見出し画像

#82[散文詩]怨みの炎[208字]

怨みで拭われる苦しみとは


灰塵に帰することなく

静謐な闇の中で 色を失った炎が 喉を焼く
怨みの業火は わが身を焼き尽くす


火よ、小さく、小さく、小さく……
何に転化せず その禍々しい 鬼火は燻る

燃えがらから立ちのぼる煙 遺る消し炭
風に 飛ばし、水に 流し 

黒い炎は 再び点いては すべてを焼き祓う
残り香から 火が点き 焼き祓い 燻る

焼きついた影が 陽に照らされて
なお色濃く そこに在る

記憶の彼方に はるか遠く 吹き去ってゆくまで


あなたに代わり

星を詠む

2024/7/7〜 7/10 筆 (208字)


解説
つぶやき(140字)を超える作品に挑戦。
文字のキャンバスを広げる試み。後で直します。
こういう作品こそ、語彙ですね。駄文でも出します。
大丈夫、いつかきっと書ける(原典はこのノート

収録先

関連記事

今日の一枚(みんフォト)

14歳 中東系
イギリス人(指示文)

【お知らせ】プロフィールを更新しました。


あとがき

星を詠む


それではまた、次の記事でお会いしましょう!

▶ほかの記事をお探しですか?(記事検索)
すべての記事:人気、急上昇、新着、定番など

スキ、コメントが1番うれしいです!私の記事を元にあなたの記事を書いてもらうのも大歓迎!感想お待ちしてます。