佐藤友哉

5/100 野菜嫌いを演じる妹

5/100 野菜嫌いを演じる妹

佐藤友哉さんの 「フリッカー式」を久しぶりに読んでいます(ああ、何年ぶりでしょう!) 兄と妹、というのがテーマです。 一人っ子の私は、兄妹がいたことがなく、兄妹がいるという場面が想像がつきません。 言ってみれば自分の分身のような、ドッペルゲンガーのようなものに近いのでは と推測しています。

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48.「少なくとも物書きは、そう信じなきゃだめだ。」

48.「少なくとも物書きは、そう信じなきゃだめだ。」

 「お前さ、怒りや恨みといったマイナス感情だけで書いてねえか? 確かに、それらは原動力になるし、モチベーションも高まる。 だけど、あまりいい投げ方じゃない。受けとめにくい。読者のことを考えるんだ。つつむように考えるんだ」  でも********には何も通じませんよ。 「良く聞け」 *****の声の響きが強くなった。 「通じない人間なんて、この世に一人もいないんだよ。子供だって大人だって貧乏人だって低学歴だって政治家だって犯罪者だって、いいもの読んだら絶対に受け止めてくれる

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28.それがあなたの使命かもしれない

28.それがあなたの使命かもしれない

『それがあなたの使命かもしれない。それがあなたの役割かもしれない』 僕の役割? どうしたのだろう。その言葉を耳にした瞬間、きわめて若々しい感覚が曲がった背骨を伸ばして、全身を健康的に発熱させた。何もしていないのに充実した気分になり、充満していた疲労が消し飛んだ。 やる気が、出た。 ひとこと 佐藤 友哉『1000の小説とバックベアード』 より。 この本も、僕の人生観や情緒にだいぶ影響を与えた本です。 この本で人生が変わったわけではないけど、 この本を読んで感じたこと

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好きな作家5人を語りたい(前半戦)

好きな作家5人を語りたい(前半戦)

最近こんなハッシュタグが回ってきたので私もツイートした。 5人作家についてどんなところが好きなのか、どんな作品が好きなのか、どう出会ったのかを語るには、140字では足りない。ちょうどnoteもあるのでここで語ろうと思う。あまりに長くなりそうなので前半・後半に分けます。 佐藤友哉 高校生のとき、兄から『フリッカー式』と『エナメルを塗った魂の比重』の文庫をもらったことがきっかけだった。スーパーカーやナンバーガール、カウボーイ・ビバップやエヴァとさまざまなポップカルチャーが登

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第16話 日やそのほかのすべての星を動かす愛に|佐藤友哉「青春とシリアルキラー」【最終回】

第16話 日やそのほかのすべての星を動かす愛に|佐藤友哉「青春とシリアルキラー」【最終回】

前の話へ / 連載TOPへ /      ※  人生の序盤で道を踏みはずした僕は目を覚ました。  すでに朝食は用意されていた。パン。目玉焼き。ソーセージ。エポワスチーズ。そして牛乳。  僕は牛乳なんて飲み物じゃないとつねづね主張しているのだが、我が家の料理番である母親は、なんど云っても理解してくれなかった。  パンで牛乳を押し込むようにして食べてから、てきとうな服に着替えて外に出た。さて、どうしよう。僕には時間があったけれど、あるのはそれだけで、あとはなにもなかった。と

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40歳からでもバンドデビューできる!初ライブをやりました

40歳からでもバンドデビューできる!初ライブをやりました

エリーツです。 報告が遅くなりましたが、昨年12月19日に初ライブを行いました。僕たちエリーツはメンバーの大半が小説家で、まあつまり音楽のド素人なわけですが、なんとなく思い立ち「バンドやろうぜ!」ということになって活動をはじめたら、1年も経たずにステージに立てました。 人間、やろうと思えばなんでもできる。とは思いませんが、ひとたびレールを敷いてしまったら、あとはもう勝手に進むものです。バンド結成→バンドはじめた旨を伝える→ライブの誘いが来る→初ライブという感じに、あれよあ

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第15話 サルでも書けるミステリー教室──隠れて生きろ──ウイルスで幸せになってもいいんだよ|佐藤友哉「青春とシリアルキラー」

第15話 サルでも書けるミステリー教室──隠れて生きろ──ウイルスで幸せになってもいいんだよ|佐藤友哉「青春とシリアルキラー」

前の話へ / 連載TOPへ / 次の話へ ※  8月になっても、ステイホームをテーマとしたミステリー小説は書き上がらなかった。  ちなみに9月発売である。  まずいのである。  とはいえ僕が遅筆なのはいつものことだし、まずいまずいと云いながら毎度なんとかなっているので、まあ大丈夫だろう。すでにプロローグ部分は終わらせて、担当編集者に送ってある。あとはラストまで駆け抜ければいい。最初が書ければあとは楽勝。それがミステリー小説だ。  ミステリーは形式美。  お約束によって成り

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○今日は 佐藤友哉 先生のお誕生日です
おめでとうございます!1207

○今日は 佐藤友哉 先生のお誕生日です おめでとうございます!1207

※この記事は2013年11月03日に書かれたものです。 佐藤友哉○ナイン・ストーリーズに精彩なし ■年干支「山午」VS日干支「雨丑」の干合支害持ちで、 究極の表裏人間という才気を備えた、 故J.D.サリンジャー(1919-0101/雨丑)をこよなく尊敬し、 01年(宝巳)の「フリッカー式 鏡公彦にうってつけの殺人」で、 第21回メフィスト賞を受賞しデビュー。 07年(灯亥)には「1000の小説とバックベアード」が、 第20回三島由紀夫賞を史上最年少受賞し 佐藤友哉(80-1

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第14話 そして伝説へ──小説に書かれていることなんて、だいたいが嘘ですよ──もうちょっとだけつづく|佐藤友哉「青春とシリアルキラー」

第14話 そして伝説へ──小説に書かれていることなんて、だいたいが嘘ですよ──もうちょっとだけつづく|佐藤友哉「青春とシリアルキラー」

前の話へ / 連載TOPへ / 次の話へ ※  無観客配信ライブが幕を開けた。  カメラは回り、楽器をかまえた5人を撮影している。  やるしかない。 「はいどーも! みんな、僕たちのライブを見にきてくれてありがとう! リモート配信だけど最後まで楽しんでってね!」  僕はテンションだけで叫んでみたが、そこから先のセリフなんて考えていなかった。  そういえばさっき、キーボード担当がMCをやるとか話していた気がする。  うながすようにそちらを向くと、キーボード担当が自信満々に

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驚愕の『ELITES Vol.2』のお知らせ

驚愕の『ELITES Vol.2』のお知らせ

なんと、11月22日(日)に東京流通センターで開催される文学フリマ東京で『ELITES Vol.2』を頒布します! コロナで中止になってしまった春の文学フリマから半年。今度こそは出たい、と計画をしていました。 といっても10月末まで何も用意をしてなかったので、春に作ったVol.1を売ってお茶を濁そうかと思っていたのですが、即売会はやはり新刊を出したほうが楽しい、と思い直し、Vol.2を作ることになりました。 最初は適当に20ページくらいのコピー本でも作ればいいか、というつも

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