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一話読み切り

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・ものごとの両面性 ・ユーモアと屁理屈の狭間で ・通知表に嫌われて ・親子の珍妙な会話 ・ギフテッドへの理解を当たり前と考えるのはNG ・必読:特定分野に特異な才能のある児童生徒…
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2022年8月の記事一覧

ギフテッドへの理解を当たり前と考えるのはNG

ギフテッドへの理解を当たり前と考えるのはNG

二学期が始まったということもあって、長男に、今、他の子が授業を受けている中で、自分だけが読書(勉強に関する本)を許可されていることについて、当たり前と思ってはいけないよ、という話を夫と一緒にした。

ギフテッドと言われる子たちの困り感の一つとして、学校の勉強が簡単すぎて苦痛が生じている状態があると思う。

苦痛に耐えられず、自分の知的好奇心を満たそうと授業とは別のことをしてしまうと、通常は、周りと

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必読:特定分野に特異な才能のある児童生徒に対する学校における指導・支援の在り方等に関する有識者会議 審議のまとめ(素案)

必読:特定分野に特異な才能のある児童生徒に対する学校における指導・支援の在り方等に関する有識者会議 審議のまとめ(素案)

恥ずかしながら、こちらの素案の存在を知らなかった。大方出来上がっていて、後は実行するのみに映った。

特定分野に特異な才能のある児童生徒に対する学校における指導・支援の在り方等に関する有識者会議 審議のまとめ(素案)(※PDF)

我が家は長男がギフテッドということでこのテーマには注目していたが、素案を読むと、次男や長女にも関係するし、もっと広く日本の教育とはどうあるべきかという事を問い直すきっか

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胸にずしりと来たギフティッドのスピーチ

仕事の合間のお昼休憩に一度聞いただけで、100%理解はできていないけれど、胸がやられてしまった。ギフティッド自身がここまで言語化して語ってくれたスピーチがあったなんて。

あるギフティッド児の長期追跡記録と弟妹・家族

あるギフティッド児の長期追跡記録と弟妹・家族

ここ数ヶ月、ギフティッドをテーマに長男について書いている。夫が書いてみたらと言ったのがきっかけだった。書くなら子供達の将来に役立つ形が理想と言われ、それに誰か困っている人の参考になるかも知れないし、今の気持ちを書いて置いたらと言われて、こんなこともあった、あんなこともあったというのを、その時親がどんなことを感じていたかも交えて書いてきた。

何度か夫に自分で書きなよと言ったのだが、そんな時間はない

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ギフティッドである可能性を本人にも知らせる

ギフティッドである可能性を本人にも知らせる

これは迷った末、決断した。今くらいの困り感だと、まだ小学生のうちから知らなくても良いと思って伝えなかったかもしれない。当時はできることは全てやってみるしかないと思って、知らせることにした。

長男が小学校の中学年の時、ギフティッドについての本を見せて、「お母さんはこれを読んで、もしかしたらあんたが該当するかもと思ったけど、そう決まったわけではなくて、自分でどう思うか考えてみな。参考になることもある

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「僕が文科省なら今の学校システムを変える」そうな

「僕が文科省なら今の学校システムを変える」そうな

長男がタイムリーな発言をした。本人は、文科省の「特定分野に特異な才能のある児童生徒に対する指導・支援の在り方等について」は知らないはずだ。家庭で議題にしたことはない。

私が「でもあんたに合うようにしたら、今度は大半の子が付いて来れないっていう問題が発生しないかね?」と言うと、「じゃあ新しく学校作る」と返ってきた。

私 :へー、いいんじゃない?けど、もしかしてそれって、そういう思いを持った人が結

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