ピュリッツァー賞

死んだ後に何を遺すのか。「新聞王」ピュリッツァーの生き方から学んだこと。(前編)

死んだ後に何を遺すのか。「新聞王」ピュリッツァーの生き方から学んだこと。(前編)

前回ピュリッツァー賞を調べ、その元になったピュリッツァー自身について興味がわいたので、調べた見たたことを少し書きたいと思います。 ■波乱万丈な生い立ちジョーゼフ・ピュリッツァー(Joseph Pulitzer)は1847年4月10日、ハンガリーのブダペストより南東約200㎞にあるマコーという街で、ユダヤ系の両親の元に生まれます。彼の父は成功したビジネスマンで、子供たちにもドイツ語やフランス語の教育を施すほど裕福でした。 しかし、父の死後に事業は破産し、一家は貧しくなり、ピ

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テレビのニュースで、今年ピュリッツァー賞を受賞したのがプロの写真家ではなく一般人の方だと知りました。報道写真の分野では権威ある賞だと言う事くらいしかわかりませんが、スマホでも高画質な写真や動画が撮れる今、これを伝えなければ!と感じた時の行動が報道を変えるんだろうなと感じました。

テレビのニュースで、今年ピュリッツァー賞を受賞したのがプロの写真家ではなく一般人の方だと知りました。報道写真の分野では権威ある賞だと言う事くらいしかわかりませんが、スマホでも高画質な写真や動画が撮れる今、これを伝えなければ!と感じた時の行動が報道を変えるんだろうなと感じました。

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ニッケル・ボーイズ 4月後半の読書。

ニッケル・ボーイズ 4月後半の読書。

正しい、とは何か。正義、とは何か。 物事には両面がある。 黒人のジョージ・フロイト死亡事件の裁判で、白人警官に有罪判決が出された時、私はちょうどこの小説を読んでいた。Black lives matter運動の契機となった、あの事件から約11ヶ月。  無実の罪でニッケル少年院に送られた真面目なエルウッド少年。  ニッケルで繰り広げられるのは、虐待と服従、賄賂と不正取引。新参者エルウッドは、有色人種という枷を背負わされており、暗黒の少年院内で、堅実派エルウッドと現実派ターナーの

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人生は一回きり

人生は一回きり

人生は常に一回きりのプロセスだ それゆえ、未来は過去の反復ではありえない ウォルター・リップマン     人生が一回きりのプロセス つまり、あなたが生きた今日は、二度とない 同じこと、同じ一日の繰り返しに思える毎日が未来になるのではなく 未来から逆算し、必死に生きた今日が未来に繋がる     リップマンはアメリカで最も著名なジャーナリストの一人で、生涯にピュリッツァー賞を2度受賞しました 代表作は第一次世界大戦の直後に刊行した『世論』で、日本でも日本語訳が刊行されています ベ

The Piano Lesson /『ピアノ・レッスン』

The Piano Lesson /『ピアノ・レッスン』

※忘備録です。ネタバレ注意。 【戯曲】The Piano Lesson (『ピアノ・レッスン』) 【戯曲家】August Wilson 【ジャンル】Drama 【初演】1987年 【受賞歴】1990 Pulitzer Prize for Drama, 1990 Drama Desk Award for Outstanding Play, New York Drama Critics' Circle Award for Best Play, 1995 Peabody Awar

Crimes of the Heart /『心の罪』

Crimes of the Heart /『心の罪』

※忘備録です。ネタバレ注意。 【戯曲】Crimes of the Heart (『心の罪』) 【戯曲家】Beth Henley 【ジャンル】Drama 【初演】1979年 【受賞歴】1981 Pulitzer Prize for Drama 【キーワード】 自殺、他殺、嫉妬、人生の成功とは、人生の幸せとは、不妊、愛、姉妹愛、過去の関係 【きっかけ】 三人姉妹の末っ子Babeが、夫を銃で撃ち事情聴取されているらしい事態を踏まえ、久々に三人姉妹が揃ったことでそれぞれの長年の

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2021年の始まり――ビラヴド

2021年の始まり――ビラヴド

(ハヤカワepi文庫さまに敬意を込めて)  まずはじめに、一年のはじめにはハヤカワepi文庫を読まないといけない。そういう自分の中のルールあるいは慣例、もしくは習性のようなものがある。誰しもそうである。気づいていないだけで、右足から家を出る。そういう類の話だ。  そして今年は、トニ・モリスン、『ビラウド』を読んだ。去年、ようやく増刷して、書店で入手することができるようになった。前々から読みたかった作品だ。 作品について 帯にはこう書いてある。 ノーベル賞作家トニ・モリ

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2020年のベスト本|『その名を暴け: #MeTooに火をつけたジャーナリストたちの闘い』

2020年のベスト本|『その名を暴け: #MeTooに火をつけたジャーナリストたちの闘い』

ピュリッツァー賞を受賞し、ニューヨーク大学による「この10年間のジャーナリズムの功績トップ10」に選出されたルポルタージュ『その名を暴け #MeTooに火をつけたジャーナリストたちの闘い』(ジョディ・カンター/著 、ミーガン・トゥーイー/著 、古屋美登里/訳)。 読む前はかなり身構えてました。 特にtwitterを中心として#MeTooとアンチ#MeTooがバトルを繰り広げられ、そうしたツイートを読むだけでも消耗していたからです。 フェミニズムや党派性も加わって、自分が正義

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Dinner with Friends /『ディナー・ウィズ・フレンズ』

Dinner with Friends /『ディナー・ウィズ・フレンズ』

"Marriages all go through a kind of base-line wretchedness from time to time, but we do what we can to ride those patches out." - Gabe "What kind of examples would that be setting for my kids? That we're all powerless to change our lives?

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Doubt: A Parable /『ダウト 疑いをめぐる寓話』

Doubt: A Parable /『ダウト 疑いをめぐる寓話』

"Doubt can be a bond as powerful and sustaining as certainty" - Father Flynn ※忘備録です。ネタバレ注意。 【戯曲】Doubt: A Parable (『ダウト 疑いをめぐる寓話』) 【戯曲家】John Patrick Shanley 【ジャンル】Drama 【初演】2004年 【受賞歴】2005 Pulitzer Prize for Drama / 2005 Tony Award for Bes

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