初めて世界選手権出場を決めた時の感動をもう一度
2013年のこと、僕はマウンテンランニングの世界選手権に出場すべく、マウンテンランニングのワールドカップを転戦していた。もちろんシリーズ全体に興味もあったけど、世界選手権に日本代表として出場したいという強い思いがあった。
しかし、日本ではマウンテンランニングのワールドカップはおろかそれに準じたレースもない。世界に挑むためにはどうすればいいか?マウンテンランニングのワールドカップに出場する前にも色々なレースに出場した。
2009年のXTERRAのトレイルランワールドチャンピオンシップでは総合5位、年代では世界一になったり、アメリカのトレランハーフマラソンチャンピオンシップ(代表選考レース)に出場したり、名をあげて世界から少しでも注目してもらうべく色々なことをしていた。
今でこそ、日本も派遣のための選考レースが開催されるようになったが、僕がマウンテンランニングの世界に飛び込んだ頃は選考レースはないし、例えば、派遣基準となる記録もない。そこで、知人を介して、日本陸連の担当者を教えてもらい、その部署宛に僕はW杯レースの成績を都度送り続けた。もちろん、送れども回答がある保証はない。しかし、思いは届いた。
イタリア、スロベニアのレースを終え、次のレースに出場すべくポーランドに移動して、レース会場の町についてホテルでメールチェックをしていた時のこと…。
初めて、日本陸連から回答がきた。
しかも、「先日のスロヴェニアでのレース結果を踏まえ、9月8日にポーランドで開催される世界選手権に日本代表として派遣することを正式に決定しました」と、代表派遣決定のこれ以上ない朗報。
連戦と移動で疲れも溜まっていたが、ホテルのベットの上で妻と手を取り飛び跳ねて喜んだ。言葉に言い表すことのできないほどの喜びが溢れた。
*僕はレース以外にも連日走り下見やトレーニング、妻はサポートとして運転だけでも2000km以上この時点で走っていた。国が変われば標識も変わる。転々としながら、知らない土地を旅するのはこれ以上なく楽しいが、同時にしんどさも並大抵ではない。
ワールドカップ転戦は世界選手権に出場するために代表派遣の資格を得るためでもあったので、ポーランドのレースはキャンセルして少しゆっくりすることにして、ポーランドは代表派遣決定のお祝いも兼ね音楽家にゆかりのある土地などを訪ね、少しだけ休息期間を設けることにした。
*実はこの後、アメリカに移動して、3日間のステージレース、中1日で2日連続のレースを再び走るというハードスケジュールが待っていたこともある。
ちょうど、代表派遣決定の連絡が来たのが、9年前の今頃。
ステージや目標は加齢とともに少しづつ変わっているけども、
あの時の自分に負けないよう今の目標に向けて、まだまだ走り続ける。
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「RUNNING ZUSHI」
逗子市内池子の森自然公園内400mトラックを拠点にしたランニングチームです。Facebookページ
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