宇治海鳳:すべての美しいもの、笑えるものに目がないあなたへ

私の好きなもの:風や花や星、すべての美しいもの、心、マジックで人を煙に巻くこと、ちょっ…

宇治海鳳:すべての美しいもの、笑えるものに目がないあなたへ

私の好きなもの:風や花や星、すべての美しいもの、心、マジックで人を煙に巻くこと、ちょっとおかしな話の蒐集、太極拳、野球、赤毛のアン、ブラッドベリの作品、風の谷のナウシカ、波の音、ブルックナーの音楽、江差追分、一茶の俳句、量子力学、生命の起源、料理を作ること、人を幸せにすること。

マガジン

  • 富士山の四季

    箱根の西側斜面に、東名の通る谷越に富士山の全景が見える絶景ポイントがあります。そこから見た四季折々の富士山の姿を載せていきます。宝永火口が正面に来て稜線にかからず、左右が綺麗に対称な姿を見せるここが一番美しく見えるポイントだと思っています。

  • 心打たれる音楽の話

    クラシック、フォークソング、演歌等、時代もジャンルも超えて心を捉える名曲、名演を紹介していきたいと思っています。

  • プチ果樹園便り

    箱根西山麓標高260mにあるお家の小さな庭で色々な果樹を育てています。珍しい果樹をネットなどで見かけるとついつい欲しくなってしまいます。果樹が育っていく様子を紹介して行きたいと思っています。

  • 句集・歌集

    写真と俳句を組み合わせることで生まれるものを求めて行きたいと思っています。基本は定形で、写真があるので季語は必須とはしません。文語にもこだわらず自由に表現していきたいと思っています。

  • 私の好きな本の話

    子供の頃の家には明治大正昭和の本が全く区別なく、ちょっとした古本屋さん並みにノンジャンルに積まれていました。僕は小学校に入る前からそんな本を戦前も戦後も全く知らずに、手当たり次第に読んでいました。僕が一番好きだったのは、神話、伝説、英雄伝などの不思議な物語でした。表紙が取れてボロボロの作者が誰かもわからない本があって、その中の「山男の四月」の人間が薬になってしまう話とか、「ペンネンネンネンネネムの伝記」の化け物世界とかはなんて不思議なんだろう、どこかで出会えないかなと半ば存在を信じていました。そんな僕の好きな本について語っていきたいと思います。

最近の記事

  • 固定された記事

【0】自己紹介と記事一覧と雪晴れ富士

すべての美しいもの、笑えるものに目がない私です。 仕事の合間に蒐集してきた不思議な話、おかしな話、まじめな話、笑える話などを載せています。 ジャンルは写真、音楽、古代史の話、宇宙論や、やっちまった話、果樹の話、など色々です。 面白かったらスキしてくださいね。 1)記事一覧 【1】NOTE第1回目の投稿:2022年4月25日の夕富士  【2】おかしな話-1:鮒を釣った話 2022.4.30 【3】おかしな話-2:縄文時代に興味を持って三内丸山遺跡を見に行ったこと、東京でリアル

    • 【235】夕方の彷徨:ハンス・クナッパーツブッシュの パルジファル第1幕前奏曲 2024.8.10

      1 ハンス・クナッパーツブッシュのワーグナー今日の夕方散歩は家から上に登っていく道を行ってみることにしました。 音楽はハンス・クナッパーツブッシュのワーグナーです。 ラインアップは、パルジファル第1幕への前奏曲、ローエングリン第1幕への前奏曲、ジークフリート牧歌、そして最後に、ジークフリートの葬送行進曲、という流れでした。  いずれも素晴らしい名演です。このような演奏を下のようにYouTubeにあげていただいているというのは有難いことです。 *パルジファル第1幕への前奏

      • 【234】夕方の彷徨:中島みゆきさん「ここにいるよ」、道ということ、農地の問題等について考えたこと 2024.8.4

        1 中島みゆきさんの歌 連日の猛暑で途絶えがちだった夕方散歩を再開しました。  この日は、中島みゆきさんの「ここにいるよ」というアルバムを聴きながら細い道を下に降って歩いてみました。  このような中島みゆきさんの曲を聴くとき思うのです。  拓郎とか陽水とか泉谷とか、もっと言えば岡林信康とか、一世を風靡したやつは何人もいたけど、みんなどこかに消えちまって、今残って戦い続けているのはみゆき1人じゃねえか、と。  私もかっては技術者のはしくれで、ふと気づくと周りの者が皆いな

        • 【233】スイカを少しだけ凍らせて食べるととんでもなく美味しい!!2024.8.10

           スイカが今旬です。と言ってもスイカの産地は九州熊本とかから始まってどんどん北上していき今は尾花沢とか青森とかが中心になってきています。   北海道まで行くとそれで終わりになりますからそろそろスイカの季節も終わりかなということになります。  暑い時期にスイカを冷やしてかぶりかぶりつくのは本当に夏の至福ですね。  ところでスイカはそのまま食べてももちろん美味しいですが、凍らせて食べるのもまた違って美味しいことは皆様ご存知のことと思います。  その時に完全に凍らせるのではな

        • 固定された記事

        マガジン

        • 富士山の四季
          50本
        • 心打たれる音楽の話
          52本
        • プチ果樹園便り
          59本
        • 句集・歌集
          5本
        • 私の好きな本の話
          21本
        • おかしな話 笑える話 奇妙な話  不思議な話
          35本

        記事

          三嶋海鳳 第一歌集 「風の心 花の心」

          まだ独身だった頃の一時期、短歌を夢中で作っていたことが有りました。 #創作大賞2024 #オールカテゴリ部門

          【231】ブルックナー交響曲第7番の新改訂版?について

           僕は前回【227】の記事の最後の所でブルックナーの7番の新しい聴き方の提案について語りました。  その件についてさらに検討して修正し、実際にその提案に従ったものを作ってユーチューブにUPしてしまいましたので、よかったら聴いていただいて感想をコメントいただけたら幸いです。 1 ブルックナー交響曲第7番の新改訂版をフルトヴェングラー指揮ベルリンフィルの演奏で  ブルックナー交響曲第7番の全く新しい改訂版。  それは一体どのような改定をおこなったのか?  まず聴いてみてくだ

          【231】ブルックナー交響曲第7番の新改訂版?について

          宇治海鳳 句集-1 

           写真が好きで俳句も好きで、見たものを写真と言葉の両方で伝えたいと思って、こんなものを創っています。  一応、文章は俳句の形をとり、定形、文語現代語は混在、季語は写真でわかるのでこだわらず、気ままに作っています。  連作の写真も句も多いです。    とりあえず、こんな形で一つ発表してみます。  気に入って楽しんでいただけたらと思っています。 【初陽富士】 もう20年近く前から元旦には富士の初陽を撮影に行っています。  私の住む箱根西麓の地には富士の全貌を見晴らせる場所があ

          花あやめくぐもり咲きてなほ咲きぬ「攝津幸彦選集」:私ならこうしてベストセラーにする! 海皇宗治

          お断り最初に断っておきますが、このお話はフィクションです。 私の所属するささやかな俳句結社カンナ俳句会では毎月機関誌を発行しており、その巻頭で会長兼編集長が、<今月の一句>ということで、一人の俳人と代表句について紹介をすることが恒例になっています。 当時の名物編集長麦處さんがその月取り上げたのが攝津幸彦さんでした。 それを読んで麦處さんのところに行って、「妙な俳句を書く方ですねえ。」と感想を述べたら、「そうでしょ、面白いでしょ。じゃ、これ読みますか。」 と押し付けられた、も

          花あやめくぐもり咲きてなほ咲きぬ「攝津幸彦選集」:私ならこうしてベストセラーにする! 海皇宗治

          「傲然と墜るもの」鈴木しづ子抄 海皇宗治

          カンナ俳句会「今月の一句」 私の所属しているささやかな俳句結社「カンナ俳句会」は熱心に俳句に向き合う者が多く、コロナ前には毎月句会を開き、機関誌である「カンナ」という小冊子を毎月発行していました。 (コロナの時は句会も開けず活動は困難を極めましたが、現在は隔月で句会を開き機関誌もそれに合わせて隔月で電子発行という形まで戻して来ています。) 「カンナ」では、会員の中に俳句のことならなんでも知っているという大先達が何人もおられ、そのような方が歴代の代表兼編集長を務め、機関誌の巻

          【227】夕方の彷徨:ブルックナー交響曲第9番の第4楽章の補筆改訂版 アルフォンソ・スカラノ/タイ・フィルの印象-訂正 2024.7.5

          1 霧雨の中の彷徨  前回【224】の記事でアルフォンソ・スカラノ指揮タイ・フィルハーモニーによるブルックナー交響曲第9番の第4楽章の補筆改訂版の演奏を絶賛しました。  ただし、あの演奏が本当によかったのかについては、もう一度頭を冷やして聴き直して確認せねばと思っていました。  悪天候が続いていたのでちょっと時間が空きましたが、7月2日になって夕方の散歩をした時に、この演奏を最初から聴き直してみたのです。  この日は、朝から雨と風が強い荒れ模様のお天気でしたが、夕方に

          【227】夕方の彷徨:ブルックナー交響曲第9番の第4楽章の補筆改訂版 アルフォンソ・スカラノ/タイ・フィルの印象-訂正 2024.7.5

          海の不思議 不思議の海 :海皇宗治

          今からするお話は僕が実際に遭遇したほんとうに本当の話です。 もしかしたら僕はあの時、一生で一度だけ、別な世界に限りなく近づいてしまっていたのかもしれない、そんな話なのです。 この話は僕にとってあまりにも不思議な出来事であり、他に誰も証人はおらず、自分自身でもそれがほんとうに有ったことだったのか疑ってしまうようなことだったので、他人に話しても信じてもらえるとは思えず、今まで誰にも話したことがなかったのです。・・・・・・・  <本文から> 序 「塀にある扉」  「タイムマシ

          句集「夏の夕」

           箱根の西麓、芦ノ湖から西に降りる尾根の中腹からは正面に富士の愛鷹連峰が連なる絶景をみることができます。  ある夏の夕に撮影した富士と雲の動きと日没の光が生み出す不思議な光景に句を添えました。  ご覧いただけたら幸いです。 #オールカテゴリ部門

          【224】ブルックナー交響曲第9番の第4楽章の補筆改訂版について:決定版はこんな所からやってきた。これならばいいかもしれない。騙されたと思って聴いて欲しいこの名演 2024.6.28

           思いがけない出会いがあって、少々興奮しながらこの記事を書いています。  そのためちょっと長文になり過ぎてしまいました。  お時間の無い方はすべてすっ飛ばしていただいて結構ですので、目次6に紹介した演奏動画を見てみてください。 1 ブルックナー9番の第4楽章の補筆完成の試み 僕は別稿でも何度か書きましたが、高校一年の時にフルトヴェングラーのブルックナー9番に出合ったことからクラシック音楽の世界に入った人間で、それ以来半世紀以上に渡ってブルックナーを追い続けてきています。

          【224】ブルックナー交響曲第9番の第4楽章の補筆改訂版について:決定版はこんな所からやってきた。これならばいいかもしれない。騙されたと思って聴いて欲しいこの名演 2024.6.28

          【223】本の話「わかりやすい恋」銀色夏生さん 2024.6.27

           友人とメールで大正浪漫の話をしていたら、なぜかふと銀色夏生さんの「わかりやすい恋」のことを思いだしました。 1 わかりやすい恋 写真集、それとも詩集?  文庫本サイズの小さな本のページを開くと写真が載せられていて、それに短かい言葉が添えられている。  サイダーの泡のような、綺麗な色のドロップのような、すぐに消えてゆく虹のような、そんな不思議な言葉の数々がなぜか消えずに僕の心に残りました。  当時、僕は忙しい仕事の中で、この写真集に憧れて、こんなふっくらほっぺの女のこに出

          【223】本の話「わかりやすい恋」銀色夏生さん 2024.6.27

          【222】忘れ得ぬ唄の話:後の時代まで残って欲しい「六月の子守唄」ウィッシュそして「外は雨」川島康子さん 2024.6.25

          1 「六月の子守唄」ウィッシュ、なんと今日でちょうどリリース50周年でした!! 六月になったらと書こうとずっと思っていたウィッシュの「六月の子守唄」についてやっと書きます。  この曲は 伊豆丸礼子(いずまる・れいこ)、伊豆丸幸子(いずまる・さちこ)さんという姉妹フォークデュオ ウィッシュが1974年6月25日にリリースした4枚目のシングルのA面曲です。  ということは、今日でぴったり50年目ということになるのではないですか!!  偶然ですがびっくりしました。    19

          【222】忘れ得ぬ唄の話:後の時代まで残って欲しい「六月の子守唄」ウィッシュそして「外は雨」川島康子さん 2024.6.25

          【221】音楽が溢れて零れ落ちるドビュッシーの「アラベスク第1番」「月の光」:マリア・ジョアン・ピレシュさんのピアノは何て素敵なんだろう 2024.6.23

          1 【大人のピアノ】で 私がピレシュさんを知ったのは、Gentle Breezeさんという方が、私の記事にスキしていただき、どんな方なんだろうと思ってサイトを見に行ったときに、下の記事に教えていただいたのでした。 【大人のピアノ】リベンジシリーズ①ドビュッシーアラベスク1番|Gentle Breeze~幸せに働き心豊かに生きる (note.com)  長いブランクを越えてもう一度ピアノに戻ろうとされているGentle Breezeさんが今取り組んでいらっしゃるのがドビュ

          【221】音楽が溢れて零れ落ちるドビュッシーの「アラベスク第1番」「月の光」:マリア・ジョアン・ピレシュさんのピアノは何て素敵なんだろう 2024.6.23