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【ニュース感想文】21年前の名曲、リンキン・パークの『Numb』が人気急上昇中

こんばんは!
色褪せない名曲は1人歩きを始める!小栗義樹です!

本日は火曜日!火曜日はニュース感想文!
ということで始めて参ります!

本日の題材はコチラ!

21年前の名曲、リンキン・パークの『Numb』が人気急上昇中
です。

世界中に衝撃を与え、伝説のロックバンドとしての呼び声が高い「Linkin Park」の名曲「Numb」が21年もの月日を経てもいまだに根強い人気を誇っているということが示された記事です。

記事によれば、ビルボードのクローバルチャートでは136位にランクイン。ピーク時の124位からさほど離れることなく、33回目のチャートインを果たしているとのこと。また、ハードロック・ストリーミング・ソングスというチャートでは11位から8位へと順位を上げ、再びトップ10入りを果たしているそうです。

ちなみに同バンドの人気曲「In the End」については同じくハードロック・ストリーミング・ソングスで2位まで浮上。この曲の最盛期の順位に匹敵するほどの人気を見せているとのことで、伝説は今なお続いているということをしっかりと見せつけているようです。

この記事には、どうして今なお人気なのか?の分析がありません。あくまで2つのチャートの順位をまとめているだけです。おそらくですがこういうのって、順位の推移を見せないと凄さが伝わらないと思うのですが、僕のような音楽好きからすると、このランクインは凄いことであり、同時に当たり前かなとも思えてしまいます。

リンキンパークを初めて聞いたときの衝撃、また、ボーカルのチェスターの突然の訃報によるショックは、今でも僕の中に強烈に残っています。

21世紀で最も売れたバンドと言われていて、そのセールスは1億枚以上です。それだけでなく、21世紀で最も衝撃的な発明をしたロックバンドでもあるなと個人的に思っていて、リンキンパークが出てきて、世界が熱狂したからこそ、現在の日本における「ミクスチャーロック」や「ラウドロック」のブームがあるのだとも思っています。

簡単に言えば、デジタルっぽい音でヘビーなサウンドを作り、そこにキャッチーなメロディーをのせることに成功した初めてのバンドがリンキンパークです。そういう認識で良いと思います。また、心が掻きむしられるようなストレートな歌詞によるアプローチもリンキンパークが初めてでしょう。日本では、pay money to my painなどがフォロワーです。ということはやはり、日本のラウドロックブームのフィクサーは彼らという事になると思います。

僕は2ndシングルであるCrawlingから入りました。当時はヴィジュアル系の音楽にドップリだった僕ですが、この曲を聞いたときに、明らかなレベルの違いを体感したのを覚えています。

自分の音楽への意欲が拡張された瞬間とでも言えばいいのでしょうか、とにかく根本的に普通のロックではなかったのです。英語なんか分からないのに、感情が手に取るように分かる歌唱をしていて、無機質な音なのに波を感じやすい。緩急がはっきりしているからなのでしょうね。当時の僕が知っている音楽には無かったノリと構成だったので、本当にびっくりしました。

今僕は、リンキンパークを語るために色々な要素を並べましたが、大事なのはそこではありません。シンプルにカッコいいんです。カッコいいのに取っつきやすいんです。リンキンパークがもたらした発明はこれです。普通なら少し抵抗がありそうな曲調・歌唱法なのに、かっこよくて取っつきやすく、真似したいと思えるんです。

NumbやIn The Endが未だに愛され続ける理由はこれだと思います。カッコ良くて取っつきやすい。しかも、歌詞にストレートな気持ちが反映されている。リンキンパークの歌詞には「葛藤」や「ジレンマ」みたいなものが組み込まれています。だから、社会の縮図が分かってきた若者たちが抱いた矛盾みたいなものにしっかりと刺さるのです。世界中の多くの若者が、リンキンパークを経て大人になっていくという構図が出来上がりつつあるからこそ、年数経過に合わせて何度も曲が聞かれるようになる。日本でいえば、ドラえもんやサザエさんみたいなものだと思います。並べるとジャンルが違いすぎますが、原理はこれと一緒です。

また大人は大人で、リンキンパークを懐かしむはずです。リンキンパークにお世話になった人たちは、定期的にリンキンパークに還ってくることでしょう。それは、チェスターという偉大なボーカリストを失ったことで、リンキンパークの曲を最大限に表現する手段がなくなってしまった事による、ある種のさまよい現象でもあるのかもしれませんが、帰還の最大の理由は、リンキンパークが21世紀の若者の支えになったからなのだと思います。

これからも、リンキンパークは根強く聞かれ続けるはずです。それこそ、若者が社会に矛盾を感じなくなることがない限りです。極論ですが、リンキンパークが聞かれなくなる日が来た時というのは、社会が矛盾を孕まなくなった日であると言ってもいいのでしょう。僕からすれば、そんな時代が来てくれたら嬉しいなとも思いますし、それによりリンキンパークの役目が終わってしまうのも少し寂しい気がします。

まだリンキンパークの曲に触れたことがないという幸運な方。本当に羨ましいです。ぜひ一度聞いてみて、色々な事を考えてみてください。きっとあなたにとって、素晴らしいバンドの1つになると思います。

というわけで、本日はこの辺で失礼いたします。
また明日の記事でお会いしましょう!
さようなら~

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