メルキド出版

文芸同人誌を制作しています。 photographer:https://note.c…

メルキド出版

文芸同人誌を制作しています。 photographer:https://note.com/yoshiokanai

メンバーシップに加入する

批評サイト運営ほか。

  • スタンダード

    ¥100 / 月
    初月無料

マガジン

最近の記事

5/19文学フリマ東京38『伊藤計劃トリビュート:閉ざされた世界と、その敵』

前文 世界精神型の悪役 沖鳥灯 伊藤計劃は一九七四年東京生まれのSF作家。代表作は『虐殺器官』(二〇〇七)『ハーモニー』(二〇〇八)。二〇〇九年逝去。二〇二四年は生誕五〇年、没後一五年のメモリアルです。 伊藤計劃の生まれた翌年にベトナム戦争(一九五五─一九七五)は終結しました。ベトナム戦争は米ソ冷戦下の戦争です。熾烈なゲリラ戦でアメリカが敗戦しました。日本の六〇年安保、六八年革命はベトナム反戦の影響が大きい。学生運動は多くのテロ事件を起こし、ベトナム戦争は様々な文化へ

    • 『マジカント五号 東北/記憶』(2024年5月19日刊行予定)

      目次短篇 菫辺喬大 地涌  序論 沖鳥灯 常民の歴史  論考 朝村甲人 哀悼の時間を歩く──石沢麻依『貝に続く場所にて』論  論考 moka 読むことをよく味わうこと──石沢麻依「獏、石榴ソース和え」に関する些細なメモ・ノート  論考 大沢野 櫻 イーハトヴとユートピア──二つの地名  短篇 湯本実 灰で充ち満ちた街  短篇 歌猫まり 赤べこ人間  エッセイ 織沢実 竜飛行  エッセイ 大沢野 櫻 略辞典  序論常民の歴史 沖鳥灯  いくつもの東北  常民は過去のも

      • 気まぐれな10曲

        1 My Bloody Valentine - To Here Knows When (live at Fuji Rock 2008) (youtube.com) 2 ガロ - 学生街の喫茶店 (youtube.com) 3 [HD] Utada Hikaru - Merry Christmas Mr. Lawrence - FYI (IN THE FLESH 2010) (youtube.com) 4 ano 「AIDA」MUSIC VIDEO (youtube.co

        • ミックステープ2

          4本のミックステープを作成しました。そのうちの最新リストです。 爆風スランプ - 月光 (youtube.com) 仲井戸CHABO麗市 遠い叫び 1 (youtube.com) 100s/キャノンボール (youtube.com) Supercar - Sunday People LIVE 2005 [ENG SUB] (youtube.com) 橘いずみ 上海バンドネオン (youtube.com) the brilliant green 綠樂團 - hell

        5/19文学フリマ東京38『伊藤計劃トリビュート:閉ざされた世界と、その敵』

        マガジン

        • 雑感
          15本
        • 告知
          47本
        • 短篇小説
          3本
        • 日記
          75本
        • メルキド文庫~人生の一冊~
          3本
        • オタク・ヤンキー・アカデミズム
          2本

        メンバーシップ

        • 寄稿ライター

          この投稿を見るには メンバーになる必要があります
        • フリーペーパー

          この投稿を見るには メンバーになる必要があります
        • 最新ダッシュボード

          この投稿を見るには メンバーになる必要があります
        • 新規再開

          この投稿を見るには メンバーになる必要があります
        • 寄稿ライター

          この投稿を見るには メンバーになる必要があります
        • フリーペーパー

          この投稿を見るには メンバーになる必要があります
        • 最新ダッシュボード

          この投稿を見るには メンバーになる必要があります
        • 新規再開

          この投稿を見るには メンバーになる必要があります

        記事

          ミックステープ

          カセットテープにCD音源をダビングして編集する「ミックステープ」にハマっている。一本目14曲のリストです。 乾杯 (youtube.com) 前川清cover 細川たかし / 心のこり (youtube.com) ふたりの夏物語 杉山清貴&オメガトライブ (youtube.com) Hajime Tachibana - Bambi (youtube.com) Just a man in love 悲しい気持ち 1987 (TV show) Keisuke Kuwat

          ミックステープ

          邦楽と人生(最終回)

          90年代まで振り返って一区切りとします。最後は1998年~2022年に繰り返し聴いたベスト10曲。 1 ホフディラン - 欲望 (youtube.com)1998 2 Mr.Children 1999年、夏、沖縄 Tour 2004 シフクノオト (youtube.com)2000 3 GLAY / サバイバル (youtube.com)2000 4 ポルノグラフィティ『リンク』(“ポルノグラフィティがやってきた” LIVE IN ZEPP TOKYO 2008) (

          邦楽と人生(最終回)

          邦楽と人生(6)

          90年代の好きな10曲パート2です。 1 斉藤和義~歩いて帰ろう🎵 (youtube.com)1994 2 橘いずみ〜サルの歌〜 (youtube.com)1993 3 【天才】川本真琴 ピカピカ (youtube.com)1999 4 HAL FROM APOLLO '69 - BOOSTER (PV) (youtube.com)1995 5 Ghost Train Song (youtube.com)1997 6 Kojima Mayumi 小島麻由美 - 結

          邦楽と人生(6)

          邦楽と人生(5)

          90年代の好きな曲10選。 1 ブルーハーツ TOO MUCH PAIN 1992.3.13 (youtube.com) 2 Make-up Shadow (youtube.com)1993 3 人の息子 すかんち SCANCH ROLLY 奥田民生 - YouTube1995 4 ハミングがきこえる / カヒミ・カリィ【Official Music Video】 (youtube.com)1995 5 小西康陽 feat. 野本かりあ/東京は夜の七時 @MJ (y

          邦楽と人生(5)

          邦楽と人生 intermission(4)

          先日『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』(2023)を観た。古参の原作ファンとしては複雑な感想を抱きもしたが概ね納得した(やっかいオタク)。大江健三郎と水木しげるに想いを馳せた。パンフレットにアニメシリーズのアーカイブがあって興味深い。私はモノクロの第1期(1968‐1969)は未見。第2期(1971‐1972)の再放送と第3期(1985‐1988)のリアタイで少年期を過ごした。とはいえ第3期はがっかりし、第2期の第29話「ダイダラボッチ」や第70話「霊障 足跡の怪」を好むオタク小学生

          邦楽と人生 intermission(4)

          邦楽と人生(3)

          映研時代の前に10代の好きな映画(アニメ)音楽をいくつか挙げておこう。 Zunou Keisatsu - コミック雑誌なんかいらない (youtube.com) 『コミック雑誌なんかいらない!』(1986)の原題。最近まで頭脳警察の楽曲だということを知らなかった。なにせ小学生で初見なので基礎知識がない。 ビートたけし&ザ・ブルーハーツ「リンダリンダ」 (youtube.com) 『その男、凶暴につき』(1989)から北野武監督作品をずっと観てきた。思えば1988年のオ

          邦楽と人生(3)

          邦楽と人生(2)

          (承前) 高校時代のカラオケの話をつづけよう。自分の十八番は井上陽水だった。『氷の世界』(1973)『夢の中へ』(1973)『リバーサイドホテル』(1982)『最後のニュース』(1989)などだ。『傘がない』(1972)は怖くて歌えなかった。 井上陽水  『氷の世界』 TV初出演 九州ニューミュージックフェスティバル (youtube.com) 井上陽水 夢の中へ (youtube.com) リバーサイドホテル 井上陽水 1992 SPARKLING BLUE (日本武

          邦楽と人生(2)

          邦楽と人生(1)

          幼少期のテレビにリモコンはない。「ガチャガチャ」と呼ばれるツマミでチャンネルを切り換えた。むろんアナログテレビだ。テレビが覇権を握っていた時代。『欽ちゃんのどこまでやるの!』(欽どこ)と『8時だョ!全員集合』(全員集合)は物心つけばマスト番組だろう。両者ともにお笑いパートと音楽パートに分かれていた。音楽は細川たかし、アリス、ピンク・レディ、あみん、わらべ、イモ欽トリオが好きだった。なかでもイモ欽トリオ「ハイスクールララバイ」(1981)はとても幸福な気持ちにしてくれた。 ハ

          邦楽と人生(1)

          トラウマ映画12選

          1 『すべてが狂ってる』(1960 日活) 「すべてが狂ってる」(1960) 予告篇 (youtube.com) 2 『怪竜大決戦』(1966 東映) 怪竜大決戦 - Kairyū daikessen - The Magic Serpent (youtube.com) 3 『世にも怪奇な物語』(1967 フランス イタリア) 「Histoires extraordinaires-Toby Dammit-」Nino Rota 「VAIO MOVIE STORY」 Film

          トラウマ映画12選

          私の洋楽ルーツ

                                         沖鳥灯 サムネは『我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか』というゴーギャンの有名な絵画だ。とはいえ起源を辿ることは偽りの歴史を捏造することであろう。そもそもなぜ洋楽かの根拠もないが、それでも曖昧な私の輪郭を浮き彫りにするため自身の洋楽のルーツを探ってみよう。 小学生時代(1982-1988) 全日本プロレスの外国人レスラー入場曲が洋楽とのファーストコンタクトだった。全日は毎週日曜昼に放映され

          私の洋楽ルーツ

          批評サイト開設後の反響まとめ

          Twitterの感想 Net Stonesは新しく設立された批評ウェブサイトで、情報を検証し、複数の情報源に基づいて包括的な判断を提供することを目指しています。このサイトは、コンテンツ批評、同人誌批評、社会的言説、政治的マニフェスト、短編小説、詩、漫画、イラスト、写真、音楽、動画、ショートフィルムなど、幅広い創作に焦点を当てています。また、ライターやクリエイターからの寄稿を奨励しています。現在、サイトは沖鳥灯と他のライターによって管理されています。 哲学的な観点から見ると

          批評サイト開設後の反響まとめ

          自分がお手本にしてる批評(っぽい)文章41選(沖鳥灯)

          趣味に人生の大半を費やした。自己分析では「映画のひと」であり、「小説のひと」である。とはいえあらゆる鑑賞を素手でおこなってきたため、専門性はない。「批評」と呼ばれるものは「ジャンルの意識」(東浩紀)が必要だという。作品そのものを語ることは「感想」なのだそうだ。無数の作品・作家の背景の関係を描いてこそ「批評」なのか。「歴史」。「批評」の専門外の私に「歴史」は語れそうもない。できるとしたら「セルフヒストリー」だろう。「偽史」なのかもしれない。どこまでいっても小説的な発想である。

          自分がお手本にしてる批評(っぽい)文章41選(沖鳥灯)