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ロールズ関連本

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〈正義論〉社会システムによる公正な分配はいかにして可能か?

〈正義論〉社会システムによる公正な分配はいかにして可能か?

仲正昌樹さんの『現代哲学の最前線』(NHK出版、2020年)をもとに、21世紀の哲学についてメモ書きです。まず最初は「正義論」です。 大きな対立軸として、〇再分配の正当性をめぐり、リベラリズムとリバタリアニズムが、〇「善に対する正の優位」をめぐり、リベラリズム×コミュニタリアニズムが論争を繰り広げています。 では早速みていきましょう。 (1)ジョン・ロールズ 《リベラル》1,影響 「正義論」といえばロールズ。主著『正義論』は各分野におおきな影響をもたらし、特にアメリカの

選択的夫婦別姓。「同姓支持多数」は不都合な真実か?多数決は民主主義か?

選択的夫婦別姓。「同姓支持多数」は不都合な真実か?多数決は民主主義か?

今日はダイヤモンドの下の記事を読みました。 この記事の筆者は選択的夫婦別姓のアンケートの取り方に偏りがあり、読み取り方にも特定のバイアスがかかっているという主張しています。一理ある点もありますが、そうでないかなと思うところもあったので、書いていきたいと思います。 1.マスコミの調査より、内閣府の調査が必ずしも優れているとは言えない。今回の記事を読んで一番気になったところは、同姓支持が多いことが夫婦別姓に不都合って本当かいな、というところですが、アンケートの取り方についての

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〈初学者〉にも読みとれること

〈初学者〉にも読みとれること

書評:仲正昌樹『現代哲学の最前線』(NHK出版新書) 本書は、現代哲学を広く見渡した上で、その流れの中心にあって、いまも最前線にあるテーマを紹介したもの、だと言えるだろう。したがって、個々の議論を正確に追っていける人はそう多くはないだろうし、ましてや哲学の〈初学者〉ですらない私には、そんなことは出来るわけもないので、ここでは哲学にも興味を持つ〈門外漢〉が、本書をどのように読んだかを示すことで、多くの一般読者の用に供したい。 本書の具体的な内容については、「yasuji」「

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読書感想㉘『ロールズ正義論入門』~人間の本性である正義と善

読書感想㉘『ロールズ正義論入門』~人間の本性である正義と善

『ロールズ正義論入門』森田浩之 論創社  1996年から2005年までロンドンに留学し、ロールズの「正義論」を学んだ著者が、幾多のエピソードを交えつつ、従来政治学や経済学の分野で議論されてきた「正義論」を哲学の視点で解読する。  正直に書く。かなり退屈だった。とてもじゃないが読みやすい文章とは思えない。説明がまどろっこしく、言い換えの回数は過剰で、議論の流れを見失うことも多かった。課題図書であったため我慢して読み進めたが、ロールズの作品も読もうという気にはさせてくれなかっ

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公共財の分配のために人間が作った約束が「ルール」。
他人を不快にさせないことで自分や社会を守るための掟が「マナー」。
世界を仕分け、秩序を形成しているのが「ロゴス」。

じゃんけんで一番弱いのは何か知ってる?|川中紀行/コピーライター https://note.com/noriyukikawanaka/n/n30793a3f810d

公共財の分配のために人間が作った約束が「ルール」。 他人を不快にさせないことで自分や社会を守るための掟が「マナー」。 世界を仕分け、秩序を形成しているのが「ロゴス」。 じゃんけんで一番弱いのは何か知ってる?|川中紀行/コピーライター https://note.com/noriyukikawanaka/n/n30793a3f810d

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バトル漫画のような理論と理論のぶつかり合い!20世紀論争史 現代思想の源泉 感想

バトル漫画のような理論と理論のぶつかり合い!20世紀論争史 現代思想の源泉 感想

おはよう!こんにちは!こんばんは!KAIです。 突然ですが、僕はバトル漫画が大好きなんです。ジョジョの奇妙な冒険、ドラゴンボール、ONE PIECE、BLEACH、HUNTER×HUNTERなどなど、そこそこ読んでますし、もっともっと読みたい!! バトル漫画の面白さの1つがどっちが強いんだ!?という純粋な問いにあると思います。才能あるキャラとキャラのぶつかり合いにワクワクしてしまいます。 今回紹介する本も、そんなバトル漫画のワクワクが詰まったものとなってます!まあ、中身

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「これからの正義の話をしよう」M・サンデル著 書評

「これからの正義の話をしよう」M・サンデル著 書評

<概要> 正義に関する具体的思考実験を読者とともに考えながら、これまでの既存の思想(功利主義、リバタリアニズム、カント、ロールズなど)を紹介し評価しつつ、最後にコミュニタリアニズムの正当性を主張した著作。 <コメント> 本当はプラトン関連著作を読みすすめるスケジュールだったのですが、西研著「哲学は対話する」にいたく感動してしまったので、その流れでコミュニタリアンの主張を勉強すべく、親戚が私にくれたベストセラーをさっそく読んでみました。 が、コミュニタリアニズムに触れている

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「哲学は対話する」西研著:天皇制というコミュニタリアニズム

「哲学は対話する」西研著:天皇制というコミュニタリアニズム

天皇制は「ハーバード白熱教室」で有名なサンデル教授など、コミュニタリアンの主張に寄り添った「共通善」に基づく政治思想であり、これら天皇制含む共同体の物語(※)は近代市民社会の原理(近代的正義)と共存できるのでしょうか? ※共同体の物語=歴史とともに生成してきた具体的な価値観 コミュニタリアニズムについて「哲学は対話する」では 社会の正義は歴史の中で生成してきたコミュニティが具体的な「善」と認めるもの(共通善)であるべきであり、歴史と具体性とを欠いた個々人の権利は抽象物に

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ドラッカーの保守主義、「明治史研究の最前線」、ロールズの第二原理などなど

ドラッカーの保守主義、「明治史研究の最前線」、ロールズの第二原理などなど

3月になった。2021年も6分の1が終わった計算になる。あるいは、2020年度が後1ヶ月というべきか。いずれにしてもいろいろと忙しい時期。一つ一つ片付けていくよりないが、自分の研究というか保守主義というものを自分の中でとらえ、それを提示していくことはしっかりやっていきたいと思う。 昨日はブログを書くのが午後になったが、一つ自分なりにこれかなと思えたのは、伝統的な「人種や階級を超えた人間としての対等感」みたいなものが日本の保守主義の一つのよって立つところになるのではないかとい

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