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発達障害の世界【当事者目線でおくる】

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2024年5月の記事一覧

重度の脳障害があると知ってからの生活

重度の脳障害があると知ってからの生活

知りたくない事実を知って、私の生活はどう変わったか書いていく。

とにかく中年になったらどうしようという不安が凄まじかった。

当たり前の生活を一人でおくれない自分は誰かに頼らなければ生きていけない。

親亡き後の事を嫌でも頭をよぎったし、結婚も考えた。

もちろん20年以上も普通の人として生きてきた私には当然、知り合いも多く周りの目もあった。

友人は彼氏と同棲したり、旅行に行ったりしていたが、

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私が虐められていた理由

私が虐められていた理由

虐められて悩んでいる人、自分の子供が虐められて悩んでいる親御さんは今の時代でも割といるのだろう。

では虐められる理由はなんなんだろう。

これは私が小中学生の頃、最も知りたかった事である。

今なら医学的な側面からも生物学的(動物学的)な方面からも分析できる為、解説していこうと思う。

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子供の成長を阻害させる親の言動

子供の成長を阻害させる親の言動

自分で言うのもなんだが、私は、傍からみたら所謂「良い家」の出身だと思われがちだ。

比較的経済的にも裕福で、父親は一部上場企業の部長クラスだったと思う、当たり前以上の教育を受け学歴も兄弟ともにそれなりに高い。

一見恵まれすぎている家庭だ。

しかし、私の感情、価値感覚、社会性、協調性を大きくゆがめられていたと大人になった今も思う。

子供のころから、疑問だらけの柵があったのも事実で不満はあった。

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理解されないギフテッドの世界

理解されないギフテッドの世界

私は発達障害の為人とは幾分か変わっている。

ギフテッド的傾向があったので当事者しかわからない感覚、不便さを今回はギフテッドに焦点を当てて書いていきたいと思う。

才能があり、周りが愚かに見えていた子供時代、尊敬される事もあったのだが、たいていの学生時代は、私は人から見下され、この社会の中で底辺を沢山経験してきたと思っている。

ギフテッドだけしか見る事ができない人生をこの記事を読むことで、今回は

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子供の頃から感じる自閉症の兆候

子供の頃から感じる自閉症の兆候

「うちの子自閉症ではないかしら?」

ひと昔前では、こんなの絶対に認めたくないと思う親が多かった。

今はむしろ早期発見と療育で子供を守ろうと考える親が増え、親たちは受診に積極的だ。

そんな親御さんにわかりやすいように、正真正銘の自閉症者(他に記事を参考にして欲しい)の私が“子供の頃から感じていた自閉症の兆候”をわかりやすくまとめてみた。

当時の私の感覚や、気づいてほしかった点、自責の念など私

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TMS治療の驚愕の変化‼

TMS治療の驚愕の変化‼

TMS治療に関しては様々な意見が飛び交っている。

高額な治療費が問題となり、不安商法の悪質商売だと新聞に掲載されていた事もある。

私もたくさんの情報に振り回され、TMS治療の途中経過や、自分なりに調べた他の脳の医学的知識等と絡めて自分の感覚を度々記事にしてきた。

またTMS治療に携わらない脳外科医、脳解析医を訪ね、TMS治療について質問した事もあった。

今回はTMS治療を30回受けた後の自

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