ヌーヴェルヴァーグ

ラ・ポワント・クールト

昨年90歳で亡くなったアニエス・ヴァルダ監督のデビュー作(1954年/フランス映画)。編集をアラン・レネが担当している。抽象的な言葉で会話する夫婦のシーンが印象に残る。ちょっと何をいっているのかわからない。夫婦の2ショットが画面に収まる構図も独特。モダンな構図に配置された二人は目線を交えることなく喋り続ける。まるで苦行を強いる演出だが大丈夫。慣れる。この映画を撮る前のヴァルタは写真家としてTNP(

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近年は機材の低価格化が進んで「現場の下積みからの叩き上げ」を経験しない映像作家が増えている。彼らは一人で何でも作ってしまうので個性が強く、実際に自身の「作家性」について語る場面も多い。
でも、他人の金や原作の世話になっている立場でそれを言ってはいけない。お前らはゴダール気取りか!

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島田順子さんの、ヌーヴェルヴァーグなライフスタイル

パリを起点に、79歳にして、いまもスタイリッシュな服を精力的にデザインしつづけられている、島田順子さん。彼女にお会いする機会が近づいてきたので、『おしゃれライフスタイル』という本を読む。なんと彼女がパリに来たのは、ヌーヴェルヴァーグの映画が好きだったからだ、という。

ヌーヴェルヴァーグの映画人、ゴダールは1930年生まれ、トリュフォーは1932年生まれ。映画の世界を震撼させたヌーヴェルヴァーグの

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ジガ・ヴェルトフ集団、ジャン=リュック・ゴダール監督作品『東風』(日本コロンビア、2001)

1966年に無政府主義者や毛沢東主義者(マオイスト)の学生を題材にした『中国女』を撮影したジャン=リュック・ゴダールは、1968年のパリ五月革命期に入ると、独裁的な監督であることを自己批判し、ジガ・ヴェルトフ集団の一員として映画制作を行うようになる。
『東風』は、当初政治的「西部劇=西欧劇(ウェスタン)」として構想されたが、次第に悪玉=帝国主義者、善玉=マオイストというわかりやすい表象=代理機能

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ジャン・リュック・ゴダール監督作品『アルファヴィル』(カルチュア・パブリシャーズ、200 0)

1984年、探偵レミー・コーション(エディ・コンスタンチーヌ)は、惑星都市アルファヴィル(α都市)に到着する。
アルファヴィルは、全体主義社会であり、巨大コンピュータ<アルファ60>が人々を支配し、詩人や芸術家は死刑の対象となっていた。ここは、「愛」や「涙」といった言葉さえ、非論理的感情ということで、辞書から抹消された恐怖政治の世界なのだ。
果たして、探偵レミー・コーションは、巨大コンピュータ

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ジャン=リュック・ゴダール監督作品『アワーミュージック(原題:Notre Musique)』と中沢新一『緑の資本論』を接続する

ジャン=リュック・ゴダール監督作品『アワーミュージック(原題:Notre Musique)』(フランス=スイス、2004、公開日 2005年10月15日)のテーマは、戦争と分裂の時代にあって、わたしたちは世界中を包み込むわたしたちの音楽のような愛と調和を創造することができるかということに尽きる。
この作品は、三部構成になっており、【王国1 地獄】、【王国2 煉獄】、【王国3 天国】から成る。この

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今年みた映画

今年もあと2日。あまり映画を見ることがないまま終わるかと思いきや、先日ハワイに行く往復の飛行機内で、4本の映画を見る機会に恵まれた。感想をまとめておきたい。

是枝裕和「万引き家族」 https://gaga.ne.jp/manbiki-kazoku/

監督の「権力とは距離を置きたい」発言で、その思想性をめぐりネットで炎上したが、パルムドールを授賞したのはうなずける。ストーリーがしっかりしている

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気狂いピエロ Pierrot le fou/アンチアメリカの先に垣間見えるアメリカの憧れ

今年のカンヌ国際映画祭のヴィジュアルは、気狂いピエロのジャンポール・ベルモントとアンナ・カリーナのキスシーンが用いられていたのが印象的だった。

アンナ・カリーナ本人も来日し、ライブを行ったり今尚健在であり、さらにゴダールの新作も控えている。ヌーヴェルヴァーグから半世紀が過ぎてもなお、影響は滅びず残り続けるほど映画界に大きな足跡を残しているのがよくわかる。

ゴダールは2014年の「さらば、愛の言

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ブログに「気狂いピエロ」(1967) *ネタバレあり 感想を書きましたー!
僕もいい歳のオッサンになったので「そろそろゴダールもイケるんじゃね?」と思って観たけど、やっぱりダメでしたねーw
http://aozprapurasu.hatenablog.com/entry/2018/10/21/105001?_ga=2.73608850.1029523220.1540003537-1906099834.1397489967

スキ、ありがとーございまーす! (*´∀`*)ノ
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