葛城マサカズ

ミリタリーやアニメが好きな40代です。 カクヨムとノベルアッププラス・ハーメルンで小説…

葛城マサカズ

ミリタリーやアニメが好きな40代です。 カクヨムとノベルアッププラス・ハーメルンで小説を投稿しています。 小説「日独印度大戦」・「憲兵神楽坂冴子の事件簿」など

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  • 映画感想

    見た映画の感想記事になります。ネタバレありの記事もあります。

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強く!濃く生きろ!映画「サユリ」感想

 9月7日にTジョイ東広島で映画「サユリ」を見ました。  映画館でホラー映画を見るのは初めてでしたが、予告編の「祓ってやるるもりはねえ、地獄送りにしてやるんじゃ」と言い怪異に立ち向かう神木春枝を演じる根岸季衣さんの台詞が気になった。  いやー見て良かった。ホラーなのになんか気分が前向きになる感じになり面白かったです。 陰鬱ホラーからの逆転  映画「サユリ」は前半が舞台となる一軒家に移り住む神木家が怨霊であるサユリによって次々と死んでしまうホラー展開だ。  不気味な笑い声

    • (ネタバレあり)日常の延長にある生き方を見る映画「きみの色」

       9月1日にTジョイ東広島で映画「君のいろ」を見ました。  穏やかな気分に終始見続けられた良い作品でした。  大きな目標や修羅場のような展開があるような大作ではない日常を舞台にした作品が「きみの色」  しかし、誰でも同じ日常ではない。それが「きみの色」での特色ですね。 バンドを組む三人  「きみの色」はミッションスクールの高校生である日暮トツ子に、ミッションスクールを中退した作永きみ、離島に住む病院の跡取りである影平ルイの三人がバンドを組み音楽活動をするのがストーリーの軸

      • 緊迫の首都攻防戦を描いた映画「ソウルの春」

         8月24日に広島バルト11で映画「ソウルの春」を見ました。  1979年に起きたクーデターを描くこの作品、韓国陸軍内の派閥抗争から政権簒奪に向かう殺伐としたストーリーなのですが、それ故に緊迫感が続き142分と長めの作品でありながら中だるみが無い作品でしたね。  どっちが先にソウルを手中に収めるのかを争い、その為に軍人同士による取り込みや心理戦を展開する。クーデターを鎮圧する側の「誰が敵ではないのか?」と言う緊張感が分かるのもまた良い。  ミリタリー好きや歴史好きでは無くても

        • 彼女達は旅立った「ガールズバンドクライ」最終回

           アニメ「ガールズバンドクライ」(以後ガルクラと略す)の放送が先月で終わった。  ラストはトゲナシトゲアリのライブシーン、仁菜達が並んで「ありがとう!」で最終回は幕を閉じた。  いや、この気持ちがアガったまま着地しないで終われないじゃん!まだトゲトゲのメンバーがワチャワチャして騒ぐ様子が見たいんじゃ!と足りない気持ちでしたね。  この物足りなさは「ガルクラ」が面白かったからに他ならない。良い作品でした。今回は「ガルクラ」について総じての感想になります。 プロデビューす

        強く!濃く生きろ!映画「サユリ」感想

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          9年に渡るシリーズに幕「響け!ユーフォニアム3」

           Eテレで放送されていた「響け!ユーフォニアム3」が6月30日で最終回を迎えた。  2015年の第1期放送から9年続いたシリーズが終わった。  見終わった時は黄前久美子の三年間を描き切れて良かったなと言う安堵感がありましたね。これで終わる寂しさよりも、ゴールに到達した満足感のような気持ちだった。  TVアニメでは最高レベルの作品を9年も作り続けた京都アニメーションや出演者など関係者の皆さんには感謝だ。 久美子は大人へと歩み出す。  第12話、ユーフォニアムのソリを久美子か

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          「響け!ユーフォニアム3」第9話感想

           アニメ「響け!ユーフォニアム3」第9話「ちぐはぐチューニング」  前回はオーディション結果でソリの担当に選ばれずショクを受ける久美子で終わり、今回もそのショックを引きずりながらの展開  第9話もまさに重く荒れた回となりましたね。 リーダーとしての目覚め  部長となった当初の久美子  「アンサンブルコンテスト」では部員達の前で話すだけでも精一杯な状態でした。  副部長の秀一、ドラムメジャーの麗奈に支えられながら部長をしていた久美子  しかし、今回第9話で久美子はリーダーと

          「響け!ユーフォニアム3」第9話感想

          台湾新総統就任で迎える中台危機

           5月20日に台湾(中華民国)の指導者である総統として新たに就任する頼清徳氏  瀬新総統が迎える台湾の危機、中国(中華人民共和国)との危機は新たな段階を迎えます。 頼新総統の対中方針 まずは頼清徳氏が対中方針をどう考えているか。  台湾総統選挙で勝利した時に頼氏は「現状維持する」として蔡英文政権の方針を受け継ぐと述べている。  また、中国との交流や協力したい事も述べている。  蔡英文氏と同じ民主進歩党でもあり、台湾の独立性を持たせつつ、中国との交流など経済関係を望むと表明し

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          ついに「トゲナシトゲアリ」結成!しかし荒れるガルクラ第7話

           アニメ「ガールズバンドクライ」の第6話でルパと海老原智が合流した事で5人のメンバーが揃いました。  ここから一段と進み始めると思いきや  次の第7話は荒れました。その感想と考察を書いて行きます。 「トゲナシトゲアリ」結成、しかし桃香は脱退!?  第7話で長野県で開催される音楽フェスのイベントに新川崎(仮)は参加する事となり、借りた車で長野県へ向かう一同であったが  桃香がシンメンバーから抜けると言い出す。  理由は自分の曲ではプロにはなれないと言う。  やはり、プロを目

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          快晴の航空ショー岩国基地日米フレンドシップデー2024

           2024年(令和6年)5月5日  山口県岩国市にある在日米軍岩国基地と海上自衛隊岩国地基地(同じ敷地内にある)で開催される日米親善デーの一般公開が行われました。  昨年はG7広島サミットが5月にある為に4月に開催、しかも大雨の日でしたが、今年は朝から快晴となっての開催になりました。 入場まで大変  岩国基地に到着したのは午前9時前  入場する人達は既に多い。  ゲートに入れたものの、基地内で来場者達は動けなくなる。  日米それぞれの国歌の演奏が聞こえる。  どうやら司令

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          アニメ「T・Pぼん」第8話は結構細かくミリタリー描写がされていた。

           アニメ「T・Pぼん」  「ドラえもん」の藤子・F・不二雄先生の漫画「T・Pぼん」がNetflixでアニメ化されて配信中だ。  今回は「T・Pぼん」第8話「戦場の美少女」でのミリタリー描写についての解説になります。 「T・Pぼん」のあらすじ  主人公である少年、並平ぼん(なみひらぼん)はT・P(タイムパトロール)の隊員であるリーム・ストームと偶然に出会う。  それから、ぼんはT・Pが使うタイムボートを見つけて乗ってしまい、鎌倉時代にタイムスリップをしてしまう。  ぼんはリー

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          新たなロックの波を感じた!アニメ「ガールズバンドクライ」

           「ぼっち・ざ・ろっく!」に続くバンドアニメが登場  それが「ガールズバンドクライ」  続きが気になる作品ですね。  第4話まで見た感想を書いて行きます。   接触  「ガールズバンドクライ」(以後、ガルクラと称す)を知ったのはXで「リコリス・リコイル」や「葬送のフリーレン」・「響け!ユーフォニアム」の二次創作でギャグマンガを公開しているしんごー(@bycilefighter)さんが「ガールズバンドクライ」の二次創作を公開したのを見てからです。 「どんな作品なのだろう?」

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          映画「オッペンハイマー」は原爆への否をどう描いたか?

           4月13日(土曜日)にTジョイ東広島で映画「オッペンハイマー」を見ました。  地元である広島県では広島市への原爆が使用された過去から、注目度が高かった作品です。「原爆被害についての描写が少ない」ことが指摘される本作  果たしてどんな内容なのかより、気になっていました。  時間が前後する展開は少し迷うものの、オッペンハイマーの人生を描いた作品として凄い作品だなと思えた。  時系列を並べるのではなく、オッペンハイマーの心境を中心に進む展開はクリストファー・ノーラン監督の作風が十

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          第13戦車中隊最後の姿(後編)~海田市駐屯地~

           前回に引き続き、最後に見た第13戦車中隊についてです。  今回は11月26日に海田市駐屯地で行われた第13旅団創設24周年・海田市駐屯地創設73周年記念行事での様子です。 久しぶりの海田市駐屯地  コロナ禍でのイベント自粛  それは自衛隊も同じで、部隊や駐屯地の創設記念行事は一般開放を中止し、部隊や関係者だけの開催が続きました。  前回2022年(令和4年)の式典も隊員や車輌に航空機の行進が行われましたが、一般公開はなしでした。(外からは見られた)  今回はようやくの一般

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          第13戦車中隊最後の姿(前編)~日本原駐屯地~

           2024年(令和6年)3月21日に島根県出雲駐屯地で新しい部隊が発足しました。  それが第13偵察戦闘大隊です。  第13旅団所属のこの大隊は、第13戦車中隊と第13偵察隊が統合して編成されました。  統合して再編成する際に、第13戦車中隊は装備していた74式戦車が引退しました。  半世紀近く日本を守った74式戦車が現役を退き  1962年(昭和37年)の第13戦車大隊発足から、1999年(平成11年)の第13戦車中隊を経て、60年以上も中国地方の防衛警備を担っていた戦車部

          第13戦車中隊最後の姿(前編)~日本原駐屯地~

          宇宙よりも遠い場所第11話考察(後編)~それは決別~

          https://note.com/katuragi1984/n/nc2609cf2c918  前回は三宅日向の心境と背景についてを中心に書きました。  今回は日向の元チームメイトが許されなかった事についてです。 元チームメイトが許されなかった訳  第11話で日向の元チームメイトは小淵沢報瀬から怒られ、キマリや結月も日向の味方であると見せられ、元チームメイトは日向と和解はできませんでした。  許されなかった元チームメイト  果たして元チームメイトは許されないのか?  元チ

          宇宙よりも遠い場所第11話考察(後編)~それは決別~

          アニメ「宇宙よりも遠い場所」第11話考察(前編)~三宅日向の苦悩~

           アニメ「宇宙よりも遠い場所」  Eテレでの放送が私が一番好きな回である第11話が放送されました。  今回はこの第11話で三宅日向についてを中心に考察します。 第11話で描かれた三宅日向の過去  第11話は三宅日向に高校の陸上部でチームメイトだった元同級生達が再会しようとする所から始まる。  ビデオカメラとネット回線を通じての面会、日向はカメラのレンズを手で塞いで拒否の態度を示します。  日向は一人になって「ふざけんな!」と叫び雪を蹴り、バケツも投げる今までにない荒れた姿

          アニメ「宇宙よりも遠い場所」第11話考察(前編)~三宅日向の苦悩~