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サーシャの文集

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ゆる~くない方の文集マガジン
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#スキありがとう

ルビーの指輪とコロッケと

ルビーの指輪とコロッケと

ちょっと長くなりますが、よかったらあつい飲み物を飲みながら読んでってください。

「母さん、生まれ変わったらわたしのお腹に来てよ」

「かまんの?うわぁ。うち嬉しいわ。今度生まれ変わったら男になりたいねん。ほんで次こそは賢くなりたいなぁ。嬉しい楽しみができたわ。ありがとう、ありがとう」

亡くなる前に祖母と交わした約束。

わたしは母の影響を受け、小さい頃から祖母のことを「母さん」と呼んでいる。

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マイカップと出合ったときのことを覚えておきたい

マイカップと出合ったときのことを覚えておきたい

我が家にとても可愛い一点モノのコーヒーカップをお迎えした。

このカップに出合うに至った、ひとつひとつの背景もまた思い出として、このカップとセットで心にしまっておきたい。

ということで、出合ったときのキラキラとしたときめきと、思ったこと、心の変化、お迎えしたときの背景を簡単に記録しておこうと思う。

ときめきポイント その壱

それは、いっしょに行けた人。

ついてきてくれたのは、お母さんと子ど

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珈琲じかんと思考_自分に素直でいること

珈琲じかんと思考_自分に素直でいること

久々にパソコンを開けられるようになったので、最近考えたことを整理し記録したい。

わたしは母親から「あんたのいいところは素直なところ」と32歳になった今でも褒められる。素直でいよう!と意識しているわけではない。自分の間違いを認めることにハードルの高さを感じない。ストレスも感じない。「あ、ごめんね。次から気を付けるようにするね」。本当に自分が悪かったと思うことはすぐに謝り反省し、次は同じことをしない

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夜におやつを作ると自己肯定感と満足感でいっぱいになる話

夜におやつを作ると自己肯定感と満足感でいっぱいになる話

皿洗いを終えて、すべての家事を終えた。むすこはこたつで暖をとりながら、わたしと一緒に寝床に入るのを待っている。あとは寝るだけ。

なのに、無性におやつを作りたくなるのはなぜなんだ。

そういえば、昔はお菓子とパンの先生をしてたんだった。当時は、こんなの役に立たない、と勝手にレッテルを貼っていたが、9年が経とうとしている今、役に立とうとしている。

左の手首でボウルをくりっと回しながら、右手で粉を手

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始めたつもりのなかった介護、振り返るとそれを【介護】と呼ぶのかもしれない。

始めたつもりのなかった介護、振り返るとそれを【介護】と呼ぶのかもしれない。

【介護】と聞くとついつい身構えてしまう。介護を始めたつもりもなかったけれど、振り返るとそれを【介護】と呼ぶのかもしれない。「自分の家族を大切にするってこういうことなんや~」と感じた、記録。

わたしにとって、祖父母の介護は今や毎日の暮らしの一部になっている。

歩いて5分ほど、目でも確認できる距離に実家がある。その実家の隣に、父方の祖父母が住んでいる。祖父は認知症、祖母は認知症と糖尿病。

そして

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買い物に行くのが面倒くさいと思うわたしが作るチーズバターロール

買い物に行くのが面倒くさいと思うわたしが作るチーズバターロール

夜に気晴らしでおやつを作ることにハマった2月。

あれからさらに沼にハマってしまい、一時は週に3回もパンを作るようになった。

↑材料を混ぜ合わせ、こねまくる。学生時代に京都のABCクッキングスタジオに通い、パンのコースを受講。その頃に手に入れた透明のガラスボウル。10年以上経つのに母が大事に取っておいてくれた。結婚してからは、特にこだわりもなく100円均一のプラスチックボウルを使っていたが、最近

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