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マウンテンランニング色々

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マウンテンランニング、トレイルランニングレースについての色々
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#ワールドカップ

僕はスポーツが出来ない

僕はスポーツが出来ない

9年前、36歳の時に書いた僕の子ども時代のエピソード。
そして、トレイルランニングに出会ったきっかけについて。
*2024/1/2加筆修正

僕はスポーツが出来ない
これは僕の学生時代の友人のよく知るところだ。
そもそもずっと生徒会で、文化祭や体育祭の実行委員そんなばかりやっていた。
劇の会やイベントでも照明をやったり、何かを「創る」事が好きなのは昔から
変わらずだけど。

「教員免許を持っていて

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Smarna Goraへ

Smarna Goraへ

スロヴェニア滞在の1週間を忘れないうちに更新しようと思いながら毎日慌ただしく、なかなか更新出来ずにいる。

結果、順不同になってしまうのだけどタイムリーに感じたことを残しておくのも大切ということで、昨日(滞在6日目)のことを書いておこうと思う。

待ち合わせたけど…

この日はマウンテンランニング国際連盟(WMRA)の会長Tomo Surfさんと会うことに。スロヴェニアには主にマウンテンランニング

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Piz Tri Vertical 2022 ~2022マロンノ滞在記①~

Piz Tri Vertical 2022 ~2022マロンノ滞在記①~

8月1週目、北イタリアのマロンノへと行ってきた。

今回で3回目の訪問。

1回目はワールドカップレースに参加するため。

2回目はワールドカップレースではなかったが、イタリアの伝統レースかつ前回の滞在とオーガナイズが素晴らしく惚れ込んだため。

そして、今回はヨーロッパではコロナ禍でも随分と生活が元に戻り、招待の連絡が来たため、家族同伴での訪問を相談したところ、快諾してくれたので1週間現地の皆さ

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生き物として丈夫なだけでなく、執着しないから強い。

生き物として丈夫なだけでなく、執着しないから強い。

世界中を走っていると沢山のランナーに出会う。
彼らに共通するのは競技力だけでなく、人間性の素晴らしさだ。

力強い走りをするだけでなく、彼らは驚くほどタフだ。
レース直後に一晩中飲めや歌えやの騒ぎをしても翌日ケロッと起きて、いつも通り山に登ったりしてしまう。

競技力や持って生まれた才能は真似できないとしても、彼らから学んで成長をすることは出来る。その彼らのパワーの源を知ってもらうことが、強くなる

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マウンテンランニングワールドカップに挑戦しはじめて10年、思い出話をもう1つ

マウンテンランニングワールドカップに挑戦しはじめて10年、思い出話をもう1つ

2012年に初めて出資したワールドカップ。
レース前日には国際枠の選手のためのブリーフィングとディナーパーティがあった。

レストランに到着すると思い思いに着席し、すでに談笑をしている人々。うーん、どの輪に入ったら良いのだろう???と思いつつも座らなければ始まらない!えいやっと座って挨拶をする。

ここにいるのは皆選手かと思いきや、家族やパートナーなど必ずしもコーチや選手だけではなく、カジュアルな

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初めて世界選手権出場を決めた時の感動をもう一度 

初めて世界選手権出場を決めた時の感動をもう一度 

2013年のこと、僕はマウンテンランニングの世界選手権に出場すべく、マウンテンランニングのワールドカップを転戦していた。もちろんシリーズ全体に興味もあったけど、世界選手権に日本代表として出場したいという強い思いがあった。

しかし、日本ではマウンテンランニングのワールドカップはおろかそれに準じたレースもない。世界に挑むためにはどうすればいいか?マウンテンランニングのワールドカップに出場する前にも色

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マウンテンランニングワールドカップに挑戦しはじめて10年

マウンテンランニングワールドカップに挑戦しはじめて10年

2012年7月末にマウンテンランニングワールドカップに初めて出場した。

この時、走ったのはスロベニアの山岳レース"Tek na Grintovec"
9kmで2000m登るレースで、登山口から山頂まで一気に駆け上がるとてもタフなレースだ。山頂付近は岩がちで最後はよじ登るようにしてフィニッシュにたどり着いた。

この時の僕のタイムは1時間44分で35位。
ちなみに優勝の選手は1時間17分!

この

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2022World Masters Mountain Running Championshipsに向けて

2022World Masters Mountain Running Championshipsに向けて

僕は過去3回マウンテンランニングのマスターズ世界選手権に出場している。
順位は以下の通り。

2018年:14位
2019年:7位
2020年:延期
2021年:11位

同世代は一緒にワールドカップを走った選手をはじめ、まだまだ層が厚い。
けれども、チャンスを狙ってコツコツ続けていればいずれその機会は訪れるし、
何より僕はマウンテンランニングが好きだ。

今年は嬉しいことに同世代で一緒に参加して

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マウンテンランニングワールドカップ復帰へ

マウンテンランニングワールドカップ復帰へ

9月に行われるマウンテンランニングワールドカップのレースから昨年招待が来ていた。

日程調整がつきそうだったので、
「今年は行けそう!!」
って送ったら、
「宿泊etc手配するよ!!」
と快諾の返事が!!

2020年はマウンテンランニングワールドカップは中止。
2021年は再開したけども日本からの渡航の敷居は高く(帰国後2週間隔離はスケジュール的にほんとキツかったし、家族にも大変負担をかけた)、

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新規スポンサーのご報告:株式会社バックストリートさん

新規スポンサーのご報告:株式会社バックストリートさん

映像制作会社のバックストリートさん。
アスリート支援会社BLUETAGとの繋がりからジュニアトレイルランの映像を撮影していただいたこともあります。

この度、みやちふじおの競技活動及びFUJIO PROJECTの活動に賛同いただき、22年度を通じてご支援いただけることとなりました。ありがとうございます。

株式会社バックストリートwebsite

バックストリートさんに撮影いただいた第4回TOKY

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国際マウンテンランニング連盟への寄稿、STORY8 日本語版

国際マウンテンランニング連盟への寄稿、STORY8 日本語版

5月から続けてきた寄稿もいよいよ最終回。友人の助けあってこそだけど、とてもやりがいのある寄稿でした。今回は完結編ではありますが未来に向かって思うことを色々と書いてみました。

また、当初は8月中に完結すると思っていたのだけど、9月に入り込んだので、9/4(土)マスターズ世界選手権後の公開となります。前後して書いているので若干時勢がおかしなところがあるかもしれないけれど、その点ご容赦ください。

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国際マウンテンランニング連盟への寄稿とSTORY6 日本語版

国際マウンテンランニング連盟への寄稿とSTORY6 日本語版

この機構も今回を入れてあと3回。残り1ヶ月と思うと寂しさが募ってきた。僕に書けるだろうか?と思いつつも翻訳を友人に助けれながら書いてきた。僕一人で話し得なかったのは間違いないが、とても良い景観になっているし、これからも「やりたい!」と思ったら手を挙げる大切さをしみじみと感じている。コロナ禍になって先が見えない日々が続く。日常はいつ日常でなくなるかなんてわからない。だから、飛び込むチャンスがあるなら

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国際マウンテンランニング連盟への寄稿とSTORY5 日本語版

国際マウンテンランニング連盟への寄稿とSTORY5 日本語版

国際連盟への機構も今回で5回目。後半戦に突入した。担当アスリートそれぞれにテーマをある程度割り振られて書いているが、こうして綴っていると、触れておきたいレースのことや旅の思い出などがどんどんと湧き上がる。

今回触れたのは「アジアから参戦する際の難しさと2019年にアルゼンチンで行われた世界選手権」について。過去記事と英文、そして最後に日本語原文を載せているので合わせて読んでください。

STOR

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マスターズ世界選手権に向けて

マスターズ世界選手権に向けて

9/4(土)にオーストリアにて開催されるマウンテンランニングマスターズ世界選手権に向け、準備を進めている。

本来ならば昨年の9月上旬開催の予定であったが、このご時世で1年順延して開催されることになった。なお、オーストリアでは感染は随分と落ち着いたようで定期的に現地とやりとりをしているが6,7月も既に様々なイベントが行われ、日常を取り戻しつつある。

新たなルール今回のレース出場当たって、通常のレ

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