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ネガティブな思考の在り方

どこで読んだのか忘れてしまいましたが、ものの本に、誰でも知らず知らずのうちに陥ってしまうことがあるネガティブな思考パターンがあると、下記の項目の記述がありました。

1.ものごとに「白黒つける」

よく、同じ拠点内において異なる部門の上長同士でありがちな事案です。
私が合っている、あなたは間違っている。
もしくは、私の案が良い。あなたの案は良くない。
すべてを「○か×か」で判断してしまう。
なんでも2択にしてしまうということですよね。

A案とB案の良いところを合わせて、「A案の要素もB案の要素も含まれたC案を創造する」という思考もあると思います。

「思考の統合」のないところには、勝ち負けの争いしかありません。

2.小さなことを「大げさに考える」

その人の置かれた状況によって、時と場合で問題の捉え方というのは変わってきます。
自分の問題であれば、他人事のように客観的に捉えずに主体的に捉えることが大前提にはなりますが、冷静に問題と向き合うためには、第三者の目を入れてみることも良いかもしれません。

3.ものごとに「レッテル」を貼る

レッテルというのは、フィルターや色眼鏡と一緒です。
バイアス(偏り)や思い込みとも言い換えられます。
そのものの本質を、そのまま直視する前に、自分のバイアスを通して見てしまうと、本来見なければいけないはずの要素が見えなくなってしまうことが往々にして起こり得ます。

4.何ごとも「こうすべき」と思いがち

これもバイアス(偏り)や思い込みの一種です。
真面目な人に多そうな思考の在り方ですよね。

そもそも真面目というのは良いことなのでしょうか?
自分なりの言葉の定義というものを持っておくといいと思うのですが、私は真面目というのは「視野の狭い人」と学んできました。

「何のために」というその先の目的を見据えることなく、狭い視野で考えてしまうから、結果自分の感情を殺して行動しないといけなかったり、そのような精神状態に陥ったりと、余計なプレッシャーを自らに与えて崩壊していくのだと思います。

5.周囲の「空気を読む」

空気が読めるということは、気づけることですからとても良いことではあると思うのですが、もっと大切なのは前述したとおり「何のために」という目的意識を持つことです。

必要以上に空気を読んで、本来言わなくてはいけないことが言えないとか、果たさなければいけない目的が果たせないとなってしまうと本末転倒です。

相手にどう思われるか、それは思う側の課題であって、考えても意味がないことは「考える必要のないこと」と捉えて行動する方が建設的です。

6.何でも「自分で抱え込む」

これも真面目な人に多い兆候です。
そして、責任感が強い故に、全ての荷物をひとりで抱え込もうとする。
ところが、部下たちがすればいい仕事までをも「自分の仕事」と勘違いをして抱えてしまいます。

部下たちはと言えば、上長がどんな荷物を抱えているか見えませんから、心配するどころか、たまに上長が持ちきれなくなった荷物をうっかり落としたりしているのを見て、却って不満を蓄積していきます。

ものごとの全てが「自分の責任」なのではなくて、上長が求められているのは目的に対しての結果責任です。そして部下たちには行動責任がありますから、その行動のために必要な荷物を与えていない状態を作っていることこそ、まさにその上長が元凶であり「自分の責任」なのだと思います。

また、自分で全てを抱え込むことが良くない思考なのであって、自分の置かれた今の環境は「自分の責任」と捉える思考は、問題に前向きに向き合う姿勢としては必要だと思っています。

今置かれているそのような状態、そのような在り方、そのような環境になっているのは、やはりその人の思考の在り方の積み重ねの結果であり、つまるところその人の責任なのです。

今日も読んでくださいまして、ありがとうございます。

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