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瞳に勇気、背中に未来 ―やがて冒険の世界に巣立つ君へ―

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おとなはかつて子どもだった。 しかし、そのことをおぼえているおとなは少ないものだ。  ――サン=テグジュペリ『星の王子さま』 ◆すべての少年少女は、やがて大人となり、社会の構成…
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2022年1月の記事一覧

「仕事って悪くないかも」若手社員と中学生が“働く未来”をソウゾウしてみた

「仕事って悪くないかも」若手社員と中学生が“働く未来”をソウゾウしてみた

創業者・松下幸之助は未来を担う若者たちへの応援メッセージを数多く残しています。その思いは、いまもわたしたちの大きなテーマのひとつ。連載企画「youth for life(ユースフォーライフ)」では、若者が、自分や誰かの人生とくらしのために、その「青年の力(興味、関心、熱意、素直な心)」を大いにのびのびと、正しく使おうと模索する姿を発信していきます。

2021年12月、パナソニックセンター東京で、

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自尊心や自己肯定感と開業率

自尊心や自己肯定感と開業率

枕にかえて 日本は開業率が低い。2020年に中小企業庁が出した中小企業白書内の数値では(厚生労働省の「雇用保険事業年報」を用いて算出されるものだが)1988年をピークにして2018年度は4.4%である。新規事業者は全企業中で5%にも満たないのだ。

 上の括弧内でも触れている通り、雇用関係の成立や消滅を開廃業と定義づけているため、雇用者が存在しない単独事業者などは開業の実態を把握できていない。しか

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次代をしょって立つ若者の、活き活きした顔をこれからもずっと見たい

次代をしょって立つ若者の、活き活きした顔をこれからもずっと見たい

前職は愛媛の山中で20年間、村おこし。
その間15年にわたってインターンシップを担当し、深く関わった学生は150名を数える。

用意したプログラムは2週間の住み込みで、自分探しが目的。
慣れ親しんだ環境から隔絶されて、自分の内面を見つめ直す2週間だ。
愛媛だけでなく関西、関東から集まった学生たちは、いきなりの共同生活の中、昼は仕事、夜はディスカッションを繰り返し、自分を探し続けた。
ほとんど修行僧

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年始に抱負や目標を立てても仕方ないので生きたいように生きてくれ

年始に抱負や目標を立てても仕方ないので生きたいように生きてくれ

 2022年になった。2000年を迎えるにあたりノストラダムスの大予言で大騒ぎしていたのがウソみたいである。あの頃から20年以上も経過しているのだ。当時15、6歳だった僕はすでに30代の後半。すっかり中年街道まっしぐらである。

 どうも、えんどう @ryosuke_endo です。年始になると「今年は…」とか「去年できなかった〇〇を…」といった意思表明があらゆるSNSで溢れかえるが、それに向けて

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攻撃と地道な努力 ゼンメルワイスとリスター

「まんが医学の歴史」は大変面白いので、みなさん読んでみられることをお勧め。その中で、対照的な人生を送ることになった二人が紹介されている。ゼンメルワイスとリスター。この二人は、消毒が多くの患者の命を救うことをそれぞれ発見したのだけれど、人生が大きく違ってしまった。

ゼンメルワイスは、同じ大学病院にある二つの産婦人科で大きく死亡率が違うことに気がついた。いろいろ調べた結果、死亡率が異様に高い産婦人科

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