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『マジカント五号 東北/記憶』(2024年5月19日刊行予定)

『マジカント五号 東北/記憶』(2024年5月19日刊行予定)


目次短篇 菫辺喬大 地涌 
序論 沖鳥灯 常民の歴史 
論考 朝村甲人 哀悼の時間を歩く──石沢麻依『貝に続く場所にて』論 
論考 moka 読むことをよく味わうこと──石沢麻依「獏、石榴ソース和え」に関する些細なメモ・ノート 
論考 大沢野 櫻 イーハトヴとユートピア──二つの地名 
短篇 湯本実 灰で充ち満ちた街 
短篇 歌猫まり 赤べこ人間 
エッセイ 織沢実 竜飛行 
エッセイ 大沢野 

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『マジカント5号』東北/記憶 序論冒頭

『マジカント5号』東北/記憶 序論冒頭

2024年5月19日文学フリマ東京38販売予定
『マジカント5号』東北/記憶 序論冒頭
沖鳥灯

かの過ぎ去った悲しく、また取りとめのない青春
魯迅『野草』

本誌は東北と記憶で〈公〉と〈私〉が〈共〉になる契機を探ろう。ローカルな文学は回想法により強度を増し、「ひとつの日本」の呪縛を解く。従来のオリエンタリズムから国際と地方の境界に新しい線を引く。ゲーテの画一的な世界文学に抗い「いくつもの東北」(

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ポスト・ゼロアカ‐養成ギブス‐再生塾(試案)

ただいま文学フリマの同人誌アーカイブプロジェクトを構想中です。まだまだリサーチ不足です。引き続き適宜調査してゆきます。

関係者や有識者の有益な情報お待ちしております。Twitter:@ngz55

『伊藤計劃トリビュート:閉ざされた世界と、その敵』告知

『伊藤計劃トリビュート:閉ざされた世界と、その敵』告知

2024年5月19日文学フリマ東京38で、メルキド出版は『伊藤計劃トリビュート:閉ざされた世界と、その敵』刊行予定。現時点で寄稿予定者は9名です。

伊藤計劃は1974年東京生まれのSF作家。代表作は『虐殺器官』(2007)『ハーモニー』(2008)。2009年逝去。2024年は没後15年のメモリアルです。
伊藤計劃の生まれた翌年にベトナム戦争(1955~1975)は終結しました。ベトナム戦争は米

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学年集会 1周年

学年集会 1周年

2022年12月、インターネット音楽ユニット「学年集会」(ばれいしょ、あかふし、三千周介、satoo、沖鳥灯)は「1994」(Original Audio)をYouTubeとsound cloudでリリースしました。2023年は「Spending A Long Night」「Shiki」のリリース。今月11日で活動は1周年です。メンバーは就職や進学の準備で忙しい日々を送っています。とはいえ来年も良

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『REBOX5』『不都合な箇所は削除せよ』内容紹介

『REBOX5』『不都合な箇所は削除せよ』内容紹介

2023年11月11日文学フリマ東京37の新刊2点の冒頭部分を引用します。お買い求めの際にお役立てください。

『REBOX5』特集 テン年代殺し 付録 この単巻ライトノベルがすごい!
序文
沖鳥灯 趣味(テイスト)の階級闘争──外との関係のために
本誌の特集は「テン年代殺し」。二〇一〇年代はことさら「震災・テロ・自己閉塞」などと代理表象された。テン年代(一〇年代)から二〇年代のアイコンの新海誠・

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11/11文学フリマ東京37新刊案内

11/11文学フリマ東京37新刊案内

来年設立20周年を迎えるメルキド出版の販売ラインナップです。

『REBOX5』特集 テン年代殺し
2021年創刊のサブカルチャー誌
論考3、短篇5、エッセイ3、ブックレビュー18(予定)
1000円予定 A5 頁数未定

『ジャーナル・リュミエール』創刊準備号(初版、第二版)
非関東圏の映画誌
インタビュー、論考4
1000円 A5 104頁

『不都合な箇所は削除せよ』松原新夜
2016~20

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『ジャーナル・リュミエール』創刊準備号 内容紹介

『ジャーナル・リュミエール』創刊準備号 内容紹介

『ジャーナル・リュミエール』創刊準備号
2023年9月10日 文学フリマ大阪 Q‐35「メルキド出版」で販売

愛知、京都、沖縄の書き手による非関東圏の新映画誌。2024年9月創刊を目指し、創刊準備号発刊。

A5判 104頁 1000円

目次

巻頭言
映像の海の羅針盤として
沖鳥灯
1997年から2002年まで関東圏のミニシアターに入り浸る日々を過ごした筆者。帰郷して20年後、三人の学生たち

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『ジャーナル・リュミエール』創刊準備号「巻頭言」「ゴダールの世代」(抜粋)

『ジャーナル・リュミエール』創刊準備号「巻頭言」「ゴダールの世代」(抜粋)

巻頭言

映像の海の羅針盤として

『ジャーナル・リュミエール』創刊準備号に寄せて 

沖鳥灯

 一九九〇年代末から二〇〇〇年代初頭の私は、アテネ・フランセ文化センター、国立近代美術館付属フィルムセンター(京橋)、新文芸座、ACT・SEIGEI‐THEATER、新宿武蔵野館、新宿昭和館、テアトル新宿、法政大学学生会館、東京日仏学院、三百人劇場、草月ホール、亀有名画座、自由が丘武蔵野館、中野武蔵野

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文学フリマ大阪11出店情報(1)

文学フリマ大阪11出店情報(1)

きたる9月10日開催の文学フリマ大阪11、メルキド出版(ブース番号Q35)で出店します。

お品書き

新刊
『ジャーナル・リュミエール』創刊準備号 1000円
9月上旬noteで内容紹介予定。

改訂版
『山羊の大学』第3号 1000円
レーベル トルーマン
A5判 258頁 

巻頭漫画
山中美容室
「いいきぶん」
喫茶店で二人組のたわいない会話は大企業のイメージを巡り巡って……。2頁のショー

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『山羊の大学』『マジカント』刊行継続のご報告

『山羊の大学』『マジカント』刊行継続のご報告

2020年9月創刊の『山羊の大学』(創刊号「旅と本」、第2号「音楽と本」、第3号「漫画家と本」)』ならびに、2017年5月創刊の『マジカント』(創刊号、2号、3号、4号「都市/革命」)は終刊予定でした。理由としては、旗艦誌『山羊の大学』『マジカント』『REBOX』『前衛アンソロジー』の統合誌『文芸前夜』(2026年春創刊予定)の刊行でした。とはいえ『文芸前夜』は弊誌主宰の古本屋開業計画で延期の方針

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お知らせ

お知らせ

ただいま地元の愛知県豊田市で古本屋の開店を計画しています。昨年自家用車を廃車し、空きスペースの車庫の前へ倉庫を建て、店舗とする予定です。とはいえ肝心の商品の整理・準備にはまだまだ時間がかかります。ゆえにこれまでの同人出版の形態を見直し、暫時古本業へ傾注してまいりたいです。いぜん2025年11月で現在の旗艦4誌のプロジェクトは終了し、新雑誌『文芸前夜』へ統合する宣言をしました。しかし雑誌運営と古本業

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文学フリマ東京37『REBOX5 特集 テン年代殺し』刊行予定

文学フリマ東京37『REBOX5 特集 テン年代殺し』刊行予定

文学フリマ東京36お疲れさまでした。たいへんな賑わいでした。購入の同人誌にざっと目を通し、年々誌面のクオリティが高まっている印象を受けます。じっくりと読んでいこうと思います。さて、早くも次の企画が動き出しております。今回は簡単な趣旨と序文の下書きをお送りします。
11月11日開催の文学フリマ東京37にて、メルキド出版は『REBOX5 特集 テン年代殺し』を刊行予定です。
『REBOX』(リボックス

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文学フリマ東京36告知

文学フリマ東京36告知

きたる5月21日(日)開催の文学フリマ東京36(東京流通センター)でメルキド出版(第一展示場A58)は2点の新刊を刊行します。

1点目は『前衛アンソロジー3 SFの最遠点』。プロアマ混成の7名によるポスト・フィクションの試みです。「前衛アンソロジー」は2019年結成の文芸サークル。第1号「何度でも何度でも新しい小説のために」(2019)と第2号「解体する文学」(2020)で第1回全国同人雑誌賞ニ

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