はだかねずみ

2021,06,01より始めました。映画が好きで、その紹介を平日行っております。 AL…

はだかねずみ

2021,06,01より始めました。映画が好きで、その紹介を平日行っております。 ALISでも同様の記事をあげています。どうぞご覧ください。

記事一覧

極悪集団VS日本映画のアイツ

前回は、PG-13という12歳以下のお子様には、親御さんの同行が求められる形だった。しかし、ジェームズガン監督の続編は、そんな生易しいものではなかった。 R-15指定、15…

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人生は誰のものか

ふと自分の人生は自分のものかと疑いたくなる時があります。でも、あなたの行動そして、交友関係があなたを創造しているといってもいいのです。あなたは誰かの脇役やエキス…

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歌姫から見たミライ

以前、紹介させていただいたある映画に関する記事です。その紹介記事はこちらです。 ネタバレ無いよう、ひとことだけ感想を申し上げますと、「そんなに未来のことじゃない…

5年ぶりにあのソングショーが帰ってくる

恐怖とは、あなたにしか存在しない。いつも挑戦する選択肢はあるが、その勇気がないだけだ。と言葉にすることは、簡単だが行動することは難しいものである。ただし、それが…

ナンデモありのバスケットボール

Eスポーツといえば、近年世界で普及しつつある新しい娯楽カテゴリーだ。各ゲームには、プロゲーマーといわれる人たちがおり、それで生活している人たちがいる。ちょっと先…

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そこに写るのは、70年代日本の怨霊

日本で公害が問題になった時代を知っているだろうか。その時代、日本は誰よりも発展を望み、誰よりも努力した。健康という2文字すら忘れて。経済という2文字に囚われる日本…

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誰もが気になったが、誰も知らないこと

今日は、『ゴジラVSコング』の記事を書かせてもらった。 もうひとつ、怪獣映画を紹介させてほしい。それは、ふと気になることはないだろうか。そう、その後の世界だ。怪獣…

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延期を重ねた世紀の怪獣対決

怪獣界の元祖「キングコング」と、怪獣界をこの世に知らしめた「ゴジラ」の世紀の対決は、ハリウッドで大きな評判を呼んだ。しかし、ゴジラの生まれた日本での公開は、新型…

歌うこと、祈ること、愛するということ。

ゴスペルとはなにかご存じでしょうか。ゴスペルとは、「福音」を意味し、その音楽を福音音楽といいます。福音とは、キリスト教で使われる言葉ですが、日本という国において…

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世界の暮しのぞいてみませんか

今日において、旅をすることは困難な世の中になってしまった。いつ元に戻るか誰も見当がつかない世の中だ。だが、世の中なんていつも見当なんかつかない。そんななかでこそ…

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無音で伝える心の世界

パントマイムをご存じだろうか。台詞はなく、無言で体や表情を用いて行う劇である。パントマイムが評価されるゆえんは、この聴覚でなく視覚で表現することの良さだろう。今…

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日本には、差別が存在しないという虚構

日本にいて、日本に生まれた私たちが、差別の状況を目にすることは少ない。なぜなら、差別された人々は、差別する人々から見えていないからだ。ある側面では、米国である黒…

画は口ほどにものを云う

皮肉という単語を聞いて、真っ先に思いつく国はどこだろう。国の文化とさえいわれている国は、フランスという。日本人にとって、フランスは、欧州でも人気のある国のひとつ…

今食べたそれ、どうやってできているか知っていますか

大人の私でさえ、食べるものを選んでいるように、見えて実は、あるものからしか選択できない。本当は、どんなものかわかって食べている人は、農家をはじめごくわずかな人々…

「ありのままでいいんだよ」って無責任すぎる

欠落感を抱えたまま、他者や社会とどう関わって生きていくのか─。就職を前にして、改めて自分を考える。芥川賞作家 津村記久子原作。2021年9月17日公開『君は永遠にそいつ…

陰鬱な時は、映画館で歌え!踊れ!

今年は、熱いミュージカル映画で汗をかこう。いたるところからいつも音楽が流れる、実際にある賑やかな移民の街に住む人々の日常が、ミュージカルで描かれる2021年7月30日(…

極悪集団VS日本映画のアイツ

極悪集団VS日本映画のアイツ

前回は、PG-13という12歳以下のお子様には、親御さんの同行が求められる形だった。しかし、ジェームズガン監督の続編は、そんな生易しいものではなかった。

R-15指定、15歳以上でなければ耐えられない残虐シーン豊富な本作2021年8月5日(アメリカ)公開『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』。

前回が、そしてこの予告編までもがいかに抑えられていたのか。ぜひ映画館で体験してもらいたい。

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人生は誰のものか

人生は誰のものか

ふと自分の人生は自分のものかと疑いたくなる時があります。でも、あなたの行動そして、交友関係があなたを創造しているといってもいいのです。あなたは誰かの脇役やエキストラにはなっていませんか。そんなことを考えてしまった作品をご紹介します。

今、ゲームのような世界にいるあなたに2020年8月13日公開『フリーガイ』。

そう彼こそは、ゲームの世界でいうモブキャラだ。若者言葉の「モブキャラ」とは、ゲームの

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歌姫から見たミライ

歌姫から見たミライ

以前、紹介させていただいたある映画に関する記事です。その紹介記事はこちらです。

ネタバレ無いよう、ひとことだけ感想を申し上げますと、「そんなに未来のことじゃない」と感じましたね。

さて、その映画はこの夏を席巻するでしょう。2021年7月16日公開『竜とそばかすの姫』。

もうすでに、週間ランキングでは、V3を達成している本作。なんといっても今作の要になるのは、歌姫の歌う曲の数々。こちらは、Yo

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5年ぶりにあのソングショーが帰ってくる

5年ぶりにあのソングショーが帰ってくる

恐怖とは、あなたにしか存在しない。いつも挑戦する選択肢はあるが、その勇気がないだけだ。と言葉にすることは、簡単だが行動することは難しいものである。ただし、それが真実ともいえる。

歌を通して、勇気とは何かを知る2022年春公開予定『SING/シング:ネクストステージ』。

その勇気の物語を見てみよう。

前回も今回も、ヒトにとって必要なのは、勇気であると教えてくれる。人生のどん底だと思うとき、もう

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ナンデモありのバスケットボール

ナンデモありのバスケットボール

Eスポーツといえば、近年世界で普及しつつある新しい娯楽カテゴリーだ。各ゲームには、プロゲーマーといわれる人たちがおり、それで生活している人たちがいる。ちょっと先の未来では、キャラクターと一緒にスポーツをする。そんな仮想現実ができるかもしれない。

そんなちょっと未来の話2021年7月14日 (フランス)公開『スペース・プレイヤーズ』。

さあ、究極の[eスポーツバトル]を体験しよう。

ワーナーブ

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そこに写るのは、70年代日本の怨霊

そこに写るのは、70年代日本の怨霊

日本で公害が問題になった時代を知っているだろうか。その時代、日本は誰よりも発展を望み、誰よりも努力した。健康という2文字すら忘れて。経済という2文字に囚われる日本人に警鐘を鳴らした写真家がいた。

世界が見た水俣病2021年2月5日(アメリカ)公開『MINAMATAーミナマター』。

その真理を追う写真家をみてみよう。

そのモデルは、ユージン・スミスという写真家だ。かつては、水俣市に住み、その影

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誰もが気になったが、誰も知らないこと

誰もが気になったが、誰も知らないこと

今日は、『ゴジラVSコング』の記事を書かせてもらった。

もうひとつ、怪獣映画を紹介させてほしい。それは、ふと気になることはないだろうか。そう、その後の世界だ。怪獣映画のほとんどは、その後の世界まで語らない。怪獣の決戦によって、人々がどれほど苦労するのか。家を失った人々は、何を考えるのか。それには、触れない。怪獣映画にとって、人間は、サブキャラクターに過ぎないからだ。

だが、本当にこのような事態

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延期を重ねた世紀の怪獣対決

延期を重ねた世紀の怪獣対決

怪獣界の元祖「キングコング」と、怪獣界をこの世に知らしめた「ゴジラ」の世紀の対決は、ハリウッドで大きな評判を呼んだ。しかし、ゴジラの生まれた日本での公開は、新型ウイルスの感染拡大に伴い、幾度となく延期された。しかし、7月に入りようやく公開されることとなった。

怪獣界を代表する二大巨頭の大決戦2021年3月31日(アメリカ)公開『ゴジラVSコング』。

それでは、大決戦の一部を少しだけ見てみよう。

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歌うこと、祈ること、愛するということ。

歌うこと、祈ること、愛するということ。

ゴスペルとはなにかご存じでしょうか。ゴスペルとは、「福音」を意味し、その音楽を福音音楽といいます。福音とは、キリスト教で使われる言葉ですが、日本という国において、それは更なる変化を遂げます。

キリスト教信者ではない日本人が表現するゴスペル2021年10月(日本)公開予定『歌と羊と羊飼い』。

今だからこそ歌に祈りを込める予告編をどうぞ。

複数のゴスペルシンガーに焦点を当てた今作。ある人は、ゴス

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世界の暮しのぞいてみませんか

世界の暮しのぞいてみませんか

今日において、旅をすることは困難な世の中になってしまった。いつ元に戻るか誰も見当がつかない世の中だ。だが、世の中なんていつも見当なんかつかない。そんななかでこそ、映画で旅してみませんか。

ここには、世界の風土がある2021年10月29日(日本)公開『場所はいつも旅先だった』。

世界の窓を開けてみよう。

今作は、世界5か国・6都市を旅した1本のドキュメンタリー映画である。ここには、劇的な世界は

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無音で伝える心の世界

無音で伝える心の世界

パントマイムをご存じだろうか。台詞はなく、無言で体や表情を用いて行う劇である。パントマイムが評価されるゆえんは、この聴覚でなく視覚で表現することの良さだろう。今作では、その神様ともいわれる人が主人公だ。

パントマイムの神様が降臨する2021年8月27日(日本)公開『沈黙のレジスタンス~ユダヤ孤児を救った芸術家~』。

それでは、悲劇の中で輝く喜劇をご覧に入れよう。

時は、第二次世界大戦時、あの

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日本には、差別が存在しないという虚構

日本には、差別が存在しないという虚構

日本にいて、日本に生まれた私たちが、差別の状況を目にすることは少ない。なぜなら、差別された人々は、差別する人々から見えていないからだ。ある側面では、米国である黒人差別問題等を外から見ているが、あなたも差別とは無縁ではない。

日本の差別を暴露する映画、2021年7月10日『東京クルド』。

その一端から見てみよう。

日本では、外国人労働者の受け入れを基に労働者を増やそうとする試みがある。しかし、

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画は口ほどにものを云う

画は口ほどにものを云う

皮肉という単語を聞いて、真っ先に思いつく国はどこだろう。国の文化とさえいわれている国は、フランスという。日本人にとって、フランスは、欧州でも人気のある国のひとつだ。「目は口ほどにものをいう」ということわざがある。このフランスで、台詞を語らずとも、絵の雰囲気で語る映画がある。

2003年6月11日(フランス)公開『ベルヴィル・ランデブー』。

では、絶妙な雰囲気を醸し出す予告編をどうぞ。

物語は

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今食べたそれ、どうやってできているか知っていますか

今食べたそれ、どうやってできているか知っていますか

大人の私でさえ、食べるものを選んでいるように、見えて実は、あるものからしか選択できない。本当は、どんなものかわかって食べている人は、農家をはじめごくわずかな人々なのだろう。

そんな現代社会の食の闇に刺すドキュメント2021年7月3日公開『食の安全を守る人々』。

日々の食卓を真剣に考える予告編をどうぞ。

もう何年もの間、ゲノム編集、遺伝子組み換えの脅威や農薬の危険性について話題は出てくるが、そ

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「ありのままでいいんだよ」って無責任すぎる

「ありのままでいいんだよ」って無責任すぎる

欠落感を抱えたまま、他者や社会とどう関わって生きていくのか─。就職を前にして、改めて自分を考える。芥川賞作家 津村記久子原作。2021年9月17日公開『君は永遠にそいつらより若い』。

それでは、もがき葛藤する予告編をどうぞ。

就職というものの前に、大人と子どもの線引きは明確にはないが、仕事をしているのは、大人ということが多い。就活や入社は、一種の通過儀礼のようなものかもしれないが、ここで多くの

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陰鬱な時は、映画館で歌え!踊れ!

陰鬱な時は、映画館で歌え!踊れ!

今年は、熱いミュージカル映画で汗をかこう。いたるところからいつも音楽が流れる、実際にある賑やかな移民の街に住む人々の日常が、ミュージカルで描かれる2021年7月30日(日本)公開『イン・ザ・ハイツ』。

それでは、賑やかな予告編をご覧いただこう。

NYの片隅の街、ワシントン・ハイツ。いたるところからいつも音楽が流れる、実際にある賑やかな移民の街。その街で育ったウスナビ、ヴァネッサ、ニーナ、ベニー

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