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心打たれる音楽の話

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クラシック、フォークソング、演歌等、時代もジャンルも超えて心を捉える名曲、名演を紹介していきたいと思っています。
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記事一覧

【245】天盆(王城夕紀)とイステージア(中島みゆき) 2024.9.27

1 謎の曲 イステージア(中島みゆき) 中島みゆきさんにイステージア(EASTASIA)という…

【235】夕方の彷徨:ハンス・クナッパーツブッシュの パルジファル第1幕前奏曲 2024.8…

1  ハンス・クナッパーツブッシュのワーグナー今日の夕方散歩は家から上に登っていく道を行っ…

【234】夕方の彷徨:中島みゆきさん「ここにいるよ」、道ということ、農地の問題等に…

1 中島みゆきさんの歌 連日の猛暑で途絶えがちだった夕方散歩を再開しました。  この日は…

【231】ブルックナー交響曲第7番の新改訂版?について

  僕は前回【227】の記事の最後の所でブルックナーの7番の新しい聴き方の提案について語りま…

【227】夕方の彷徨:ブルックナー交響曲第9番の第4楽章の補筆改訂版 アルフォンソ・…

1 霧雨の中の彷徨  前回【224】の記事でアルフォンソ・スカラノ指揮タイ・フィルハーモニ…

【224】ブルックナー交響曲第9番の第4楽章の補筆改訂版について:決定版はこんな所か…

 思いがけない出会いがあって、少々興奮しながらこの記事を書いています。  そのためちょっ…

【223】本の話「わかりやすい恋」銀色夏生さん 2024.6.27

 友人とメールで大正浪漫の話をしていたら、なぜかふと銀色夏生さんの「わかりやすい恋」のことを思いだしました。 1 わかりやすい恋 写真集、それとも詩集?  文庫本サイズの小さな本のページを開くと写真が載せられていて、それに短かい言葉が添えられている。  サイダーの泡のような、綺麗な色のドロップのような、すぐに消えてゆく虹のような、そんな不思議な言葉の数々がなぜか消えずに僕の心に残りました。  当時、僕は忙しい仕事の中で、この写真集に憧れて、こんなふっくらほっぺの女のこに出

【221】音楽が溢れて零れ落ちるドビュッシーの「アラベスク第1番」「月の光」:マリア…

1 【大人のピアノ】で 私がピレシュさんを知ったのは、Gentle Breezeさんという方が、私の…

【222】忘れ得ぬ唄の話:後の時代まで残って欲しい「六月の子守唄」ウィッシュそして…

1 「六月の子守唄」ウィッシュ、なんと今日でちょうどリリース50周年でした!! 六月にな…

【218】夕方の彷徨:井上喜惟さんという端倪すべからざる指揮者の存在 ラヴェル「マ…

1 夕方彷徨:今日はラヴェルを 今日の夕方彷徨では井上喜惟さんのラヴェルを聴きました。 …

【217】夕方の彷徨:フルトヴェングラー・ベルリンフィルのシューマン交響曲第4番(1…

1 夕方の彷徨 夕方に家の周辺を音楽を聴きながら彷徨うのが至福の時です。  太陽が西の空…

【206】忘れられない唄:ダウンタウンブギウギバンド:宇崎竜童・阿木燿子そして山口…

 クラシック、ロック、フォーク、演歌、ポップス、童謡、洋楽、邦楽・・・  ジャンルを問わ…

【207】もっともっと知られるべき:芥川也寸志さんの「交響三章」「弦楽のための三楽…

0 芥川也寸志さんのこと 芥川也寸志さんの曲は一時期カセットに入れて家でも車の中でも随分…

【208】この輝かしい才能:ピアニスト藤田真央さんの「チャイコススキーピアノ協奏曲第1番」「モーツァルトピアノ協奏曲第24番」「ラヴェル亡き王女のためのパヴァーヌ」まるで「ピアノの森」のカイ君を思わせる自由な伸びやかさ 2024.5.29

1 藤田真央さんのチャイコススキー ピアノ協奏曲第1番 先日、ユーチューブを見ていてこの動画を見つけ、この曲が好きだったのでちょっとだけのつもりで覗いてみて、結局最後まで聴き通してしまいました。   まだ少年としか思えないこのピアニストは何かのコンクールでの演奏のようなのに緊張の色が全く見えず、音楽が好きで好きで、ピアノを弾けることが楽しくてたまらないという様子で、むしろ無邪気というような無防備な表情で音楽に没入しきってピアノを弾いているのでした。  しかし、その音楽は