ソトのガクエン

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「ソトのガクエン」は、哲学・思想・文学を中心に、哲学的に考える大切さと楽しさを共有できる場をつくります。哲学入門講座、ゼミ、大学院入試対策講座など各種コースを開講しています。 ソトのガクエンHP☞ http://www.dehors-org.com

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  • スピノザ『知性改善論』ゼミ(佐々木講師)レポートまとめ

    ソトのガクエンが実施する古典読解ゼミでは、5月から8月にかけて、佐々木晃也講師によるスピノザ『知性改善論』をテキストとしたゼミを開講しています。こちらのマガジンは、毎回のゼミレポートをまとめたものです。ぜひご覧ください。(更新中)

最近の記事

(8/22)「スピノザ、おもしろんですよね…。」スピノザ『知性改善論』ゼミ最終回(@ソトのガクエン)レポート#14

こんにちは、ソトのガクエンの小林です。 ついにやってきました。先日、8月22日(木)は佐々木講師による古典読解ゼミ、スピノザ『知性改善論』ゼミの最終回が実施されました。最後のレポートをお送りします。 今回は、第81節から読み始めました。 ここでスピノザは、第一部で述べると予告したものについてはすでに述べたとし、あとは、「知性とその諸力の認識に役立ちうること」として、記憶と忘却について論じます。この箇所に登場するのは、私たちが日常的に経験していることに関わる議論が多く、とても

    • (8/8)「私たちはいかにして誤らない(偽なる観念を持たない)ようにできるのか??」〜スピノザ『知性改善論』ゼミ(@ソトのガクエン)レポート#13

      皆様、こんにちは。ソトのガクエンの小林です。 先日(8/8)に実施されましたスピノザ『知性改善論』ゼミのレポートです。 今回は、『知性改善論』(講談社学術文庫)65ページの第76節(B76)から読み進めました。ここでは、自然の根源の認識について論じられますが、この自然の根源とは、神の観念のことです。 あるものの概念は、その個々の事物が実在する範囲を越えてしまうし、あるいは、同じ概念のもとでは、個々の差異が一緒くたにされてしまいますが、自然の根源=神の観念の場合はこれは起き

      • (7/25)「偽の観念と夢を見ているのはほとんと変わらない、では何が違うのか?」〜スピノザ『知性改善論』ゼミ(@ソトのガクエン)レポート#11

        みなさま、こんにちは。ソトのガクエンの小林です。 7月25日(木)は、佐々木さんのスピノザ『知性改善論』ゼミ、7月最終日でした。今回は、講談社学術文庫版、58ページの第66節(B66=A40)から読み始めました。 今回読んだ箇所で論じられていたのは「偽なる観念」についてです。スピノザは、これまで議論されてきた「仮構された観念」と同じように、いかにして偽なる諸知得に陥らないようにするか、私たちの偽なる観念を改善するかということを論じています。 まず、初めから大いに悩まされ

        • 【いよいよ最終月!】古典読解ゼミ・スピノザ『知性改善論』(8月)の参加者募集を開始しました!

          みなさま、こんにちは。ソトのガクエンの小林です。 5月に始まりました、佐々木講師によるスピノザ『知性改善論』ゼミがいよいよ8月で最終回となります。現在、参加者募集中です。 8月は、1日、8日、22日(毎週木曜日22時〜23時半)に実施されます(15日はお盆休みでお休みとさせていただきます)。ゼミの模様は、終了後、専用YouTubeでご覧いただけますので、欠席された場合や復習にぜひご利用ください。 【8月のスケジュール】 第1回(8/1)方法の第二部:事物知解の二様式/定義

        (8/22)「スピノザ、おもしろんですよね…。」スピノザ『知性改善論』ゼミ最終回(@ソトのガクエン)レポート#14

        • (8/8)「私たちはいかにして誤らない(偽なる観念を持たない)ようにできるのか??」〜スピノザ『知性改善論』ゼミ(@ソトのガクエン)レポート#13

        • (7/25)「偽の観念と夢を見ているのはほとんと変わらない、では何が違うのか?」〜スピノザ『知性改善論』ゼミ(@ソトのガクエン)レポート#11

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        • スピノザ『知性改善論』ゼミ(佐々木講師)レポートまとめ
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          (7/18)「鳥瞰的視点(survol)から眺めること」〜スピノザ『知性改善論』ゼミ(@ソトのガクエン)レポート#10

          みなさん、こんにちは。ソトのガクエンの小林です。 7月18日(木)に実施されました、スピノザ『知性改善論』ゼミのレポートです。7月分もいよいよ残すところあと2回となりました。 今回は、『知性改善論』(講談社学術文庫)52ページの第59節(B59=A38)から65節まで読み進めました。まず、第61節までの内容を要約します。 私たちが真なる観念を持っており、その感覚を保ったまま推論すれば真なる知が得られるし、偽なる観念である場合は、正しく推論すれば必ず背理が生じるので偽であるこ

          (7/18)「鳥瞰的視点(survol)から眺めること」〜スピノザ『知性改善論』ゼミ(@ソトのガクエン)レポート#10

          (7/11)「エチカの観点からする仮構作用のポジティブな使い方」〜スピノザ『知性改善論』ゼミ(@ソトのガクエン)レポート#9

          みなさま、こんにちは、ソトのガクエンの小林です。 去る、7月11日(木)に実施されました、スピノザ『知性改善論』ゼミのレポートをお送りします。今回は、佐々木さんの提案により、2週間前よく分からないままにしてしまった、第56節の読解をもう一度試みてみましょうというところから始まりました。一旦、当該箇所を読み直し、参加者のみなさんの解釈がいくつか提案され吟味されたあと、佐々木さん自身の解釈が説明されました。詳細は割愛しますが、スピノザが仮構に関していくつか(三つ)あげている議論

          (7/11)「エチカの観点からする仮構作用のポジティブな使い方」〜スピノザ『知性改善論』ゼミ(@ソトのガクエン)レポート#9

          (7/4)「様態それ自体は「在る」ではないが、それなしには「在る」もない」〜スピノザ『知性改善論』ゼミ(@ソトのガクエン)レポート#8

          こんにちは、ソトのガクエンの小林です。 先日、7月4日(木)に、佐々木講師によるスピノザ『知性改善論』ゼミ、7月初回が実施されました。7月初回の今回は、これまで読んできた内容についての佐々木さんによるまとめ&参加者の方々からの質疑に応答する回となりました。以下に、佐々木さんの発表をもとに、これまでの簡略なまとめを記しておきます。 「導入」から「方法の第一部」まで ①通常的生や哲学的生か 通常、「bonus」(善)と呼ばれるもの(金、地位、名誉)と哲学的生(最高の善を目的とし

          (7/4)「様態それ自体は「在る」ではないが、それなしには「在る」もない」〜スピノザ『知性改善論』ゼミ(@ソトのガクエン)レポート#8

          (6/27)「仮構できる、仮構できないのはどういう場合か」〜スピノザ『知性改善論』ゼミ(@ソトのガクエン)レポート#7

          こんにちは、ソトのガクエンの小林です。 先日行われました、スピノザ『知性改善論』ゼミのレポートです。今回は、講談社学術文庫43ページの「方法の第一部ー真の観念と他の諸知得の区別」から読み始めました。内容をダイジェスト的にまとめておきます。 [B50=A33] 偽なる観念、仮構された観念ならびに疑わしい観念を真の観念と混同しないことが必要。 [B51] ここでは、知得の本質を説明しようとしてはいないので(これは哲学にぞくする)、方法が要求するものとして、仮構された観念にかん

          (6/27)「仮構できる、仮構できないのはどういう場合か」〜スピノザ『知性改善論』ゼミ(@ソトのガクエン)レポート#7

          「いかにして空白の哲学を生み出すのか?」【明け方のエコール特別編】(夜燈+小林@ソトのガクエン)(後編)

          夜燈と小林(@ソトのガクエン)による哲学対話Podcast「明け方のエコール」特別編として、2023年11月8日に配信された第12回「空白の哲学を生み出す」を文字に書き起こしたものを公開いたします。こちらの後編では、創作活動と哲学について、なぜ書くのかということについてお話ししています。 前編はこちらからご覧ください。 創作活動と哲学の関係について 夜燈:では、「空白の哲学」については結構深められたと思うので、あのちょっと今回ね、マシュマロはいただけなかった関係で、特に

          「いかにして空白の哲学を生み出すのか?」【明け方のエコール特別編】(夜燈+小林@ソトのガクエン)(後編)

          【参加者募集開始!】古典読解ゼミ・スピノザ『知性改善論』(7月)が始まります。

          5月から続いています、佐々木講師(大阪大学/株式会社メタ)によるスピノザ『知性改善論』ゼミ(古典読解)7月分の参加者募集が開始されました。7月は4日、11日、18日、25日(毎週木曜日22時〜23時半)の計4回実施されます。毎回のゼミは録画しており、ゼミ終了後、専用YouTubeでご覧いただけますので、欠席された場合や復習にぜひご利用ください。 こちらのゼミでは、日本語訳(講談社学術文庫版)をメインとしつつ、佐々木講師が注意すべき語句や概念を原著のラテン語を参照しながら、解

          【参加者募集開始!】古典読解ゼミ・スピノザ『知性改善論』(7月)が始まります。

          (6/20)「デカルトのパロディのような懐疑論者への批判」〜スピノザ『知性改善論』ゼミ(@ソトのガクエン)レポート#6

          みなさま、こんにちは。ソトのガクエンの小林です。 6月20日(木)に実施されましたスピノザ『知性改善論』ゼミ(佐々木講師)6月第3週目のレポートです。 今回は、講談社学術文庫版で38ページ、第43節から読み進めました。ここでは、スピノザがこれまで述べたことに対して想定される反論について、スピノザ自身がそれぞれに応えていく形で議論が展開されています。 第43節〜45節で想定される反論は、私たちは真の観念を与えられ、これを出発点としていると(スピノザは)いいながらも、これを推

          (6/20)「デカルトのパロディのような懐疑論者への批判」〜スピノザ『知性改善論』ゼミ(@ソトのガクエン)レポート#6

          「いかにして空白の哲学を生み出すのか?」【明け方のエコール特別編】(夜燈+小林@ソトのガクエン)(前編)

          はじめに夜燈と小林(@ソトのガクエン)による哲学対話Podcast「明け方のエコール」特別編として、2023年11月8日に配信された第12回「空白の哲学を生み出す」を文字に書き起こしたものを、前編と後編にわたり公開いたします。「空白の哲学」というタームをめぐり、日常的な意味での空白とは何か、哲学的に空白をどう考えるのか、語りえない空白とは何か、そしてさらにその先へと夜燈と小林が思考をつき進めていきます。二人の対話が展開される中で哲学的思考が紡ぎ出される瞬間をお楽しみください。

          「いかにして空白の哲学を生み出すのか?」【明け方のエコール特別編】(夜燈+小林@ソトのガクエン)(前編)

          (6/13)「真の観念の観念とは精神のことである」〜スピノザ『知性改善論』ゼミ(@ソトのガクエン)レポート#5

          みなさん、こんにちは。ソトのガクエンの小林です。6月13日(木)22時より、スピノザ『知性改善論』ゼミ(6月第2回)が行われました。今回も15名ほどご参加いただきました。ありがとうございました。 今回はまず、佐々木さんによる前回までの議論のまとめから始まりました。『知性改善論』(講談社学術文庫)21ページからの「方法の規定」でスピノザは、私たちの知得の様式(何かを捉え、把握する仕方)として以下の四つを挙げています。 A. 伝聞によるもの B. 行き当たりばったりの経験に基

          (6/13)「真の観念の観念とは精神のことである」〜スピノザ『知性改善論』ゼミ(@ソトのガクエン)レポート#5

          「なぜわたしはこんなに時間が足りないのか」【ソトガクnote/雑感と所感 #2】

          ニーチェ『この人を見よ』の目次を眺めていると、「なぜわたしはこんなに賢明なのか」と書いてあるのが目に入る。それで言うと、「なぜわたしはこんなに時間が足りないのか」という問いが自ずから湧き上がりました。 昔読んだ本の中に、研究者が研究者になるための指南書があって(パラドクス?余計なお世話?という気もしますが、世の中には関連本が結構あります)、そこには、風呂を沸かしている間も書く! 料理をしている最中も書く! いついかなるときも論文を書き続けるべし! 書く場所も書斎に限定しない

          「なぜわたしはこんなに時間が足りないのか」【ソトガクnote/雑感と所感 #2】

          (6/6)「理性的に知ること=記憶喪失になること」ースピノザ『知性改善論』ゼミ・6月初回レポート#4

          こんにちは、ソトのガクエンの小林です。 6月6日(木)、佐々木講師によるスピノザ『知性改善論ゼミ』の6月分がスタートいたしました。今回も、前回から引き続き15名ほどの方にご参加いただきました。ありがとうございます。 今回は、『知性改善論』(講談社学術文庫)22ページから読み始めましたが、それに先立ち、直前のページを参照しつつ前回の議論を再確認することから始まりました。また、前回の参加者の方からあったデカルトとスピノザの関係についての質問、「スピノザは、知覚することの諸様式

          (6/6)「理性的に知ること=記憶喪失になること」ースピノザ『知性改善論』ゼミ・6月初回レポート#4

          (5/30)「知性をケアする」〜スピノザ『知性改善論』ゼミ(@ソトのガクエン)レポート#3

          こんにちは、ソトのガクエンの小林です。 5月30日(木)22時より、スピノザ『知性改善論』ゼミ|第3回が開催されました。冒頭、GoogleMeetの設定ミスにより、急遽、URLを変更することになりました。お待ちいただいた方々、申し訳ございませんでした。 今回は、『知性改善論』(講談社学術文庫)19ページの第15節から、21ページ第18節まで読み進めました。 今回のハイライトは、佐々木さんが予習段階で、テキストを読みながら涙を流してしまった(!)と言われていた部分です。 本

          (5/30)「知性をケアする」〜スピノザ『知性改善論』ゼミ(@ソトのガクエン)レポート#3