１０歳になる娘に伝えたこと

あまり家族のことには触れてきませんでしたが、子供が二人います。

８年間も離れて暮らしていますが、その分、反抗などもされずに今に至っています。ひとりで育て上げてくれた妻に感謝ですよね。

以前になりますが、海外のライターがブログに綴った「１０歳になる娘に伝えたい１０のこと」というのを見て、それを下敷きに自分の娘の１０歳の誕生日に手紙を送ったことがあります。

この４月からひとり暮らしを始めましたが、これまで真っすぐ育ってくれたのも、妻の育て方と、９年前に渡した手紙も少しは役立っているのかなと思いたいです。

ちなみに女の子なのですが「和」で「やまと」と読みます

今あらためて読み返してみても、随分とハードルの高いことを求めていたなとは感じますが、新入社員とかにも伝えてもいい内容でもあるなとは感じています。（「あなた」の箇所は娘の名前を充てていました）

１．　限界を決めない。「無理」「出来ない」と言わない。
やってもみないで「出来る」「出来ない」を決めないでください。
「無理」と決めつける前に先ずやってみる。いろいろなことに挑戦する心を持ってください。

２．　パパやママに遠慮しないでください。
やってみたいこと、運動や勉強、習い事や欲しいものがあれば、まずは言ってください。

３．　思い切り体を動かし続けてください。
インラインスケートもだいぶん上手くなりました。もっともっと上手くなれます。健康な体に良い心が宿ります。体をたくさん動かし、いろいろな挑戦をすることで爽快感や達成感を得られます。

４．　他の人とは違う意見を持ってもいい。
１０歳は自分の意見を持つに充分な歳です。パパもあなたの意見を聞きたいし、あなたのお友達もそう思っているはずです。もちろんケンカや言い合いにはなって欲しくはないけれども、相手が間違っているとあなたが思う時には、そう伝えてください。

５．　あなたはとっても可愛い。
いつもはあまり言いませんが、女性としてどんどんきれいになっています。子供っぽい顔と大人になっていく女性の顔の二つが、今あなたの中にあります。そして、一番大切なことは、外見を整えることではなくて、心の美しさが外見に現れるということ。いつまでも心の美しい人間であることを見失わないようにしてください。

６．　読書を続けてください。
あなたも知っているように、パパは本を読むのが大好きです。あなたが本を大好きになっているようで、パパも嬉しいです。本は私たちをいろいろと違った世界に連れて行ってくれます。映画やマンガと違って、キャラクターたちのイメージも自分の頭の中で創り出していけます。多くの本を通して、様々な価値観、考え方、世界に触れてください。高い価値観や立派な考え方は、あなたの行動をより良いものへと導いていきます。

７．　ウソはつかないでください。
自分に正直に素直でいてください。相手につくウソは、自分をごまかすこと。その場は何とかなっても、実際に後で困るのは自分自身です。

８．　物事の良い部分を見るクセをつけてください。
世の中には自分自身の力ではどうしようもない理不尽なことも多くあります。でも、自分の周りで起こっていることにはどうしても関係してしまいます。そういった時に、出来るだけ良い部分を見るようにしてください。辛い時に悪いところ、ダメなところを見続けたり探したりするよりも、気持ちを楽にして良いところを探した方が光を見出すことができます。

９．　人のせいにしない。
人のせいにして物事が改善されることはありません。自分のせいにして、直して、動いた方がどんどん良くなっていきます。悪い結果になったら自分のせい。良い結果になったら皆のおかげ。難しいですけど、パパはなるべくそう考えようと思っています。

１０．　弟のこと
あなたの弟はちょっぴり変わった個性的な弟です。パパにも時々どうしたらいいのか分からないことがあります。そんなときは、彼自身もどうしたらいいのか分からないのだと思っています。でも、楽しそうな彼を見るとパパも楽しい気持ちになります。お姉ちゃんとして大変なこともあるだろうけれども、あなたも彼の笑顔をたくさん引き出してあげてください。

最後に
パパとママは大人だけれども、完璧ではありません。イライラすることもあるし、間違うこともあるし、声を荒げたり悪いことを言うこともあります。ごめんなさい。でも、あなたと弟のことを同じように愛していますし、二人にとっての良い存在でありたいといつも思っています。あなたや弟に注意したり叱ったりすることもあるけれども、ずっと二人のことを考えています。何が起きようともパパとママはあなたと弟の家族でいます。ありがとう。

あらためて書き出してみると、丸パクリですし何だか立派過ぎて恥ずかしいですね(笑)

今日も読んでくださいまして、ありがとうございます。