているのが、広島弁で

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『続 社長道中記』(1961年・松林宗恵)

前作から間を開けずに、昭和36(1961)年5月30日に封切られた続篇。データベースやウイキペディアには、サブタイトルに「女親分対決の巻」とあるが、これは1980年代、ぴあの映画辞典で『アトミックのおぼん 女親分対決の巻』と混同して『続 社長道中記 女親分対決の巻』と記述されてしまったことが要因。併映は、成瀬巳喜男監督『妻として女として』。前作は黒澤明、こちらは成瀬巳喜男作品と二本立。映画黄金時代

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